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今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

宿命のライバル

 
 学会から無事帰還し、いつもどおりチャリでラボに向かう私。大学構内の見慣れた景色に、ふと違和感を感じる。

pink wide


 違和感の正体はこれ↓

pink close


 疲れた眼を癒してくれる(^_^)このどぎついピンク色の噴水。実は、宿敵 UC Berkeley (Cal) とのカレッジフットボールの試合が今週末に迫り、学内あちこちでいろいろと盛り上がっているイベントの一つ。

 一応、Stanford の College color である Cardinal red のつもりらしいが、どこからどう見ても、ショッキングピンクにしか見えない。


 ちなみに、いつもはこんな感じ。ライトアップではなく、水そのものの色がピンクというのがすごい。

normal close


 数年前、初めてこれを見たときは、赤潮でも発生したのかとかなり驚いた。昨年紹介したマスコットといい、このピンク噴水といい、この大学のセンスに一抹の不安を覚えるのは私だけだろうか。



 この試合、あまたあるカレッジフットボールの試合の中でも、固有名詞で「Big Game」と称されるほど歴史のあるものらしい。1982 年の Big Game における試合終了前4秒の大逆転劇は、これまた固有名詞で「The Play」と呼ばれている。私が学部生の頃にも、宿命のライバルといわれた京大と関学のアメフトの試合、いわゆる京関戦は年に一度のビッグイベントだったが、こっちは盛り上がり方が桁違い。現役学生からOBに至るまで、多くの観衆が押し寄せる。




 人が集まれば、それに付随したイベントも多々行なわれる。例えば、Big Game に先立ち、今週前半に Blood Drive、いわゆる出張献血が大々的に行なわれた。その宣伝看板は、こんな感じ。

blood


「この試合、きっと血を見ることになるだろう。」 -スタンフォード血液センター


beat cal


「奴らに敗北を、我々に血を。」 -スタンフォード血液センター



 日本赤十字センターも、これくらいのユーモアがあって良いんじゃないかと思う。
 
  1. 2008/11/22(土) 07:39:59|
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異文化伝承

 
 うちの Department を含むスタンフォードの神経科学研究に対して、政府関連の大きな予算がもらえることになったらしいのだが、それに際して、うちのボスがお偉方の皆さんにプレゼンをする代表の一人に選ばれたとのこと。相手が相手だけに、あまり専門的な話をするよりは、キャッチーなトピックで盛り上げた方が良いのは自明の理である。


ボス:視覚的に訴えかけるようなアナロジーで、うちのラボの大きなテーマである「行動と分子をつなぐ神経回路を理解することの重要性」を主張してみたいんだけど、何か良い例えはないかしら。


 つまり、全体を構成する各部品(遺伝子・タンパク質・細胞)及び最終的に何が起こるのか(生体の行動)が比較的よくわかっている場合、あえてその中間を理解することがどれだけ重要なのかをうまく説明したいらしい。

 例えば、コンピューター。抵抗やコンデンサ、ダイオードなどの各パーツについてはよくわかるし、コンピューターの操作も大体わかる。内部で何が起こっているかを良く知ることで、活用の幅が拡がる。


ボス:っていうのを考えてみたんだけど、なんかいまいちなのよね。何か持って見せたりしにくいし。


 じゃあ、料理なんかどうですか? 片手に小麦粉・卵・バター、もう片方にパンでも持って、腕を磨けば料理の幅が拡がり、かつ材料に対するより深い理解にもつながる、とか。


ボス:あたし、料理苦手なのよね。


 そういう問題ですか(-o-)



 1時間ほどして、ボスが興奮気味に戻ってきた。


ボス:ねえねえ、あのときのオリガミはどう?


 あー、あれなら面白いかも(^o^)


 約6年前、1ヶ月のハネムーンから帰ってくるボスをサプライズで祝おうと、当時渡米したばかりの私を入れた4人のラボメンバーで、留守中のボスの部屋を飾りつけした。私の担当は折り紙。日本人なら誰でも一度は作ったことのある、こんな奴↓をたくさん作って、天井から吊るしたり、デスクに置いたりした。

origami1


ボス:あれ、後でバラしてみたんだけど、パーツ一つ一つは単純よね。


 そうですね。組み合わせ方を覚えれば、いろんなバリエーションもありますし。


ボス:あたしは二度と復元できなかったし。


 ということで、現実逃避を兼ねて、実験スケジュールをやりくりして、上の箱を作ってあげた。ついでに、やはり定番の鶴と、そのちょっとしたバリエーションの恐竜も作ってみた。

origami2


ボス:もしかしてイヌとかネコとかも作れるの?


