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人体実験

 新聞に新薬臨床試験の広告が出ていた。California Clinical Trials、20-64歳の健常男性なら誰でも参加でき、報酬は$1680-$4800!
 
 大学院生時代、第一相新薬臨床試験(フェーズワン)は、生活に困ったときの:) 奥の手だった。かつて日本では、あくまでも建前は「ボランティア」として参加する必要があったので、「報酬」は出なかった。その代わり、「謝礼」という形で、結構な額のお金がもらえた。
 
 ・・・あんなもん、誰がボランティアでやるもんかい(-_-#

 基本的に試験の間は建物から一歩も出られず、規則正しい生活と、一日3,4回の採血&採尿が義務付けられる。短い時で2泊3日、長いやつだと23泊24日なんていうのもあった。
 試験の前には、「何かあっても製薬会社及び治験請負業者は責任を負わない」ことを了承する誓約書にサインさせられる。なんか大変そうでしょ?
 でも、暇な学生にとっては、こんなおいしいバイトはない。食事は豪華(うなぎやらステーキやら)。外出禁止といっても、中でなら何やってもOK。ゲームも漫画も揃っているし、なんならやりたいものを持ち込んでもいい。

 時間が余るほどあるので、私はいつも論文を持ち込んでいたが、一度たりとも読んだためしがなかった(-_-;

 で、謝礼は2泊3日で4-5万くらいだったかな。毎朝1時間くらい通うタイプのやつで、一週間で11万もらったこともあった。
 
 日本のフェーズワンは、新薬といっても既にアメリカなどで認可されている薬の治験が多いので、体への影響という意味で心配したことはあまりなかった。
 心配しないどころか、陸上部の後輩を次々紹介し、担当の人に「加藤派」とか呼ばれていた。一人紹介すると2000円もらえたので、一部からは「闇ブローカー」と言われていた:)
 もちろん、ある程度リスクはある。友人Kさんの友達は、フェーズワンで「唾液の出を良くする」薬の治験に参加し、治験後しばらくよだれが止まらず、真夏のセントバーナードみたいな状態が何日も続いたらしい。
 
 
 新聞の広告を見ながら、妻が悩んでいる。アメリカの場合、本物の新薬だったりするから、結構怖いかも。
 
妻:$4800かぁ~。参加してほしいけどなー。でも、その間子供の世話が大変だしなー。
 
 ・・・そーゆー悩み方ですか?
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  1. 2006/10/07(土) 04:56:24|
  2. 我愛加州 ―日米文化の常識・非常識
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