土曜日、長女の中学校の授業参観に行ってきた。
数学の時間。どうやら垂直二等分線の作図法の授業のようだ。今まで分度器と定規を使って作図してきたものを、コンパスを使って書こうということらしい。
授業の後半、先生が角の二等分線の作図の問題を出した。先生の意図としては、ちょうど習ったばかりの垂直二等分線の概念を応用することにあるのだが、生徒たちはそんなことにはお構いなし。
生徒A: 簡単じゃん。分度器使って・・・、
先生: 分度器は使わないでください。
生徒A: えーっ、そんなのできるわけないじゃ~ん (-_-#
生徒B:
あ!わかった! 紙を折ればいいんだ!!長女含むクラスメイト:
すっげー! ◯◯、あったまいー! がさがさがさ。クラス中に響き渡る、紙を折る音。先生: (慌てて)いや、そうじゃなくて、ほら、さっきやった垂直二等分線の考え方だよ。ほら、まずコンパス持って。
生徒B:
コンパス持って紙を折るんですかぁ? 思わず拍手しそうになった。
一方、日食前日、長女との会話。
明日の朝、金環日食だぞ。
長女: そうそう! スペシャルな日なんでしょ? So Coooool!!
どうして日食が起こるか、わかる?
長女: それは教えてもらったから知ってる。
地球が自分で回ってる axis が flat になるんでしょ。
そんな天変地異起こってたまるか。長女:
だって、友達にそう教えてもらった。 騙されてるだけだろ、それは。だいたい、それでどうやって日食が説明できる?
長女:
それは知らない。でも、そういうスペシャルなことが起こるんでしょ?
スペシャル過ぎるわ。
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- 2012/05/22(火) 17:57:49|
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なぞなぞが大好きな6歳の次女。週末、お母さん相手に出題中。
次女:カメはカメでも食べられるカメはなーんだ?
妻:
亀は食べられるんだよ。次女:
え? 何の話だ。 いいからちゃんとなぞなぞに答えてあげなよ。
妻:えー、なんだろう。ヒントは?
次女:お味噌汁にも入れるよ。
妻:いそぎんちゃく? 食べられないし。味噌汁にも入れないし。カメでもないし。条件に一つも当てはまってねーよ (-_-) 我が家の味噌汁には一体何が入っているんだろう。
[味噌汁怖い]の続きを読む
- 2012/02/21(火) 18:51:48|
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受験シーズンたけなわである。
いつにも増して若い子達と共に向かうキャンパスへの道のりは、なかなか新鮮なものがある。受験生を相手にアパート・マンション情報のチラシを配る手が、
私が通るとまるで計ったように引っ込められるのも、また風流なものである。 ・・・一回くらい間違えたっていいじゃん(;_;)
思い起こせば、私が大学受験生だったのは今から23年も前の話。もうすっかり忘却の彼方、と思いきや、大学受験には忘れられない思い出がある。
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当時は大学受験制度改革の真っ只中。毎年毎年制度がくるくる変わり、塾や高校の先生はさぞかし大変だったことだろう。私が受験生だった1989年は共通一次最後の年。どうせ無くなるんだから、と作成者側が投げやりになった訳でもあるまいが、数学で答えが一意でないなど、杜撰な問題作成が相次いだ。理科では平均点が科目間で極端に異なり、「かさ上げ」という場当たり的な対処を行なったせいで、混乱に拍車がかかったことは御存知の方も多いかと思う。
更には、この年初めて分離分割方式が始まり、二次試験では「前・後期日程」と「A・B日程」が混在。加えて、前年末から、
「下血」などという覚えなくてもいい単語を繰り返し覚えさせられた挙句、共通一次2週間前には昭和が終わってしまった。混乱もまさにここに極まれり、である。
ま、受験制度については、大変なのは先生方であって、当の受験生としては自分たちの年の制度に対応するだけの話。別段自分達だけが大変だ、などという意識もなかった私は、
「前途洋々」と大々的にしたためた年賀状を作成して、親に
「・・・おめでたい子だね、ほんとに」と褒められたことを覚えている。
私の場合、たまたま二次試験の混沌が良い方に働き、前期日程で京都、B日程で東京と、実質二校丸々受けられる幸運に恵まれた。・・・とはいえ、今から考えれば、模試でD判定かE判定しかもらったことがなく、
