今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

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脳の中

 
 脳研究者らしく、たまには脳の話でも。


 人間の脳は、おおよそ1千億オーダーの神経細胞と、その50倍以上のグリア細胞が相互に複雑に絡み合って構成されている。神経細胞と一口に言っても、実際は多くの異なる種類の神経細胞が知られている。グリア細胞も然り。

 自分の脳の中がどうなっているのか、一度は覗いてみたいと、誰もが思うことだろう。PET(ポジトロン断層法)や fMRI(機能的核磁気共鳴画像法)という手もあるが、このほど、オンラインで名前を入力するだけで脳の中身を見ることができる画期的なサイトを、ふじーさんに教えてもらった。


 自分の名前を入力してみた。

inside brain



 ・・・ほとんど「金」。真ん中に一つだけ「愛」。


 私は湯婆婆かい(-_-#


 わからんか。愛だ、愛。 <それは釜爺
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  1. 2007/06/30(土) 04:31:49|
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北風と太陽

 
 長女が週一回通う日本語補習校は、現在夏季集中学習期間中。この2週間は、普段と違って毎日授業がある。ここで先週、ちょっとした事件があった。


 金曜日、仕事から帰ってきた私を出迎えた長女の左腕に、大きな絆創膏が貼ってある。涙ながらに話す彼女によると、補習校でクラスの男の子に、はさみで切られた、と言う。

 案の定学校では大騒ぎになったらしい。担任、教頭、それから当事者のお母さんから謝罪の電話があったとのこと。幸い、5センチほどの切り傷自体は浅いものだったが、一つ間違えば、とんでもないことになりかねない。状況を把握するために、まずは長女の話を聞くことにした。


 彼女によると、

先生に紙くずの片付けを命じられた長女、ゴミ箱を持って教室を回っていたところ、自分の隣の D 君の机の上が、紙くずであまりにもぐちゃぐちゃだったので、片付けようとしたら、近くではさみを持って遊んでいた D 君に切られた

とのこと。



 さて、どうすべきか。ちょっと思案。普段は子供同士の争いにあまり口を出す気はないのだが、刃物で切られたとなると、話は別。しかも、この D 君、これまでにもよく問題を起こしている。運の悪いことに、先生は現場を見ていなかったらしい。


「よくもうちの娘を傷物にしてくれたな!この落とし前はどうしてくれる!」

と、親をどやしつけるのは簡単。

「いつもいつも問題ばかり起こして、何しに学校に来てるんだ!」

と、D 君に怒鳴るのも簡単。


 でも。


 ここはアメリカ。なんなら訴訟沙汰に持っていくという手もある。


 でも。


 それで、D 君は反省するだろうか。怒られるから、ではなく、相手を傷つけることが良くないことだとわかってくれるだろうか。

 はさみで相手を傷つけたことは、問答無用で悪いことである。でも、何か理由があったかもしれない。片方からの言い分だけでは、全体は見えてこない。それを棚上げされて罰せられたら、本当に反省しなければならないことが見えなくなってしまわないだろうか。



 北風になるのは簡単。でも、一度北風になると、なかなか軌道修正できない。



 子供を叱るときも、一旦怒り始めると、自分の感情のままに怒り続けてしまう。

 実験も同じ。独りよがりで強引なやり方では、おかしいと気づきながらそのまま突進することになりかねない。




 翌日は授業参観だった。学校に行くと、D 君のお母さんが謝りに来られた。謝罪を受け入れた上で、こう伝えた。

「D 君に直接話を聞いてみたいのですが」


 授業終了後、お母さんと担任の先生のいる前で、D 君に話を聞いてみた。彼によると、

紙を切って何かを作っている最中、友達としゃべっていたら、彼女が来て紙を片付けようとしたので、慌ててまた紙を切り始めようとして、間違えて彼女の腕にはさみが当たった

とのこと。

 まあ、見方は違うが、状況については二人とも言っていることは大体同じだった。


 D 君から話を聞いている間、D 君のお母さんも担任の先生も口を出さなかった。D 君は、ちゃんと自分の言葉で話したし、その後、お母さんに促されてではあるが、

「ごめんなさい。もうしません」

と言ってくれた(うちの娘には、前日、事が起きた後、謝っていたらしい)。


 よし。じゃあ、これでおしまい。


 これが一番良い方法だったのかどうかはよくわからない。相手は小学校2年生だし、責任のある親とだけ話をつければよかったのかもしれない。父親(アメリカ人)が出てこないところに、不満がないわけでもない。

