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今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

十人十色

 
 朝からセミナー。最近のプレゼンテーションでは、赤ではなく緑のレーザーポインターを使うことが多い。かなりの数いる、赤を知覚しにくい人のことを考慮してのこと。でも、緑の光って、私を眠りの世界へといざなっていくんだよな・・・zzz





「この緑の葉っぱは、他の人にはどんな色に見えているのだろう?」


 子供の頃からとても不思議だった。同じに見えているのかもしれない。同じに見えていないかもしれない。それは誰にもわからない。確かめようがない。


 色の認識が網膜上の光受容体の数や性質で決まっているとしたら、もし仮に、他の人の目をそっくりそのまま借りてくることができたら、その人がこの葉っぱがどんな色に見えているか、わかるだろうか?答えは多分、否。


 面白い実験がある。オレンジ色と緑の縞模様と、オレンジ色と青の縞模様の2枚のボードを被験者に見せる。オレンジ色は両方とも全く同じ物であるにもかかわらず、多くの人は2枚のボード上のオレンジ色は「違う色」だと認識するのだという。

 色の認識は、脳により、結構複雑に行なわれているらしい。だから、同じ色を見ていても、10人いれば10人皆微妙に異なる認識をしている。自分にとっては、それが「普通」。でも、他の人がどう認識しているか「正確に」知ることは、絶対に出来ない。

 不確定性原理のようなもの、かな。



 色のコントラストもそう。青と紫のコントラストがはっきりしない人は、もしかしたら私が強いコントラストを感じないような黄色と山吹色に美しいコントラストを見出すかもしれない。

 多分、それぞれに明確な線引きなどないのだと思う。例えば電話番号の下4桁が、もし 5555 だったら、なんか特別な数のような気がするかもしれない。でも、1728 だって特別な数(12の 三乗)。2543 だって特別な数(娘の自転車のキーチェーンの番号)。それと同じで、全部違うけど、きっと全部特別。


 十人十色♪



 みんな微妙に違うから、そこに得手不得手があってもおかしくない。緑と赤が判別しにくければ、それを判別しなければならないような仕事はできない。でもそれは、泳ぎの苦手な人が水泳の選手になれないのと同じこと。


 前にも書いた通り、私は物心ついた頃から吃音持ち。だからアナウンサーにはなれない。弁護士も無理。噺家(^o^)もダメだろうな。

 なんでそうまでしてしゃべりたいかはともかく(^o^) 私はそのせいで不利益を被ったとは思っていない。もし私が今の仕事ではなく、別の道を歩んでいたなら、日本は未来のノーベル賞学者を一人失っていたかもしれないし。<莫迦


 人間万事塞翁が馬♪





 いつの間にかセミナー終了。全然聞いちゃいねぇ(-_-; ま、これだってもしかしたら変な先入観を植え付けられなくて良かったかもしれないし。


 人間万事塞翁が馬♪ <違う

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  1. 2007/03/28(水) 04:41:42|
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喜びということ

 
 私が研究を生業とする上で、常に反芻している言葉が3つある。


 一つ目は、利根川進先生から伺った言葉。

「研究を始めようとするとき、その研究が最もうまくいったときのことを想像してみる。もしそれが非常に面白ければ、その研究はやってみる価値がある。もし想像可能な最も面白い結果が皆を驚かせるものでなければ、その研究は始めるべきではない」

 もちろん、研究がいつもうまくいくとは限らない。たとえ「最もうまくいけば面白い」研究でも、そうそううまくいくことはないのが現実である。でも、ある研究を「しない」決断をするのには、良いフィルターだと思う。



 二つ目は、学部生のとき半年だけお世話になった I 先生に言われた言葉。

「大きなビジョンの中で自分が今どこにいるのか、常に考えた方がよい」

 研究していて、面白い結果が出たりすると、ついついどこまでも深く追求することだけに集中してしまいがちである。そこで一歩引いて、全体における現在の位置づけを確認すると、必要な修正箇所が見えたり、別のアプローチが見えたりする。時には方向転換が必要なことに気づくこともある。研究をうまく遂行するコツだったりする。



 三つ目は、修士から初期ポスドク時代まで私の指導教授だった I さん(先生と呼ばれることを嫌う方なので)との会話の中の言葉。

 私は、研究者に一番必要な資質は、創造力だと思っている。私の場合、想像力と妄想癖はあるが(^_^) 創造力は明らかに足りない。博士課程に上がったばかりの頃、自分の創造力が足りないことが理由で、ちょっと落ち込んだことがあった。


 で、聞いてみた。

私:I さん、僕が研究者に向いていると思いますか?