直前模試では国語4点・物理11点(いずれも100点満点)というあり得ない成績だったにもかかわらず、よくぞこの二つだけを受ける気になったものである。タイムマシンで当時に戻れるならば、小一時間説得した上で、首に縄つけてでも滑り止めの大学を受けさせたい。
さて、受験本番である。試験日はそれぞれ2日間ずつあり、また両日程のインターバルが4日しかなかったため、途中で山形に帰るのもしんどいということで、なんと8泊9日一人旅♪ それまでにも、親戚の家や友人との旅行などで、親なしで数泊の旅行は経験していたが、これほどの長旅は人生初であった。
そもそもいわゆるビジネスホテルに泊まること自体初めてだったため(田舎もんはこれだから困る)、完全に舞い上がり、初日からいきなりロックアウト3連発。
ユニットバスの使い方がわからず、いつも通り洗い場で盛大に髪や体を洗って、翌日ホテルの人に注意されるなど、道中、お約束のように数々のトラブルに見舞われたが、なんとか無事に京都の試験を終え、一路東京へ。
正直既に体力的にへろへろだった私。それでも気合だけで最後の試験に挑んだのだが。
試験会場は、前列の椅子と後列の机が一体型の、昔ながらの階段教室。私の前に座ったのは、
小太り体格のいい男子生徒。こいつがひどかった。
試験中、絶え間なくずーっと貧乏ゆすり (-_-# その上、数分に一回、必ず「ブッ」(-_-## いろいろな状況を想定して準備してきたつもりだったが、これほどの難局は想定外であった。
というか、貧乏ゆすりはともかく、屁はわざとだろ、絶対。
前期日程の大学で合格して入学手続きをした場合、B日程の合否は判定されないという制度だったため、彼の音・振動・臭いの三段攻撃が結果にどう影響したかは永遠の謎だが、試験終了後、心が折れかけていたのは事実である。
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こんなことをつらつら思い出したのは、先週医学部の試験監督をしたY先生が愚痴をこぼしていたから。
「いろんなのに対応しなけりゃならなくて、大変だよ。昨日も試験中に、『隣の人が貧乏ゆすりをするので何とかしてください』って苦情があったんだけど、何とかしてって言われてもねぇ。一応注意はしたんだけど、結局やめなかったもんだから、ちょっと気の毒だったかな」
私が試験監督だったら、フラッシュバックで殴ってたかもしれん。
そういえば我が家にも受験生がいた。中学受験なんて他人事だと思っていた我が家だが、いまだに国語が苦手な小6の長女のたっての希望で、帰国生枠があり、入学後も英語の取り出し授業をしてくれる学校を探し、家から通えるという条件付きで、いくつか中学校を受験することになったのだった。
英語が得意とはいえ、ここは日本。「受験英語」という特殊科目に対応しなければならない。帰国生にも国語・算数を課す学校もあり、試験勉強はそれなりに大変だったはず。
「午後9時には就寝する」
という我が家の教育方針を最後まで守らせたことから考えると、短い時間で勉強するにはかなりの工夫が必要なはずなのだが、まあ本人の能天気なこと。入試が近づくにつれ成績が下降線を辿ったにもかかわらず、まったく焦る素振りすらない。
試験前日になり、ようやく
長女:
お父さん、聞きたいことがあるんだけど。 ほお。さすがののほほん娘も、本番に向けて十分な準備をしておきたいということかな。
長女: 筆記試験の後の面接でなんだけど、
この笑顔がいいかな? それともこう笑った方がいい? ・・・お嬢様はアホでいらっしゃいますか? とにかく悲壮感がなさすぎる。一体誰に似たんだ?
妻: 鏡でも見てくれば。 違う。断じてお父さん似ではない。
- 2012/02/15(水) 00:09:57|
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帰国して最初の学期を無事終えた、小6の長女。一昨日は保護者面談ということで、妻が担任の先生と話をしてきた。家ではいまだに
「アメリカに帰りたい」
と騒いでいるが、学校、特に友達関係にはなんの問題もないとのこと。一学期の通知表も来た。・・・中身については、何も言うまい。
私のポリシーの一つは、
「取ってきた点数を気にする必要はないが、次に同じテストを受けたら100点取れるようにする」
である。40点だろうが50点だろうが、点数そのものについてはとやかく言わない。わからなかったところをわかるようにしておけば、それでいい。
とはいえ、国語で24点とか取ってくると、妻は気が気ではないらしい。
妻:いくらなんでも6年生で24点はないでしょ!
