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今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

妖精への要請

 
 長女の9本目の乳歯が抜けたのは、4日前の出来事。


長女:今日、学校で歯が抜けた!

次女:おねえちゃん、歯磨いてないから抜けちゃったの?

長女:磨いてるっちゅうの。子供の歯が抜けて、大人の歯が生えてくるんだよ。

次女:大人? でもおねえちゃん、小さいよね。

長女:小さくないっちゅうの。それでね、この歯を枕のところに置いておくと、夜中に Tooth fairy が来て、お金と交換していくんだよ。


 御存知の通り、アメリカには、子供の歯の買い付けに夜な夜な飛び回っている、Tooth fairy というはた迷惑な生き物が存在する。いい加減、そういうものを信じるのは辞めてほしいものだが。


次女:お金もらえるの? あたしも欲しい!

長女:Rも大きくなって歯が抜けたらね・・・

次女:欲・し・い! <こうなると手に負えない

長女:(言うんじゃなかったという顔で)・・・じゃあ、おねえちゃんの言うこと聞いて、いい子にしてたら、半分あげるからね。



 翌朝。


長女:お父さん。Tooth fairy 来なかったよぉ(;_;)

ポリ:・・・最近景気が良くないからじゃないか?


 どうやら、健忘症の妖精らしい。



 更に翌朝。


長女:お父さん! また Tooth fairy 来なかった(;_;) <かなり本気で泣いている

ポリ:・・・サンフランシスコで大量の Tooth fairy が捕獲されたって、昨日のニュースで言ってたぞ。

長女:違う!嘘だよ!!お父さん!!!




 その晩。ジップロックに入れた歯を窓際に置きながら、


長女:今日は Tooth fairy 来るよね、お父さん

ポリ:お父さんは知らん。

長女:来るよね、お父さん


 こいつ、絶対わかってるな(-_-)



 遅れた罪滅ぼしに、今回の Tooth fairy は大奮発の$3。あ、そういえば、確か次女にも分けてあげる約束をしていたよな、こいつ。分けやすいように、クオーターも1個入れておいてやろう。



 そして、朝。

 いつもは布団の中でぐずぐずしている彼女が、妻に「起きなさい」と声をかけられた瞬間跳ね起き、先に起きていた次女が部屋にいないことを確かめ、窓際に駆け寄り、ジップロックの中を確認して、歓喜の声を上げることもなく、無言で自分の机の引き出しにしまいやがった。


 どうやら、長女も少しだけ賢くなったようだ。
 
  1. 2009/01/28(水) 05:28:03|
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不況の影

 
 一向に立ち直る気配の見えないアメリカ経済。一見無関係かと思いきや、アカデミアにおける研究にも、様々な影響が出てきている。

 昨日のボスとのミーティングでも、研究の話はそっちのけで、先週の教授会に関する愚痴を聞かされることとなった。


ボス:今までずっと無視し続けてきたんだけど、ついに最終通告が来たわ。

 なんか深刻そうですね。


ボス:研究費を食べ物に使うことが禁止されたのよ。最初に言われたのは去年の12月だったんだけど。

 ・・・それ、無視してきて大丈夫だったんですか?


ボス:だって、不便じゃない。午前中のラボミーティングでマフィンとか食べられないのよ。

 朝御飯くらい自宅で食べてきてください。




 実際、年明け早々1月7日付で、Med School の会計担当部署から

・ミーティングその他のイベントでの軽食・ドリンクの提供を一時停止する
・例外的に食事の提供を認める場合でも、コストを下げる努力をする
・食事時に行なわれる予定のイベントの時間を変更する、あるいは弁当持参にする

という、これまでの Stanford ではあり得ない通達が流れた。学部レベルでこのような締め付けがされるのだから、各研究室でも同様の努力をすべしということらしい。

 まあ、冷静に考えてみれば、ラボの誰かの誕生日の度に、ケーキやらシャンペンやらを研究費で買えるという状況が異常だったといえないこともないが。


 面白かったのは、その通達の中の一文。

We will ask that event organizers be sure to indicate whether food will be provided so that you may plan ahead.