 あいにくネコは知りませんが、イヌならなんとか。あと、カエルとかペンギンとか。


ボス:ファンタスティック! 急がなくて良いから、作ってくれると嬉しいわ。


 いいですけど、それってプレゼンテーションとなんか関係あるんですか?


ボス:全然。うちの子供たちが喜ぶと思って。


 でしょうね。


 そこにたまたま通りかかったB教授。折り紙を見て、アメリカ人らしく、実際に思ってる9割増しで褒めた後、


B:あー、やっとわかった。こういうときのために彼みたいな日本人ポスドクを雇ったのか。

ボス:・・・もちろんよ!


 そのはなんですか? ジョークで切り返すなら即答してくれないと、なんかホントみたいじゃないですか。
 
  1. 2008/09/17(水) 04:41:58|
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続・似て非なるもの

 
 ちょうど1年ほど前、こんな日記を書いた。


 先日たまたま、あの伝説の「Chocolate Sushi」の前を通りかかった。何か違和感がある。見ると、昨年、見た瞬間に一気に食欲を減退させたあの赤い看板の色が黄色に変わっている。やっぱりつぶれたか、と思ってよく見ると。


Tofu House


 あ。下にこそっと残ってるやん。「Chocolate Sushi」のロゴ(^_^)


 ちなみに、Tofu House は、このあたりに何軒かある我が家の大好きな韓国料理屋の名称と同じ。ということは、もしかして抱き合わせ?

 オーナー、安全策を取ったな(-o-)

 しかし、入りやすくなったことは確かである。もし寿司がダメでも、豆腐スープやビビンパに逃げれば良い。




 そして日曜日。ついに挑戦するときが来た。 <褒めてください



 店に入ると、威勢の良い

「いらっしゃいませ~!」

の掛け声。意外にも日本語っぽいアクセントである。


 広い店内では巨大なTVスクリーンでボクシングの試合が放映されている。寿司ネタのカウンターがなければ、雰囲気はスポーツバーに近い。


 メニューには、寿司と共に、我々好みの韓国系料理が並んでいたので、早速豆腐スープをオーダー。更に海鮮石焼ビビンパとビール。


 これでは何のために来たのかわからない。


 このままでは埒が明かないので、恐る恐る握りのメニューを見ると、写真つきのメニューの中に、たった一つ、写真のないアイテムがある。その名も、

Chocolate Sushi (^o^)


 発見した長女が、

「あたし、これがいい!」

 無知というのは恐ろしいものである。とはいえ、正直好奇心を抑えることができなくなった私、ま、どうせ名前だけやろという冷やかし半分で、これを注文。


 まずは豆腐スープとビビンパ到着。旨い。運んできた韓国人風のお兄ちゃんに聞いたら、やはり我々の好きな韓国料理チェーン店が、つい最近一緒になったとのこと。旨くて当然か。


 そして。

 
 ついに来た。


Chocolate sushi




 来た瞬間、甘~い香りが漂う。こ、このツメらしきものは、まさかマジでチョコレート???


 食す。


 ・・・。


 結構いけるかも(^o^)


 シャリの上に載っているのは、アボカドと軽く揚げたウナギ。チョコレートソースとの組み合わせが、予想外に良い感じ。パン粉も食感にアクセントを与えている。シャリはあっても無くてもいいので(^o^)寿司というよりスナックに近いが、アイデア倒れというほど悪くはない。

 勢いに乗って、ひらめのエンガワも握ってもらう。旨みがちと足りないが、歯ごたえが良く、普通に美味しい。

 日本文化を冒涜する、あり得ない寿司レストランとして紹介しようと思ったのだが、ここ、意外とお勧めです(^o^)




 さて。これで3つのうち2つをクリア。残るはただ一つ。オンラインレビューで、

「シャリの大きさがモンスター級」

という、寿司屋の常識を覆す評価を受けていた、
あの「Monster Sushi」である。


 と思ったら、ここもなぜか、最近になって店の名前が変わった。

Dancy sushi



 ・・・「Dancy Sushi」? 踊るような寿司? しかも、相変わらず電飾?