長女:
お父さんが、点数は気にしなくていいって言ったもん。 前半だけ抜き出してはいけません (-_-#
国語については帰国前からある程度予想はしていたが、最近は算数もかなり香ばしい成績に。
長女:
問題、何言ってるのかわかんない。 ということで本人もさすがに危機感を覚えたのか、1学期中本人の強い希望で英語のためだけに通っていた塾で、夏休み中は国語と算数も習うことになった。何回かテストがあるので、目標点を決めることに。
長女:まあ、国語・算数は30点目標かな。英語は80点くらい・・・
ポリ:ちょっと待て。
私のもう一つのポリシーは、
「目標は高く定める」
長期目標でも良いのだが、あまり遠いと今何をすればいいのかがわからなくなるので、とりあえず近場の目標を定める。例えば今回の場合、国語70点・算数80点・英語100点くらいを次のテストの目標にする。
これは最初のポリシーとは矛盾しない。あくまで目標を定めるのであって、結果は気にしない。
重要なのは、
簡単に手の届くゴールを定めない、ということ。目標が3なら、どんなに頑張っても到達地点は3にしかならない。目標が10なら、多少失敗しても6はいく。うまくいけば8くらいいけるかもしれない
<ここで「10!」と言わないのは、全力を尽くすのが嫌いな私の性格
人生観も基本的には一緒。常に最善を予想しておけば、万事そこへ向かって流れていく。妻はまったく逆のタイプで、常に最悪を予想しておけば、何かあっても心の準備が出来ているし、うまくいったときの想定外の喜びが大きいという。もちろん、人それぞれ自分に合ったやり方がある訳で、私のやり方は、妻のように目標に到達しないと落ち込むタイプの人には向かない。
まあ、今のところ国語24点算数22点でも本人はまったく気にしていないようなので、長女は私よりの性格のようだが
(少しは気にしろ (-_-# by 妻)、様子を見ながら臨機応変にいこうと思っている。
実は、国語の点数については、私も大きなことは言えない。
忘れもしない大学受験直前の12月。山形の片田舎からわざわざ仙台まで出向いて受けた駿台の京大実践模試。共通一次前に戻ってきた結果を見て、思わず笑ってしまった。
国語 4点。 もちろん100点満点。内訳は、現代文4点、擬古文0点。
今はどうか知らないが、当時京大の国語の入試問題は、現代文・擬古文・古文から2題選択。各4問程度の小問があり、全問記述式であった。
国語は得意科目だったポリ君、記述式の四角いマスをほぼぎっちり埋めたのである。それでたったの4点。解答・解説を読んだが、まあ面白いくらい解釈がことごとく違っている。今でもはっきり覚えているのが、擬古文の解釈。
「問題文に使われた部分は
作者が見ていた夢であり、それに言及しなければならない」
夢オチかよ (-_-#
いくら点数を気にしない私でも、受験直前の国語4点は強烈だった。ちなみに、このときの模試、物理は100点満点中11点。普通なら心が折れてもおかしくない。
娘にはしばらく秘密にしておこうか。
- 2011/07/29(金) 21:13:18|
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何かの動作を行なうとき、私たちの頭の中には無意識であれ意識的であれ目標軌道がある。最近とみに、この目標軌道と現実との乖離が大きい。
障害物を跨いだつもりが、跨ぎきれないどころか、なぜか沢ばりの弾丸シュートになってしまうというのは、一体どういうことか。
おでこを掻こうとして、指が目に刺さり悶絶したときは、さすがに涙が出た。
痛くて、ではない。 殊にここ最近よくあるのが、水を飲もうとして気管に入るというパターン。口の中に水が入っているときは、まずそれを飲み込んでから息をする、というどんな下等な生物でもできることが上手くできない。自分が若くないことを自覚させられるのは、そんなときである。
昨日も、次女と魚釣りごっこで遊んでいる最中、あまりの暑さに冷水を一気飲みしたところ、盛大にむせることに。
すると、次女が心配そうに、
「お父さん、大丈夫?」
大丈夫。ちょっと咳が止まらないだけ。
それでも心配そうな次女。
「治してあげよっか」
育て方が良かったのだろう。優しい子に育ってくれて、お父さんは嬉しい。これで老後も安心。
すると、どこかから戻ってきた次女が手にしていたのは、2枚のセロテープ。
いきなり口をミッフィーにされた。むせているときに口を塞がれると死ぬほど苦しいことが判明。
老後がとっても心配。
- 2011/07/19(火) 18:29:12|
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週末、次女と夕食の買い物に行った。
ポリ:晩御飯、何食べたい?