 たぶん、「判断するには早い」とか「こうすればもっとよい」とか言われると思っていたが、I さんの口から出た言葉は、

I さん:あなたは研究者に向いてるよ。


 顔には出さなかったが、ものすごく嬉しかった(顔に出てたかも)。I さんが言うには、

「研究は99%しんどくて1%エキサイティング。研究者であるために一番大切なことは、その1%を楽しめるかどうか。99%しんどいのが嫌な人は研究には向いてない」

 なるほど。これなら私、自信ありますわ(^O^) 私、かなりお手軽に喜べる性格なので、1%どころか、10%くらいは、エキサイティングなことを発見し(た気になっ)て嬉しくなるもん。<妄想癖


 もちろんこれは、優秀な研究者になるための条件ではなく、研究者として生き抜くための最低条件に過ぎないかもしれない。でも、このときもらった「研究者でいてもいいんだよ」という通行手形は、心の中に大事にしまってある。




 私がどれだけお手軽に喜びを感じられるか。今週火曜日に、娘の学校で “Math Night” というイベントがあった。夕方6時から(<これだけで子供にとってはエキサイティング)、学校の多目的室でいろいろなパズルを楽しむことができる。子供には結構骨のあるパズルが多かったが、所詮小学生相手なので、基本的には私の知っているものばかりだった。

 一つだけ、最初は「絶対ルールが間違ってる」と思ったパズルがこれ。

----------------------------------------------------
 板の上に一列に並んだ11個の穴に、赤と黒のピンが5本ずつ置いてある。

赤赤赤赤赤○黒黒黒黒黒

問題:赤と黒のピンを全部入れかえなさい。
ルール:隣の穴、あるいは(ピンを1本だけ飛び越えた)隣の隣の穴に動かすことができる。動かすのは一度に1本だけ。赤は右、黒は左にしか動かせない。
----------------------------------------------------

 昔やったような記憶があるのだが、初めは何度やってもできなかった。これができたとき、子供達がいる前で思わずガッツポーズしてしまった。


 さあ、やってみます?

  1. 2007/02/17(土) 16:48:01|
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あらぬ疑い

 
 昨年末から、日本ではノロウィルス大流行というニュースが巷を賑わせている。かくいう私も、ウィルス研出身。ウィルスについてのうんちくでも垂れてみよう。


 ・・・垂れるほど知識がない(-_-;



 大体、ウィルス研という名前が非常によろしくない。ウィ研で実際にウィルスを研究対象としていたラボは、当時あった10以上のラボのうち、せいぜい3つか4つ。うちのラボなんか、ベクターなどの手段として用いるほかは、ウィルスとは何の関係もなかった。

 当時はちょうど日本でもエイズが問題になり始めた頃。折悪しくも、O 阪大学(<伏字の意味なし)のエイズを研究しているラボの大学院生が、実際に HIV ポジティブになったというニュースがあり、私がウィルス研に入ったことを知った親類や知人から、実家に

「大丈夫?」

という電話が何本かあったらしい。
世間一般には、ウィルス「研」はウィルス「圏」とでも思われていたのだろうか。迷惑な話である。実験材料がそんなふうにだだ漏れだったら、えらいことになる。




 ついでに、ちょうどその当時、地下鉄サリン事件を初めとする、一連のオウム真理教関連事件があった。オウムの幹部の一人で、死刑囚となった遠藤なんちゃらはウィルス研出身。同じラボだった人の話では、ウィルス研在籍中から、突然インドに修行に行くなど、怪しげな行動が多かったらしい。


 で、当然実家には、

「大丈夫?」

という電話が何本かあったらしい。
世間一般には、ウィルス研はオウムの養成機関とでも思われていたのだろうか。迷惑な話である。



 ちなみに、件の O 阪大学の大学院生、実はプライベートでエイズに感染していたとかいないとか(^_^; 最近とみに評判の悪い O 阪大学だが、さすがに学生のプライベートでのエイズ感染まで責任持てないだろうな。

  1. 2007/01/10(水) 06:32:59|
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ポスドクになりたいですか?

 
 私はポスドクである。・・・偉そうに言ってみたが、実のところさっぱり偉くない(-_-; 以前の日記にも書いたが、日本の厚生労働省の見解では、「フリーター」の一種として認識されているらしい。


 では、アメリカではどのように認識されているのだろうか。これはどうやら、大学によって見解が異なるようである。Stanford 大学では、昨年、とあることがきっかけで、大論争が巻き起こった。



 カリフォルニアには、日本の JR に相当する CalTrain という鉄道が走っている。車社会のアメリカでは、日本ほど利用者が多い訳でもなく、どうもなかなか採算が合わないらしい。


 で、お金持ちの Stanford 大学と手を結んだ CalTrain は、「Go Pass」という、San Francisco - San Jose 間の無料パスを作り、大学職員と学生の希望者全員に配ったのである。