 すいません。挑戦までもう少し時間をください m(_ _)m
 
  1. 2008/07/02(水) 09:25:16|
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すんません

 
 私の研究テーマは「運動学習のメカニズム」。ヒトではなくマウス、しかもある特別な実験系を使っているので、job talk のように広い分野の聴衆を惹きつけなければならない場合には、いきなり自分の実験データからではなく、できる限り一般的な話から始める必要がある。


 かつては野球選手の写真で盛り上げていたのだが、ここ数回の発表では、昔取った杵柄ということで(^o^)自分の陸上部時代の試合の写真を使っている。つまり、

「トレーニングにより、フォームが矯正され、スピードが増し、記録が向上した。これも運動学習の一つの例である」
 
と始める訳である。さらに、

「もし当時、運動学習のメカニズムを知っていれば、世界陸上くらい軽く優勝できたのだが」

と、軽くジャブ(^o^) もちろん実際にはそんな単純なものではないが、そこはアメリカ。この程度の冗談は、軽く受け流してくれる。



 さて、今回の Job interview。Talk の直後、個別面談のため、ある faculty の部屋に入るや否や、

「君、ベストタイムはどれくらいだったの?」

 ずいぶんお茶目な人だなぁ。まだその話引っ張るか?と思いつつ、ベストタイムを答えた後、これもジョークの続きなんだろう、くらいの気持ちで

「いやあ、もっと早くこの研究始めていれば、世界陸上くらい出られたんですけどねぇ」

と偉そうに答えたところ、

「僕、1991年の世界陸上に出たんだけど」

 え?

「あれって、メカニズムがわかれば勝てるってもんじゃないと思うけど」

 いやもう、あれはただの冗談で。

「陸上って、そんな単純なものじゃないよね」

 はい、もう仰せの通りにございます。すみませんでした m(_ _)m


 冗談が通じねえ(-o-)


 この方、マジで1991年世界陸上東京大会800Mのアイルランド代表選手でしたわ。





 今回、faculty の方々との夕食は、高級イタリアンレストラン。5人でワイン4本空け、私も結構いい気分になって(<飲んだのかよ)、さあ解散。・・・と思いきや、2人がまだ飲み足りないらしく、レストランの向かいにあったスポーツバーへ。


「まだ飲むんですか?」

と聞いたら、

「『まだ』とはなんだ、『まだ』とは。雇わんぞ

 げ(-o-) すんません、すんません。私も行かせていただきます <そこまでしなくても良かったかも


 結局、更に地ビールジョッキ2杯御馳走になり、ホテルに戻って爆睡。翌朝、友人と会う約束を、思いっきりぶっちぎる。

 本当にすみません m(_ _)m > I 君@New York



 よく考えたら、これ、パワハラじゃないのか? ・・・ま、タダで飲めたから、いいんですけど。
 
  1. 2008/05/10(土) 05:04:19|
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まさか

 
 昨日、とある大学の Search Chair から

「近いうちに電話インタビューするから」

というメールをもらって喜んでいたら、今朝、

「じゃあ、『今日の11時』ね」  <おい


 で、今さっき、電話インタビュー終了。・・・行って直接しゃべる方がずっと楽(;_;)


 この電話インタビューを元に、私を実際に現地でのインタビューに呼ぶかどうかを決めるそうだ。


 いろいろ体験させてくれるよ、この国も。





 はっ。今日はエイプリルフール。

 まさか、からかわれてるんじゃないだろうな?


 Search Committee の方々がそういう意味不明なユーモアセンスを持ち合わせていないことを切に祈る。 >それにしても、エイプリルフールに電話インタビューするか、普通 (-_-)
 
  1. 2008/04/02(水) 04:20:42|
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他山の石

 
 一昨日、他人の Job talk を聞きに行ってきた。別に冷やかしに行った訳ではない。分野は違えど、同じ Basic research。参考になるものはなんでも吸収しないと。



 自分が一度体験してみると、他人の発表に対しても、これまでとは違った見方をするようになる。

「プロジェクトを始める動機づけが弱いな」

とか、

「近い将来、どう膨らませるつもりだろう」

とか、

「そこ、もしかして笑うところ? ひょっとして、スベった?

