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今日も脳天気

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面接綺譚

 アメリカでの job hunting で避けて通れないのが job interview、つまり面接である。
 
 今のラボに来るときにも、面接はあった。今となっては良い思い出だが、これがきつかった。アメリカ到着2時間後には、早速1時間のスライドプレゼンテーション。ラボメンバーとそれぞれのプロジェクトの話をした後、ボスと discussion。慣れない英語でのやりとりに結構疲れたので、ホテルに帰ろうかと思ったその時。
 
ボス:このデスクとコンピューター、あなたが自由に使っていいから、フェローシップ用の研究計画、『今』ここで書いてね♡
 
 ・・・え。マジっすか(-o-) 
 
ボス:せっかく来たんだから、後でメールでやりとりするより、ここで直接いろいろやった方が良いし。2時間あげるから、その時点で出来たものを見せてね♡
 
 泣きそうになりながら、思い出すのもおぞましい1枚半くらいの超いい加減な研究計画を書き上げたところ、
 
ボス:これ、総説のイントロにはいいけど、フェローシップ用には漠然とし過ぎているわね。明日までにもう少し具体的に書いてきて♡
 
 ホテルで書け、と(-_-)
 
ボス:じゃあ、ディナー食べに行きましょ。カリフォルニアワインが美味しい店だけど、ワイン好き?
 
 ・・・好きですけど、とても飲む気になれません(;_;)
 
 結局、ディナーの後、ホテルで朝3時までひたすら書き物。翌日も朝からボスと discussion。なにせ、朝も晩もボスかポスドクがホテルまで送迎してくれる。
 
 逃げ場なし(-_-)
 
 幸いなことに、このとき応募したフェローシップはもらうことができたし、この面接にかかった旅費・食費、全部ボスが出してくれたので、文句を言う筋合いは全くないのだが、正直つらかった。
 
 
 実はこのとき、自分の英語理解能力に全く自信がなかったので、ボスの許可を得て discussion をボイスレコーダーで録音していた。原稿書きの助けになるだろうと思って、ホテルに帰って聞いたのだが、
 
 ボスが何かしゃべる。
 
 沈黙。
 
 またボスが何かしゃべる。
 
 沈黙。
 
 
 私、ほとんど声を発していませんでした(-_-)
 
 
 このテープ、今もどこかにあるはず。抹殺しなければ。
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  1. 2006/12/20(水) 12:06:23|
  2. 日々亦研究 ―ポスドク研究者の悲哀
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