 でも、今回はこれで良しとしよう。D 君はきっとわかってくれたと思う。



 今回、一番割を食ったのは、痛い思いをした上に、妻に

「他人の机の上を掃除する暇があったら、自分の机をきれいにしなさい!」

と言われて、思わぬところで藪蛇になってしまった、
うちの娘だったかな。

  1. 2007/06/27(水) 04:28:01|
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平和の功罪

 
 警察が暇だといらんことばっかりするのは、古今東西共通のようである。



 今日、自転車で走っている時に、久しぶりに警察に止められた。ストップサインで止まらなかったから。


 アメリカで警察に止められたのは実に4回目である。一度目は、

"Hey guy, slow down!!"

 ・・・自転車に出せるスピードは所詮限られていると思うのだが。


 二度目は今回同様、一時停止標識無視。このときは危うくチケットを切られるところだった(冗談ではない。実際に自転車でチケットを切られた人がいる。$281 なので、洒落にならない)。三度目は夜間無灯火。このときは二人同時に捕まり、幸い私の自転車は車両登録済みだったが、もう一人の自転車は無登録だった為、警察官は私に

"You can go"

と言った後、彼に懇々と説教をしていた(見知らぬ人よ、ありがとう)。

 いくらこの辺が都会ではないとはいえ、他にすることはないのか?




 高校生の頃、学校からの帰宅途中、雨の降る中いきなり後ろからスピーカーで、

「そこの高校生、傘さし運転はやめなさーい!!」

と、町内中に響き渡る音量で注意されたことを思い出した。

 高校生に構ってないで、仕事しろ、山形県警。




 もひとつ思い出した。渡米前のこと。京都(ここも都会ではない)で、夜、大学近くを無灯火で走っていて、警察に止められた。

「ほら、ちょっと降りて!」

と命令した東一条派出所のお巡りさん、私の自転車についていた子供用の座席を見て、

「あ、お父さんでしたか。すみません。どうぞ」
   ^^^^^^^
 ノーチェックで放免してくれた。


 おい、ちょっと待て。子供がいれば、いいのか?


 それよりなにより。


 私はあんたのお父さんじゃない。

                               051006
  1. 2007/06/24(日) 16:28:30|
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我が名は聡明

 
 ファミリー最弱の呼び声高いポリ、再びダウン(;_;)


 月曜日から頭痛・腹痛・倦怠感が一度に押し寄せ、火曜日は一日寝込んでいた(それでも日記だけはアップするところがえらい)

 ところが、頭痛は和らいだものの、腹痛が一向に治まらない。下痢も吐き気もないのに、鈍痛がずっと胃上部に留まっている。鎮痛剤を飲んでも良くならない。時々刺すような痛みに変わるものの、すぐ鈍痛に戻るし、食べても痛みが強まることもない。寝ていても仕方がないので、ラボに来て症状を話したら、大学院生Mが

「似たような症状で我慢していたら、最後に気を失って倒れた友達がいるぞ」

 で、結局なんだったの?

「胃穿孔 (gastric perforation) だったらしい。さっさと医者に行け」


 ちょうどまた痛みが増してきたので、脅かされるままに病院に直行。


 医者の診断は、胃炎あるいは最悪胃潰瘍の可能性もあるが、とりあえず処方された H2 ブロッカーを2週間飲んで様子をみようという常識的なものであった。

 ・・・2日経ってもまだ痛いんですけど(;_;)




 ドラッグストアに処方箋を持って薬を取りに行ったときのこと。

 薬局のカウンターにいたのは、中国系の薬剤師さん2人。名前を呼ばれたのでカウンターに行くと、

薬A:How's your last name pronounced?

ポリ:It's カトウ.

薬B:Yeah!! See?