とか(^o^)


 Talk の後にもスケジュールが詰まっていることを思うと、「お互い頑張ろうな~」という気分にもなったが、せっかくなので、Talk 中、自分がされたら困るであろう類の質問もしてみた。 <意地悪



 実のところ、自分の Job interview では、Job talk は思っていたほど大変ではなかった。まあ、まだ1回しか経験していないのでどれだけ一般化できるかはわからないのだが、出発前に「大変だぞ」とさんざん脅かされたランチとディナーも、事前に予想したより比較的楽だった。


 ランチは、初日が学生さん15人くらいと会議室のようなところでピザ。二日目はポスドク4人と大学近くのイタリアンカフェ。共に1時間半も予定されていたので、時間をもてあますかなと思ったが、結構楽しかった(^o^)

 Faculty 5人とのディナーもそうだったが、私、莫迦話を要求されるシチュエーションは、あまり苦にならない。

 自分がいかに研究「以外」のことに向いているかを、あらためて実感(-o-)



 私の場合、Job talk よりも大変だったのは、2日間みっちり計画された Faculty との面談だった。応募した先が比較的大きな Department だったせいか、予想していた一対一の個別面談は4人だけで、あとは2ないし3人の Faculty とのグループ面談がいくつもセッティングされていた。

 それぞれ各1時間に及ぶ公開尋問怒涛のような質問の嵐。内容もさることながら、とにかく日程が超タイト。朝8時半から夜9時(2日目は5時半)まで、途中10分の休みすら与えられないので、面談直前に5分漬けしようとたくらんで持参していた各 Faculty の研究内容の資料はまったく使えず。


 泥縄は良くない。 <当たり前だ by 妻


 しかも、一対一、グループいずれの場合も、後々のために面談の内容を記録しておく必要があるらしく、必ず誰かが質疑応答をすべてメモしているため、うっかり同じギャグも使えない(-_-;


 以前ボスに言われた

「アメリカで生き抜くにはジョークのストックが必要」

というのは、あながち嘘でもないようだ。





 2日間まったく休みなしというのは、Job interview では普通のことらしい。うちのボスがスタンフォードに Job interview に来たときも、まさにそんな感じだったそうだ。

 しかもうちの Department、当時は女性 Faculty がいなかった。脂ぎったオヤジ脂の乗った男性教授陣5人とのディナー中に手洗いに席を立ったときは、さすがにちょっと疲れていたんだそう。


 幸か不幸か、女性用トイレの前は長蛇の列。前に並んでいた人と世間話をしながらつかの間の休息に浸っているうちに、自分が今 Job interview のディナー中であるという話になった。

 すると、3人ほど前に並んでいた御婦人がそれを聞きつけたらしく、突然

「あなた、そんな大切なディナーなの?! だったら先に行きなさい! 順番譲ってあげるから」


 ボス、虎の子の休憩時間をフイにされてたまるものかと、丁重にお断りしたそうな。


 小さな親切・大きなお世話の良い例である。
 
  1. 2008/03/15(土) 05:10:14|
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極意

 
 月曜日の job interview も含め、今年に入ってからプレゼンテーションの機会が3回あった。お陰で、より良い(?)プレゼンテーションを行なうためのアドバイスを、いくつか得ることができた。



 先日の日記でも触れた1月の Lab Night。プレゼンテーションの準備がほぼできあがり、ボスに仕上がりを見てもらうことにした。


ボス:研究発表としては、これで十分面白いと思うんだけど。

 ・・・「研究発表として」以外に何があるというんですか?

ボス:なんかこう、盛り上がりに欠けるのよね。ジョークの一つでもあると完璧なんだけど。

 ・・・ちょっと今忙しいので、冗談に付き合っている暇はないんですけど。

ボス:何言ってるの? 私は真剣よ。


 彼女に言わせると、ジョークの一つもないプレゼンテーションを聞かせられるのは結構苦痛とのこと。私としては、そんなことを考えている余裕があったら他にすべきことがたくさんあると思うのだが、この後も顔を合わす度に

ボス:何か良いアイデアあった?

と聞かれるので、考えに考えた結果、本番では爆笑を取りましたがな、ボスをネタにしたジョークで。


 因果応報(^o^)




 先月、大学内の別のラボで発表させてもらったとき、そこの教授に言われたのが、

“Don’t put too much sugar only on a portion of the cake”


 これでも一応「研究」発表なので、ムービーやジョークなどは聴衆を惹きつけるための導入部に使い、いったん実験データの話に入ったら、後はだらだらと真面目にやればよいと考えていたのだが、どうやらその考えは甘いらしい。


 彼いわく、

「遊園地に子供を連れて行くときだって、最初にお菓子をあげただけじゃ、途中で退屈して駄々をこねだすだろ? 要所要所であげないと」





 もう一つ、今回の job talk の練習をするたびに言われたのが、

“Be American! ”