 つまり、参加するかどうか前もって決められるように、当該イベントに食事が提供されるかどうかをきちんと示すように幹事に指示しますよ、とのこと。食べ物が出ないと参加者が激減することを暗に認めている開き直りが、素晴らしい。





ボス:あ、でも、ポスドク候補者のインタビューのときは、今まで通り研究費で食事代は落とせるみたい。ただね、アルコールがうるさいのよ。確か一人$15までだったかしら。ボトルはおろせないわね。

 おろさなくてもいいですよね、ボトルは(^_^;


ボス:明日のポスドク候補者とのディナー、あなたが一緒に行くことになってるけど、・・・アルコールなしでも大丈夫?

 私がアルコールが入らないとしゃべれないみたいに言うのはやめてもらえませんか(-_-#


ボス:どうしても飲みたいなら、デパートメントの会計責任者と交渉すればなんとかなるかも・・・

 だから、誰もそこまで飲みたいなんて言ってないじゃないですか。意味もなく事務方との関係を悪化させるような真似はさせないでください。ところで、どこのレストランに行くかは決まってるのですか?


ボス:まだ決めてないけど、「リーズナブル」なところじゃないと駄目らしいのよ。まあ、リーズナブルかどうか、なんて誰が決めるか知らないけど。ふふ。

 あーなるほど。こういうときに使うんですね、“Who knows” って。



 ま、せっかくだから、今日は今後1年分のラボミーティングのマフィンの分くらいは食べてくるとしますか(^o^)
 


追記:さっき、研究費用のクレジットカードを取りに事務に行ったら、事務のおばちゃんにまで

「あんまり何本もワイン空けたりしないでね」

と言われた。・・・一体私のことを何だと思っているんだ(-_-)
 
  1. 2009/01/21(水) 05:46:14|
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悪あがき


 毎朝、靴下を、立ったままどこにもつかまらずに履く。老化へのささやかな抵抗。
 
  1. 2009/01/10(土) 05:34:00|
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一年の計

 
 今年の元旦は、教会で書初めをさせていただいた。


 ここの教会の牧師さんは日本人の方。教会で行なわれるイベントに、信者ではない私達家族もこうして招待してくださる。


 この書初め大会、大人も子供も日本人も外国人も全員参加。牧師さんから各自に合ったお題をいただくのだが、私に与えられたお題は、これ↓

書初め1


 ・・・一体私にどうしろというのか。



 ちなみに妻は、最初に牧師さんがくださった、聖書の一節にある

「主に従うように自分の夫に従いなさい」

というお題を拒否(^_^;



 で、結局書いたのがこれ↓

書初め2

 そのこころは、

「円高の今、家庭が円で満たされますように


 愛だなぁ(;_;)
 
  1. 2009/01/03(土) 05:58:36|
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身なり

 
 演者の控え室に入った瞬間、嫌な予感はしたのである。

 
 名古屋でのシンポジウム。元々は、C大学のH教授の研究室で内輪のセミナーをするはずの予定が、話がどんどんでかくなり、最終的には文科省関連イベントになってしまった。しかも、Keynote Speaker を含め、New York University からの招待講演が二つ。

 この状況、昔なら何の疑いもなくきちんとした格好で行ったと思う。習慣というのは怖いものである。前日のK大学でのセミナーと同様、ボタンダウンにチノパンという、私にとっての精一杯の正装で会場に向かった。


 エレベーターで、なぜかスーツにネクタイ姿の学生さんと一緒になる。


学生:今日の演者の方ですか?

ポリ:はい。

学生:では、こちらが控え室です。


 なるほど。案内係だからスーツだったのか。


 と思いきや。


 既に控え室にいた3人の演者の方々、全員スーツ(-o-)



 まあ、日本だし仕方ないかと思いつつ、なんとなく場違いな気分に浸っていたところ、ホストのH教授(当然スーツ)が NYU の二人を連れて入ってきた。


 なんと、二人ともジャケットにネクタイ。アメリカ人のくせにぃ(-o-)


 まあ、講演会場に行けば、H教授のラボの学生達が10数人、サクラで(^o^)参加しているはず。


 ところが。


 講演会場は、スーツ姿の学生ばかり。リクルートイベントじゃねえんだ(-_-#


 聞いたところによると、最初に私を控え室に案内してくれた博士課程の学生さんが、自分が正装せざるを得なかった腹いせに、下級生全員にスーツを強要したとのこと。いらんことするなよ・・・(;_;)


 演者の中で唯一私より若いYさん、私を不憫に思ったのか、

Yさん:僕、ボタンダウンも持ってきてますから、着替えましょうか?