薬A:…You won.

 どうやら、「カトウ」か「ケイトウ」(アメリカでは綴りからこう呼ばれることが多い)かで、勝負していたらしい。

薬B:(嬉しそうに)Let me make sure you are the right person. What's your address?

ポリ:7○○ San ○○…….

薬A:(ちょっと悔しそうに)What does your last name mean?

ポリ:It doesn't have special meanings. It is just a name.

薬B:And your first name?

ポリ:Oh, that means 'brightness'.

薬B:・・・

薬A:It's OK. We know who you are. Here you are. This medicine is ……


 無事に薬をもらって、店の外に出た途端、自分の仕出かしたミスに気がついた。・・・ちょっと恥ずかしい(-_-)


問1. 私は本当はどうすれば良かったのでしょうか? (難易度★)

問2. 悪いのは次のうち誰でしょう? (難易度★★)

a. 二人でぐるになって紛らわしい聞き方をした 薬剤師AとB
b. 4年経ってもこの程度の決まりきったやりとりがちゃんとできない ポリ
c. 判断能力を鈍らせた 胃痛 または ヘリコバクター・ピロリ
d. 自分の能力の無さを、証拠もなく細菌のせいにしようとしている ポリ
 
  1. 2007/06/23(土) 06:22:19|
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想定外

 
 日常生活において出会う様々な場面、実は想定内であることがほとんどである。会話然り、車の運転然り、人間の脳はごく近い未来を予測し、それは基本的に正しいことが多い。

 だからこそ、想定しない状況に出会うと、とても新鮮な気分になる。



 小学校2年生の長女の日本語補習校。いつもは全校生徒が集まって朝礼を行なうのだが、先週は学年ごとに分かれての朝礼だった。


先生:皆さん、6月のきまりは何だったか、覚えていますかー? 覚えている人、手を挙げて!

 ああ、なるほど。毎月スローガンみたいなものを決めているんだな。


先生:今月のきまり、誰か覚えてませんかー? はい、○○君。

○○君:はい。「きまりを守ること」です。


 わっはっは(^o^) 気持ちはわかるけど。


先生:はい。その通りでーす! 皆さん、きちんと守ってくださいねー。

 え”(-o-) 合ってるんですか???





先生:来週からは夏期集中学習が始まります。日中暑くなるので、皆さん、帽子を忘れないようにしてください。

 ああ、なるほど。最近暑い日が多いからね。


先生:帽子だけじゃなく、ほかにも忘れちゃいけないものがありますね?

 すると、あちこちから、


                 日傘
日傘
         日傘

              日傘

     日傘



 ・・・日傘さしてる子供なんて、見たことないんですけど。
 
  1. 2007/06/20(水) 04:19:48|
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旅の思い出 -喜劇編-

 
 アメリカ National Park の旅も、昨年のグランドキャニオンで4回目。どれをとっても、いろいろな意味で心に残る旅行だった。



 3年前の夏、Yellowstone に向かう途中、Grand Teton National Park を訪れた。


 ここで泊まったのが、丸太を組んで作ったような、山小屋風のロッジ。元々テントだのシュラフだのキャンプ系が好きな私は一目で気に入ったのだが、ちゃんとしたホテルが好きな妻は、御機嫌斜め。チェックインカウンターでは、

「この辺は熊が多いので、絶対に車に食べ物を置きっぱなしにしないように」

と、えらくしつこく言われる。・・・何も、「熊に破壊された車の写真」まで見せてくれなくてもいいんだけど。



 荷物を部屋に運び込む。部屋の四隅のうちの3つにベッドが置いてある、変わった配置。


ポリ:ほんとに山小屋やな(^_^) 壁にすき間あいてるし。


娘:おとーさーん、黒いおっきい虫があたしのベッドの下に入っていったー!