 謙遜は日本人の良いところでもあり悪いところでもあるのだが、サイエンスにおいては、謙譲の美徳が良い方に働くことはあまりない。特に、job interview のような自分を売り込まなければならない状況において主張しなければならないのは、


俺がやったんだ(たとえ誰かと一緒にやった実験でも)」

ものすごく面白いことを発見したぜ(本当に面白いかは別として)」

どうだ、すごいだろう(冷静に考えてはいけない。相手に考える時間を与えてもいけない)」


 つまり、自分自身が自分の研究にエキサイトしていない限り、誰もそれを面白いと思ってはくれないということ。もちろん、そのためにはそう言うだけではダメで、言葉の抑揚、ポーズ、ジェスチュアを同時に用いなければならない。


 論理構成も日本人の考え方とは大きく異なるものが求められる。証拠を固めて徐々に徐々に最終結論に近づこうとする日本人の発想に対して、今回アドバイスされたのは、「まず結論」。

 根拠はいらないから、とにかく結論。

 結論が最初にインプットされれば、少々論理に難があっても、聞いている方はついていきやすい。



 これらのアドバイスをできる限り聞き入れて作った、今回の job talk。身振り手振りを交えて盛り上げた結果、爆笑とはいかないまでも、要所で笑いを取ることに成功。


 次は会場を爆笑の渦に巻き込むべく、頑張ろう! <目指すところを完璧に間違えている
 
  1. 2008/03/08(土) 06:04:21|
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モデル再び

 
 実験装置の電源を立ち上げているところに、珍しくボスがやってきた。見ると、カメラマンらしき女性が一緒にいる。


ボス:この間から参加している Bio-X プロジェクトのウェブサイトに、あたしの写真を載せるっていうのよ。

 で?

ボス:「研究者らしく見える」写真を載せたいらしいから、この装置の前で撮ろうかと思って。

 今まさにこの実験装置で実験を始めようとしていたところですが、全然構いませんよ(-_-)


ボス:この人がカメラマンのジェシカ。悪いけど、セッティングを手伝ってくれる?

 まあ、ここを使われる以上、実験できるわけでもないですし、全然構いませんよ(-_-#


ボス:あたしはオフィスにいるから。準備が出来たら電話してくれる?

 私の時間は犠牲にしても、自分の時間は無駄遣いしたくないようですが、もちろん全然構いませんよ(-_-##



 撮影が始まると、ポーズを取るボスの傍らで、照明用の大きなボードを持たされたり、オシロスコープの画面をそれらしく調整したり、何かと忙しい。・・・一体何をやってるんだ、私。


ボス:ラボコート(白衣)着た方が実験しているように見えるかしら?

 いや、そのフローレンス・ジョイナーみたいな爪を見ただけで、実験しているようには全く見えませんから。



ジェシカ:真面目な顔ばかりじゃつまらないわね。あなた、ジョークを言って彼女を笑わせてあげてくれる?

 ・・・誰か別の人呼んで来ていいですか?

ボス:そういうときのために、ジョークのストックを持ってないとダメよ。

 そういうものなんですか。

ボス:そうよ。そうでないと、アメリカでは生きていけないわよ。後で教えてあげようか?

 いえ、私の場合、ジョークの前にまともな英語をしゃべれるようになるのが先ではないか、と。



 ボスもカメラマンも女性だからなのか、数十枚撮ってもなかなか満足いくものが出来ないらしい。突然、

ジェシカ:ちょっと、あなたもそこに座ってくれる?

 へ?

ジェシカ:「モニターを指差して結果を説明しているポスドクの話を聞くボス」っていう構図はどうかしら。

ボス:あ、それは名案♪

ジェシカ:はい、正面を向いてにっこりして。・・・あ、あなたはモニターの方を指差して、ちゃんと説明しているふりをしなきゃ。

 それって、「一生懸命説明するポスドクを笑顔で無視するボス」の図になるんじゃ・・・(-_-;



ジェシカ:あ、そうだ。私が合図したら、ゆっくりこっちに顔を向けてくれる?

 こうですか?

