アメリカの診療制度は、日本とちと違う。
まず、Primary Doctor を決める。アメリカには、日本のような公的保険制度はないので、自分の入っている保険のネットワークの中から、主治医を選ばなければならない。
この主治医というのが、非常に重要。なぜなら、ほぼあらゆる症状において、まず初めに主治医の診察を受ける必要があるからだ。風邪だろうが、骨折だろうが、果ては妊娠・出産に至るまで、とりあえず、主治医の意見を仰がなければならない。そこから、必要とあらば、専門医を紹介される。自分の判断で、ふらっと専門医を訪れても、相手にしてもらえない。
さて。
もし、風邪で熱があるとする。どうすればよいか。
1. 主治医の病院に電話する。受付の人に簡単に症状を伝える。すると、
「それでは、診察の予約を取ってください」
「一番早いのは何時ですか?」
「えーと、来月末、27日の午前10時ですね」
・・・一ヶ月、ずっとこのままでいろというのか (-_-#
事実、普通に診察予約しようとすると、こうなる。どうやら、公式には一日数人の予約しかできないらしく、健康診断のつもりでなければ、全く役に立たない。
もちろん、すぐに診てもらうための裏技がある <・・・なんで医者に行くのに裏技が必要なのか (-_-#
2. 朝、8時頃(診療時間開始直前)に電話する。
一ヵ月後のスケジュールは決まっているくせに、その日のスケジュールは、その日の朝にならないとわからないらしい。キャンセルがあったり、時間のかからなそうな患者がいる場合、スケジュールに組み込んでくれる。大概の場合、これでうまくいく。
それでも断られた場合、どうするか。
3. 予約せずに直接行く。
情に訴える訳である。運が良かったり、受付のお姉さんが親切な人な場合には、意外とうまくいくことも多い。たまたま主治医の先生と顔を合わせたりすると、さっと診てくれたりする可能性もある。が、これはちょっとギャンブルである。
最終手段。
4. 救急に行く。
御存知、ER である。ただし、普通に行って、
「風邪で熱があります」
などと言ったら、絶対診てもらえない。実際の症状はどうでもいい。いかに深刻な症状に見せるか。5分後には死ぬ、という演技力を発揮する必要がある。知人によれば、トマトジュースを忍ばせて、吐血してみせるのも効果的だ、と言っていた。
病人役のオーディションは、ここでやったら良いと思う。
051906
- 2006/11/05(日) 14:17:09|
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