 ところが。


 当然同じようにもらえると思っていたポスドクは、なぜかその対象から外されてしまった。職員と学生はもらえるのに、ポスドクはダメ、と。


 The Stanford University Postdoc Association が怒ったのはいうまでもない。大体、フリーパスが必要なのは、それなりの給料をもらっている職員や、ほとんど寮に住んでいる学生よりも、安月給で郊外に住み、CalTrain を通勤に使っている人もいるポスドクであるはずだ。その日からメーリングリストによる活発な意見交換が始まり、ついに署名活動にまで及んだ。


 結局どうなったか。なんと、お金持ちの Stanford 大学は、「Go Pass」の代わりに、Stanford のポスドク「全員」に、$250 のボーナスをくれたのである。


 どうも、Stanford では、ポスドクの権限がそれなりに大きいらしく、職員とまではいかないが、準職員として扱われていると聞いたことがある。例えば、ポスドクでも職員と同様、ある程度の給与支給付で出産・育児休暇が取れるらしい。


 昨年私が育児休暇を取ったときは、幸か不幸か、私が奨学金をもらっていた HFSP という財団が育児休暇中の給料を支給してくれたので、証明する機会を失ってしまったが、事実ならポスドクとしてはかなりの待遇だと思う(噂によると、Stanford の永遠のライバル、UC Berkeley では、ポスドクは学生待遇と聞いた。本当ですか>UCB の方)


 生活コストが高いので、家計は苦しいけど、もうちょっと給料くれるなら、柳田先生じゃないけど、パーマネントポスドクでもいいかしら?


(いい加減にしろ(-_-# by 妻)


・・・冗談ですってば。

  1. 2006/10/08(日) 03:51:51|
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ほんとは照れ屋さん

 
 もうすぐ、年に一度の Lab Evening がやってくる。


 私の所属する Department of Neurobiology には10のラボがある。Lab Evening とは、毎月回り持ちで担当のラボを決め、4人が oral presentation で研究発表するというイベントである。つまり、ほぼ1年に1回、当番が回ってくる。


 うちのラボは、多少の入れ替わりはあれ、毎年4、5人しかいない小規模ラボなので、必然的に毎回しゃべらなければならない。20人いるラボなら、5年に一度しか回ってこないのに(;_;) 夕食もビールも出るので、基本的には楽しいイベントなのだが、自分のラボの番のときはかなり憂鬱である。私にとっては学会よりきつい。何せ、持ち時間が一人約30分(学会なら普通15分程度)。聴衆のバックグラウンドが多岐に渡るので、質問の予測が難しい。


 そもそも私は、年齢からすればボスの次なので、立場上なんでも率先してやる必要がある(かもしれない)。プレゼン能力が学生以下なので、とか言っている場合ではない。


 最初の年のことは思い出したくもないが、さすがに年を重ねるにつれ、終わると満足感を得られる程度には持ち直してきた。


 口惜しいことに、こっちの連中はたとえ学生さんでも実にプレゼンテーションが上手い。よくよく後で考えてみると全然大したことないデータでも(失礼)、いかにも面白いデータであるかのようにしゃべる。プレゼンテーションを聞いたときの感想は、


日本にいたとき:

可もなし不可もなし(即ちつまらん)・・・60%
思わず目をそむけたくなる・・・30%(自分はここだった)
やるじゃん!・・・10%


Stanford:

結構おもろい・・・50%
素晴らしい!・・・25%
ふーん・・・20%(今の自分はこの辺か?)
なかにはこんなのもいるのか・・・5%(最初の年の自分)


くらいか。つまり、下手だとめちゃめちゃ目立つ。これは、英語の問題ではない。だって、日本語でもダメだったもん。「おしゃべりのくせに」とか言われそうだが、与太話と研究発表は別物なのである。くだらない話なら一晩中でもいけるが、仕事の話はできれば3分くらいで退散したい。<ダメじゃん



 個人の能力&努力もさることながら、間違いなく教育がその一端を担っている。上の娘は、学校から時々驚くような課題を持って帰ってくる。1年生のときの「African Country Report」。アフリカの国々から一つ好きな国を選んで、その国の地理・歴史・文化について発表するというもの。私が小学1年生のときはそんなこと絶対できなかったと思う。しかもこの娘、響きが良いという理由で、選んだのがマリ共和国。何一つ知らんっちゅうねん(-_-#  (他の子達は無難にケニアとかエジプトだったのに)


 「Earth Report」なんてのもあったな。地球の構造(層構造及びそれぞれの特徴など)について、自分で作った模型を使って、皆の前で発表するのである。彼女は、粘土で作った模型と一緒に、梅干おにぎりを持っていったのだが、