 ・・・こんなことで気を遣われる私って一体・・・





 山形の実家に帰った翌朝。


母:何?このボロボロの小汚いズック。


 えーと、ジョギングシューズなんですけど。


母:こういうのはジョギングシューズとは言わない。お前、まさかこのズックで講演した訳じゃ・・・


 いや、やっぱり常識で考えて、ジーンズはまずいと思ったんだけど。靴もまずかったかな。


母:行かなくて良かったよ。親だと思われたくないわ。



 容姿に関して何を言われても意に介さない私だが、

「ズックで講演」 ・・・この語感、なんか精神的ダメージがでかい。
 
  1. 2008/12/06(土) 05:36:20|
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長丁場

 
 マラソンや駅伝の中継もそうだが、開票速報ってどうしてこれほどまでに観る者を惹きつけるのだろうか。

 うちのラボでも、さっきからずっとネットニュースが音声付きで流れている。結果だけを知りたければ、明日ニュースを観れば良い訳だが、どうしても最初からプロセスを追いたくなるのは私だけではないようだ。



 ああ、開票速報のような研究がしたい <なんのこっちゃ
 
  1. 2008/11/05(水) 11:53:10|
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尋問

 
 渡米して6年、いまだ交通違反のチケットをもらったことがないポリだが、警官に一旦停止を求められたことが無い訳ではない。


 火曜日の夜。あたりもすっかり暗くなり、チャリで家路を急ぐ私の後方から、赤と青の回転灯を回したパトカーが近づいてくるのがわかった。


 別に悪いことはしてないよな。大した速度でもないし。何も盗んでないし <当たり前だ


 ところが。脇を通り過ぎていくだけかと思いきや、私の左後方をピタリとマークし、回転灯を回したまましばらくついてくる。車の運転中ならもちろん右に寄せて止まるが、こっちは罪のないいたいけなチャリ。何かの間違いだろうと、無視して走っていると、すっと並んだパトカーの右のウインドウが開いて、

“Stop, sir!!”

 マジですか?!


 仕方なく止まると、無線で何やら話した後、スタン・ハンセンに似た大男が降りてきた。


ハンセン:夜間自転車に乗るときは、ヘッドライトを点け、てるね・・・


 ええ、点けてますけど、何か?


 正面より少し右向きに取り付けてあるのと、光が弱いせいで、左後方からは見えなかったらしい。これじゃダメ?


ハンセン:いや、少なくとも点いてはいるからね・・・。おどかして悪かったね


 まあ、ちょっと暗いのも確かなので、週末にでも新しい奴買いに行きますよ。


ハンセン:そうだね。一応規則では300フィート先から認識できなければならないことになってるから。ほら、そこの家くらい光っていれば、よく見えるだろ


 ・・・あんな、1km先からでもわかるような気違いじみたハロウィンの電飾と比べられても困りますが。


ハンセン:とにかく、ライトが点いてさえいれば、文句はないよ


 すごすごと車の中に引き返すハンセン。勝った(^o^) 


 良い気分でしばらくチャリを走らせていると、今度は乗用車を牽引したAAAのトレーラーが、すぐ横を抜いていった。


 と思った次の瞬間。


 いきなり右に幅寄せ!


 急ブレーキで、すんでのところでぶつかることは避けられたが、どうやら暗過ぎるヘッドライトが見えなかった模様。


 ハンセンさん、私が悪うございました m(_ _)m ちゃんとした奴、買って参ります。



 それにしても、

“Stop, sir!!”

のとき、

「よっしゃ。ブログのネタやな(^o^)」

が反射的に頭をよぎった私。病気だ。
 
  1. 2008/10/25(土) 04:31:38|
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異文化伝承

 
 うちの Department を含むスタンフォードの神経科学研究に対して、政府関連の大きな予算がもらえることになったらしいのだが、それに際して、うちのボスがお偉方の皆さんにプレゼンをする代表の一人に選ばれたとのこと。相手が相手だけに、あまり専門的な話をするよりは、キャッチーなトピックで盛り上げた方が良いのは自明の理である。


ボス:視覚的に訴えかけるようなアナロジーで、うちのラボの大きなテーマである「行動と分子をつなぐ神経回路を理解することの重要性」を主張してみたいんだけど、何か良い例えはないかしら。


 つまり、全体を構成する各部品(遺伝子・タンパク質・細胞)及び最終的に何が起こるのか(生体の行動)が比較的よくわかっている場合、あえてその中間を理解することがどれだけ重要なのかをうまく説明したいらしい。