次女:んー、あ!
虹の天ぷらが食べたい!ポリ:そんなアメリカンカラーな天ぷら、食べたくないな・・・。いつからそんなもん始めたんだ、このスーパー。
次女:お父さん、これ!
手にしていたのは、カボチャの天ぷら。あー、形ね。 ちょっとなごんだ。
- 2011/07/12(火) 21:53:09|
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日曜日。長女に付き合って、英検準1級の一次試験を受けてきた。
40過ぎて何を今さらという気もしないでもないが、
「英語ならお父さんに負ける気がしない」
という彼女の安い挑発に簡単に乗ってしまった結果、一緒に受験することに。大学院試以来、19年ぶりのペーパーテストである。
まあ、所詮は9割がた多肢選択式。
「研究界の竹下景子」の異名をとった私に死角はない。 ちなみに長女は1級も同時受験したが、私は
当日が戊戌(つちのえいぬ)であることを理由に、これを回避。後で問題用紙を見せてもらったが、選択肢の中に見たことのある単語が1個もないというのは、一体どういうことか。受けなくて良かった。
英語検定とはいえ、問われる知識は必ずしも英語とは限らない。
Part 1.
(10) The long drought was a ( ) for farmers. Poor harvests for three years in a row forced many of them to sell their land and look for other work.
1. temperament 2. diameter 3. detention 4. calamity
ダイの大冒険を読んでいれば、答えは自明である。読んでて良かった。 翌々日。解答速報を見ながら自己採点したところ、正確な採点不能な記述式の Part 4 をのぞくと、長女と私、かろうじて同点。
ありがとう、大魔王バーン!
- 2011/06/17(金) 17:42:49|
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明日土曜日は長女の小学校の運動会。日米通算して6年連続で紅白対抗リレーの選手に選ばれるというイチロー並みの快挙を成し遂げた彼女は、当然気合十分な訳だが、我が家でもう一人、密かにこの日が来るのを待ち焦がれていたのが、この私。
なぜか。
日本の小学校の運動会には、保護者対抗リレーがあるのだ! 保護者対抗リレー。なんという甘い響きだろう。子供の頃、友達のお父さんがヒーローになる姿を見て、
「いつか自分も」
と心に誓った人は少なくないはずである。小さい頃は鈍足だった私が、中学ではバスケ部、高校・大学では陸上部で練習に練習を積んで、選手としてはともかく、一般人としてはそれなりに足が速くなったのも、
全てはこの日のためだといっても過言ではない。 ちなみに、アメリカの小学校にはそもそも運動会がない。いや、もしかしたらやるところもあるのかもしれないが、少なくとも3月まで住んでいた地域周辺ではどこもやっていなかったし、ラボの連中に聞いてもおしなべて怪訝な顔をされたので、そう一般的な行事でないことは確かである。
長女が週一回通っていたサンノゼの日本語補習校では毎年運動会を開催していたのだが、残念なことに保護者参加競技は綱引きのみ。日本語補習校とはいえ、アメリカ人のお父さんも多い訳で、
あんなプロレスラーみたいな連中と一緒に綱引きしても、全然楽しくない。 苦節11年。長女が生まれてから今日まで、この日が来るのをどれだけ待ち望んでいたことか。スパイクだって後生大事に取ってある。
「Jちゃんのお父さんの走った後、なんか穴開いてる~」などと揶揄されようが、全然かまわない。
私の辞書に「大人気」などという言葉はない。 そして、昨日。ついにそのプログラムの全容が明らかとなった。
保護者参加競技:玉入れ 転校させたろか。
- 2011/06/03(金) 12:15:14|
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次女:もっと大きいおうちに住みたいなー
妻:うちはお金ないんだから、無理。 大きくなったら、頑張って働いて、自分で買いなさい。
長女:頑張って働いたらお金たくさんもらえるの?
妻:そうだよ。
長女:
じゃあ、お父さんは頑張ってないの?妻:
・・・。 「
・・・。」じゃなくて、フォロー、フォロー (-o-)
- 2011/05/10(火) 12:25:13|
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次女:ねーねー、お父さん。
ん?
次女:
「愛すること」って何? ぶっ。
どうやらお父さんはまだまだ修行が足りないようです。5歳の子の疑問にも答えられません。少し時間をいただけますか?
- 2011/03/04(金) 05:19:39|
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