梅干の種が内核、身が外核、御飯がマントル、海苔が地殻

と説明して、結構ウケたらしい。


 そう。この「ウケる」というのも、こっちのプレゼンテーションの必須条件。こっちの連中は実にうまくジョークを取り混ぜる。聞き手を飽きさせないテクニックは見習うべきものがある。


 私のこれまでの発表でウケたのは、毎日朝から晩まで頑張ったのに、1年後得られたのは図1枚だけ、という話と、ある実験に失敗したという話。・・・ウケたんじゃなくて失笑を買っただけという気もする(;_;)


 いいのいいの。ウケればなんでも。 <研究者じゃなくて芸人だな
 
  1. 2006/09/23(土) 10:50:19|
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日本の本音

                    ・・・昨日の続き。


 日本は本当は変わりたくないのではないだろうか。


 なんだかんだ言って、これまでの日本は、成功している国と言ってよい。産業・経済のみならず、サイエンスの領域でも、例えノーベル賞受賞者が少なくても、決して後進国と言われることはない。その証拠に、アメリカにおけるグラント獲得競争で、minority として優遇される民族に、日本人は含まれていない。人数は少なくても、その貢献度は既に認められている。


 海外学振の帰国に対する縛りが甘い、という話を聞いたとき、私はふと、おしんを思い出してしまった。


 普段は口にしたこともない白米の握り飯を持たされ、奉公に出される、おしん。


 あるいは。


 森に遊びに行く前に、いつもならケチな継母に、笑顔でパンを渡された、ヘンゼルとグレーテル。


 つまり。


 少々の餞別で、厄介払いをしようとしてるんじゃないのか?



 名作「博士が100人いる村」の中で、大学助手はエリートと呼ばれ、ポスドクは敗残者と呼ばれている。純粋な研究社会を支えているのは自分たちだという自負があるから、この評価には違和感を覚えたが、日本の研究システムということを考えると、この評価はあながち間違ってはいないのかもしれない。


 優秀かつシステムを維持することに異論のない人は、助手として早めに確保。「頭脳流出」防止は、これで充分。優秀かもしれないが、システムそのものにも疑問を抱きかねない危険分子は、おだてた挙句、少々の手土産と共にシステムから排除してしまおう。彼らがもし海外で活躍してくれれば、自らのシステムを変えることなく、かつ

「日本人もやるじゃん」

という評価が得られる。


 お声がかからないから、やっかみで言っている訳では、・・・ない訳でもない(-_-) ただ、利根川進氏や中村修二氏の居場所を作ろうとしない日本という国が、本気で変わろうとしているか、というと、ちょっと疑問を感じる今日この頃である。


 ・・・ん?学振フェローではない私は、餞別すらもらっていないぞ。


 日本政府様、今からでも遅くはありません。餞別ください。そしたら日本に帰らないであげます。

                          
  1. 2006/08/20(日) 00:53:56|
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日本の建前

 
 少し前のことだが、M日新聞の記者の方の取材を受けた。


 別に捏造とか公金横領とか、悪いことをした訳ではない。<そんなことは誰も言ってない

 研究だけでなく、ネットワーキングでも積極的に活動している、K さんのところに来た話に、御一緒させていただいた。

 テーマは「海外への頭脳流出」。内容については、差し障りがあるかどうか判断しかねるので、詳しいことは書かないが(別に大した話をした訳でもないけど)、一つだけ気になることがあった。


 「頭脳流出」。よく聞く言葉だが、実際のところ、本当に「優秀な頭脳」が流出しているのだろうか?日本政府は、本当に「頭脳流出」を懸案事項だと思っているのだろうか?


 日本学術振興会、という組織がある。日本の Ph. D. 取得者が1年を超えて海外に研究留学する場合、現在のところ、日本国内でフェローシップを申し込める唯一の団体である。


 この組織、元は特殊法人、現在は独立行政法人であるが、費やされるお金が税金であることに変わりはない。従って、1年半~2年の規定の留学期間を終えた人は、基本的に帰国して、得られた知識・技術を母国に還元することが期待されるはずである。



 ところが。



 学振のフェローシップをもらった人に対する縛り、というのは、実際にはかなり甘いらしい。縛りどころか、積極的に呼び戻そうとする動きは皆無とのこと。規定の期間を終えて、そのまま海外で研究を続けたいと考えた時、それが簡単に許されるのだそうだ。


「研究者の能力を自由に伸ばそうとしてくれているんだ!なんて太っ腹!

などと喜んでいていいのだろうか。


 私はふと、恐ろしいことを想像してしまった。

                   ・・・続く
                         
  1. 2006/08/19(土) 07:06:15|
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