 例えば、コンピューター。抵抗やコンデンサ、ダイオードなどの各パーツについてはよくわかるし、コンピューターの操作も大体わかる。内部で何が起こっているかを良く知ることで、活用の幅が拡がる。


ボス:っていうのを考えてみたんだけど、なんかいまいちなのよね。何か持って見せたりしにくいし。


 じゃあ、料理なんかどうですか? 片手に小麦粉・卵・バター、もう片方にパンでも持って、腕を磨けば料理の幅が拡がり、かつ材料に対するより深い理解にもつながる、とか。


ボス:あたし、料理苦手なのよね。


 そういう問題ですか(-o-)



 1時間ほどして、ボスが興奮気味に戻ってきた。


ボス:ねえねえ、あのときのオリガミはどう?


 あー、あれなら面白いかも(^o^)


 約6年前、1ヶ月のハネムーンから帰ってくるボスをサプライズで祝おうと、当時渡米したばかりの私を入れた4人のラボメンバーで、留守中のボスの部屋を飾りつけした。私の担当は折り紙。日本人なら誰でも一度は作ったことのある、こんな奴↓をたくさん作って、天井から吊るしたり、デスクに置いたりした。

origami1


ボス:あれ、後でバラしてみたんだけど、パーツ一つ一つは単純よね。


 そうですね。組み合わせ方を覚えれば、いろんなバリエーションもありますし。


ボス:あたしは二度と復元できなかったし。


 ということで、現実逃避を兼ねて、実験スケジュールをやりくりして、上の箱を作ってあげた。ついでに、やはり定番の鶴と、そのちょっとしたバリエーションの恐竜も作ってみた。

origami2


ボス:もしかしてイヌとかネコとかも作れるの?


 あいにくネコは知りませんが、イヌならなんとか。あと、カエルとかペンギンとか。


ボス:ファンタスティック! 急がなくて良いから、作ってくれると嬉しいわ。


 いいですけど、それってプレゼンテーションとなんか関係あるんですか?


ボス:全然。うちの子供たちが喜ぶと思って。


 でしょうね。


 そこにたまたま通りかかったB教授。折り紙を見て、アメリカ人らしく、実際に思ってる9割増しで褒めた後、


B:あー、やっとわかった。こういうときのために彼みたいな日本人ポスドクを雇ったのか。

ボス:・・・もちろんよ!


 そのはなんですか? ジョークで切り返すなら即答してくれないと、なんかホントみたいじゃないですか。
 
  1. 2008/09/17(水) 04:41:58|
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不労所得

 
 Clean Air Cash 申請完了。


 スタンフォード大学では、限られた駐車スペースの奪い合い解消及び環境問題への積極的関与を目的として、自家用車以外の手段で通勤・通学する人に報奨金を出す Clean Air Cash というプログラムがある。年間 $282 ももらえるので、他のことは忘れても、この登録だけは毎年絶対に忘れない。四半期毎に申請する必要があった数年前までは、カレンダーに印つけていたくらい(^_^)


 こういった小金を稼ぐことのできる機会は、アメリカでは意外と多い。得体の知れない怪しげなものに手を出す気はないが、大学の後ろ盾のあるまともなプログラムであれば、それを逃す手はない。


 BeWell@Stanford という、スタンフォード被雇用者を対象とした健康状態に関するサーヴェイに協力して、$150 ゲット(^o^)

 スタンフォード所属のポスドクネットワークと企業との連携プログラムのアンケートに答えて、Barnes&Noble の gift certificate $100 分ゲット(^o^)

 $25-30 の謝礼をもらえる心理学や生理学実験の被験者なら、かなり頻繁に募集している。

(マラリアワクチンやインフルエンザワクチンの臨床テストボランティア募集も時々見かけるのだが、既に外国で認可されている薬の確認作業の意味合いが強い日本のフェーズワンと異なり、こちらの臨床テストは真の意味での「新薬」だったりするので、さすがの私もたかだか数十ドルの謝礼を目当てに命を危険にさらす気はしない(^_^; )



 スタンフォードだけではない。ヒスパニック人口が多い割には世帯あたりの平均収入がおそろしく高いこのエリア、低所得者を対象にした公的なディスカウントプログラムがいろいろある。

 例えば、Palo Alto の Fee Reduction Program。市が主催するプログラムの費用が、年収に応じて、25-75%まで割引される。我が家の収入だと、多くのプログラムが50%割引。子供のサマーキャンプやリクリエーションクラスは数百ドルかかるので、結構でかい。


