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物ぢゃねえんだ

 
 最近、日本ではこんな言葉が流行っているらしい。

 余剰博士。

 天下の Wikipedia でも、天下の毎日新聞でも、「余剰博士」問題が話題になっている。


 論旨としては、1996年に政府が提唱したポスドク1万人計画の余波を受け、「余剰博士」、つまり定職に就けない博士学位取得者が増えているのは由々しき問題だ、ということらしい。朝日新聞のこんな記事もある。


 受け皿を増やすべきだ、と言っている、政府関係者・識者・及びマスコミの方々。なんか勘違いしていませんか?


 いかにも、「ポスドクは国の政策の被害者であり、その救済策が必要だ」的な論調が目立つが、まず第一に、国の政策があったから博士号を取った訳じゃないのである。文科省が何を言おうと、研究を生業とする意志があったからこそこの道を選んだのであって、そんなところで恩を売られても困る。

 「余剰」「余剰」って、我々はあなたたちに作られた製品じゃない(-_-#


 任期付きの職を「職」と認めていないことにも違和感がある。任期付博士研究員「ポスドク」は、一人前の研究者になるために、必要な過程であると認識している。

 助手などの「定職」のポストが減り、任期付きの「不安定な」ポストが増えている。おおいに結構じゃないですか。言い方が悪いことは百も承知しているが、助手という雑用係しか選択肢がなかった10年前に比べれば、博士の選択肢は今はるかに多い。




 被害者意識の強い、一部の(と信じたい)ポスドクあるいは博士課程の大学院生にも問題がある。「ポスドク1万人計画」のために博士を取ろうと思った人なんていないはず。後付けの便利な言い訳に過ぎない。

「任期付きポストしかないから、腰を据えた長期的なプロジェクトができない」

 短かい期間で結果を出すトレーニングも受けずに、そんなことを主張するのは虫が良すぎる。


 アマサイ嬢JosephYoiko 氏が「研究者=芸人」とおっしゃっている。<私のことではない


 才能があると信じてこの道を選んだ人は、自分で責任を持たなければならない。


 正直な話、今の職の心配よりも、その先を心配するべきだと思う。芸人さんと同様、これから先、一生クリエイティビティを保っていかないと、生きていけないのである。そこに自信があるからこそ、ニートと言われようがフリーターと言われようが(^_^; この道で生き延びる努力をしている。


 ・・・ま、時々芸人の方が向いてるんじゃないかと思わんこともないけど (^_^;




 現役ポスドクとして、選択肢を増やす提言は歓迎する。でも、被害者救済策といって欲しくない。ポスドクは「余剰生産品」ではない。



 相変わらずこういう莫迦発言を繰り返す、「余剰識者」「余剰議員」「余剰首相」とかの駆除から始めるべきだと思うのだが。
 
 
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  1. 2007/05/26(土) 04:44:31|
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