ジェシカ:そうそう。ほら、シャッタースピードを落としたから、あなたの顔がぼやけてるでしょ。こうすればどちらが主役かはっきりするし。

 ・・・そうまでして私を入れる必要が一体どこに(-_-#



 ということで、先日の「銀幕デビュー」に引き続き、モデルデビュー決定。3ヵ月後、Bio-X のサイトで、ボスの隣で背後霊のように写っているのが私です。

  1. 2007/10/31(水) 04:58:16|
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もしも

 
 小学校の Open House(授業参観) に行ってきた。



 娘の学校の Open House は、我が子の活躍を一目見ることが目的の日本のそれとは随分趣が異なる。どちらかというと「視察」的な意味合いが強い。担任の先生はどのように指導しているのか。他のクラスと比べて、我が子のクラスは良いのかイマイチなのか、などなど。

 学年が上がったらどうなるのかを探るために、上の学年の授業をチェックする親も多い。自分の子供がいるいないに関わらず、あっちこっちのクラスに出たり入ったりしても全然構わない。
 
 私も、3年生の娘のクラスの授業はさらっと見学しただけで(^o^)、上の学年のクラスを拝見させていただいた。



 面白かったのは5年生のクラス。壁には子供たちの詩が貼ってある。タイトルは

“If I were in charge of the world” 「もし私が世界の責任者だったら」


If I were in charge of the world,

I'd cancel ….

There would be more (less) ….

You wouldn't have ….


と続く訳だが、さすが5年生ともなると、「世界から抹殺する」のは

‘war’ ‘pollution’ ‘global warming’

と、立派な言葉が並ぶ。


 ・・・などと感心していると、「もっと欲しい」のは

‘computer game’ ‘play time’

「減って欲しい」のは

‘homework’ ‘injection’

「こんなものいらない!」は

“Wake up!” “Do your homework!”

と、子供らしいものばかり(^o^)



 こんなのもあった。

If I were in charge of the world,

I'd cancel vegetables

There would be more chocolate fudges as VEGETABLES

You wouldn't have “Eat your vegetables!”


 野菜がよっぽど嫌いなのね(^_^;



 ちょっと気になったのは、

If I were in charge of the world,

I'd cancel school and friendship

There would be more dynamites and gun powders

 大丈夫かな、この子。



 意外に多かったのが、

I'd cancel George Bush


 まあ、受信機のようなものを背負って演説していたせいで「大統領遠隔操作疑惑」がまことしやかに語られたり、

"I have a different vision of leadership. A leadership is someone who brings people together."

などと偉そうに主張して、「どこが違うねん!」とつっこまれたりするせいで、嫌われるというより、小学生にまで莫迦にされてるんだろうな、この人。


 日本だったら、首相を知らない小学5年生はいても、抹殺したいほど莫迦にしている子はいないだろうなぁ。


 素で笑いが取れる、という点では、ある意味羨ましい。
 
  1. 2007/10/13(土) 04:16:58|
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謎かけ

 
 朝、車の45Kマイル点検のため、サービスセンターに行ってきた。


 低血圧で朝はテンションが低い私の前に現れたのは、ジョージ・クルーニー系の渋い顔だが、テンションが柳沢慎吾のお兄ちゃん(-_-)


「ヘイ!今日はいい天気だね!俺はダン。会えて嬉しいよ!」

 名前を伝えると、

「おー、アキラ! 日本人かい! ところで、アキラってどういう意味なんだい?」

 ただの名前だよ(-_-) まあ、漢字にすれば、明るいっていう意味だけど。

「おー、brightness ね!じゃあ、君は bright star だ。わっはっは

 あ、ありがとう。・・・酔っ払ってんじゃないのか?

「じゃあ、No.3 のブースで待っててくれよな!」



 座って待っていると、間もなく現れた柳沢慎吾、

「この辺はアジア人が多いからね、俺も5ヶ国語を話せるようにしてるんだぜ。」

 それはすごいね。

「お前は日本人だよな? じゃあ、これわかるだろ」

 壁にピンで留めてあった何枚かのメモから1枚外して、得意気に見せてくれた紙にはこう書いてあった。


Sunburn No Door


 日焼け? ドアがない? なんじゃ、そりゃ?

「日本人だったらわかるだろ? な? な?」


 ・・・?


 !!


 3番のドア、ね(-_-)


「なんだよ、なんかおかしいのかい?じゃあ、ちょっと日本語で言ってみてくれよ」

 さんばん の どあ へ。・・・まあ、確かに。

「ほら、どうだ。同じじゃないか。俺の持ち場は3番だから、これを5ヶ国語で言えるようにしてるんだ。わっはっは


 ・・・私はあんたと謎かけしに来た訳じゃない(-_-#

  1. 2007/09/22(土) 04:30:57|
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