 固定電話のフラットレートも、渡米後数年は50%オフで、月々たったの $5 強だった。これだって、年間 $60-70 の節約になる。


 こういうちまちました不労所得や貧乏割引を潔しとしない人もいる。書類を揃える労力に見合わないとか、何より「収入が少ない」ことを実感させられるのを嫌がる日本人もいると聞く。


 「研究者」と書いて「そのひぐらし」と読む世界にいるわたくし、その類のプライドはまったく持ち合わせていない。もらえるもんは何でももらう(^o^) 大体、金持ちの研究者なんて、聞いたこともないし。


妻:じゃあ、なんでこんな地価の高いところで皆家買ったりできるのよ? スタンフォードにヘッドハントされた教授なんて、年収30万ドルもらってるらしいじゃん。

ポリ:(耳を塞いで)金持ってる研究者なんて、絶対聞いたことないもん。

妻:(-_-#


 ちなみに、自分のポリシーに反するので御馳走してもらうのを断るという方も時に見受けられるが、わたくし、そういうポリシーも持ち合わせていないので、遠慮なく御馳走してください m(_ _)m
 
  1. 2008/09/06(土) 04:41:01|
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 子供に勉強を聞かれても、中学生くらいまではなんとか教えられるんじゃないかと思っていた。


 現在、長女は小学4年生。・・・既にいっぱいいっぱいかも(;_;)



長女:今、学校でドゥデクヒードゥルンやってるんだけど。

ポリ:・・・ちょっと何言ってんだかわからない(-_-)

長女:だから、ペイパーのピースでドゥデクヒードゥルンを作るプロジェクトをね、

ポリ:・・・常日頃から言ってるだろ。もっときちんと発音しなさい。


 何のことはない。こっちの語彙と聞き取り能力に問題があるだけの話である。



 英語はまあ仕方がない(のか?)。事前にテクニカルタームを調べておけば、まだなんとかなる。ところが、問題はそれだけにとどまらない。


 例えば掛け算。「一クラス18人で3クラスなら、生徒は全部で何人ですか」という問題を解く場合、式は、

18x3=54

 つまり、

18(人)x3=54(人)

 このように第一項と答えの単位が同じになるように式を立てるよう習った記憶がある。しかし、こちらの学校では、

3x18=54

と、順序が逆になるのである。


 例えば分数。2/5は、日本語なら、

「5分の2」

だが、英語なら

two-fifth

あるいは

two over five

となる。

 些細なことに見えるが、これらの順序の違いは、教えるときに苦労の種になる。



長女:なんで分数は下から読むの?

ポリ:意味を考えてみい。まずケーキを5つに割るやろ? そのうち2切れを取る訳や。『5つに割ったうちの2つ』と考えればわかるやろ。

長女:じゃあ、どうして英語では上から読むの?

ポリ:・・・アメリカ人は頭悪いからな。意味まで考えられへんねん。


 怒られそうだ。




 考えてみれば、英語の語順そのものが、日本語とは真逆なことが関係しているのかもしれない。


 例えば、相手に想いを伝える場合、日本語ならまず、

「あなたが」

と、目的語が先に来る。何を対象にしているかを先に伝え、

「好き」

 自分の動作は後回しとなる。これに対し、英語ならまず、

I love

「私は好きなんだぁ!」という結論を先に持ってくる。誰を好きなのかは、この時点ではどうでもいい(^_^;




 仕事で文章を書くときにも、この「順序」というものがしばしば問題になる。英語で文章を書くときには、結論を先に持ってくるのが普通。科学論文は日本語でも英語でも一番先に Abstract あるいは Summary という体裁をとるので、全体としては納得がいくのだが、段落などの小さい単位でも、

“Have a topic sentence first”

とよく注意される。


 日本人としては、文章の組み立て方は「起承転結」が基本。状況説明から始め、外堀を埋めてから、重要なことは後半に持ってくるのが好みだったのだが、ボスいわく、

“You don't need a surprise”

 つまり、

「ここは普通、ここも普通、これも普通、ところが、ほーらびっくり!

みたいなオチはいらんということらしい。



 私からすれば、いきなり何の根拠もなく結論を持ってくる方が、余程サプライズなんだけどなぁ。
 
  1. 2008/09/03(水) 04:56:13|
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