 楽しげな二人に対し、


妻:車に残さなくても、部屋に食べ物があったら、熊が部屋に入ってくるんじゃ・・・(;_;) 窓ガラス割られたらどうしよう(;_;)


 お、さすがスーパー悲観主義者。発想がだんだんあり得ないほどネガティブになっていく。


妻:もし熊が入ってきたら、誰が最初に食べられるだろう(-_-) いつもお菓子食べてるから、この子が一番美味しいかな・・・


娘:おとーさーん、お母さんの方が甘いものばっかり食べてるくせに、あたしの方が美味しいって言ったー


 やめろっちゅうねん(-_-#





 さて、真夜中。妻が突然起きてきて、


妻:ねえねえ、やっぱり熊来てるよ~(;_;) あたしのベッドの横の壁をたたいてる~(;_;) こっちのベッドで寝ていい?


 外からは雨音が聞こえてきたので、多分正体はそれ。


 それよりも、なんか部屋の中がうるさい。


 パタパタパタ。


 ふと天井を見上げると、なんか黒い物が2つ、円を描くようにパタパタ飛んでいる。


 なんと、コウモリさん(^_^)


 幸い、妻は熊(?)に気を取られてまったく気がついていない。一瞬悪魔が心をよぎったが、夜中にパニックを起こされても困るので、黙っておいた。




 次の朝、ふと思い出して、娘に聞いてみた。


ポリ:昨日、黒いおっきい虫がいた、って言ってたけど、どれくらいの大きさだった?


娘:これくらい! (両手で大きな円を作ってみせる)


 ・・・コウモリを目撃してた訳ね。そんなのが自分のベッドの下にいることを知ってて、平気で寝てたんかい。あんた、度胸あるな。

                               081606
  1. 2007/06/17(日) 17:58:15|
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そして怒りの矛先は

 
 水曜日。相変わらず御機嫌斜めのボス。


ボス:プロジェクト b メインのグラント、今日が締切なのに、オンラインのアクセスが集中しているみたいで、途中で必ず失敗するのよ!

 無茶なこと書いた天罰じゃないでしょうか(-_-)


ボス:なんで皆最後の日に申請するのかしらね、まったく。

 ・・・いや、あなたにそれを言う資格は(-_-;


ボス:ちょっと事務局に電話して、締切延ばせって言ってみようかしら。


 このグラント、アメリカでも最も有名かつ高額なグラントの一つである。いくら口達者なアメリカ人でも、さすがにそう簡単に締切日を変えられるとは思えないけど。


 1時間後。
 

ボス:金曜日まで延ばしたわ。やってみるもんね。

 ・・・マジですか(-o-)


ボス:締切まで丸々2日できたから、この図、もっとわかりやすく作り直してくれる?

 だから嫌なんだ、この人に余分な時間を与えるのは(-_-#


ボス:なんか言った? そういえば、もう一つ頭に来ることがあるのよね。

 今度は何ですか?


ボス:ほら、この間あなたのどアップのムービーを使ってトークしたでしょ。

 あー、あのあまり思い出したくない奴ですね(-_-)


ボス:あのトークのビデオ、ようやくウェブサイトで公開されたのよ。

 ゲッ。恐れていたことが(-o-)


ボス:さっきちょっと観たんだけど、トークの最初のジョークが全部カットされているのよ!信じられる?

 いや、サイトを訪問する人は別にボスのジョークを聴きたい訳じゃないと思いますけど。


ボス:つまんないから、途中で観るの止めたわ(-_-##

 そんなに激昂するほどのことですか?


ボス:ほんっとに頭にくるわ、もう。せっかくいろいろ考えて気の利いたこと言ったのに。ちょっと電話して文句言ってみようかしら。

 また電話ですか? そんなことで文句言われても、主催者も困るだろうな(^_^;


ボス:あなたのどアップはカットされてなかったから大丈夫。

 ・・・電話して、そっちをカットするように言っていただけないでしょうか(-_-#
 
  1. 2007/06/16(土) 04:42:03|
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真の矛先

 
〈前回のあらすじ〉実験補助のために学部生PをリクルートしてきたポスドクG。「あらかじめ実験手技を身につけさせておけ」というボスの厳命にもかかわらず、Gが2ヶ月間不在となるたった2日前になって、何一つ教えていなかったことが判明した。Pをクビにはしたくない状況で、ボスの考えやいかに?

 ・・・こうしてみると、私が長々と書く日記って、4行で済むのね(-o-)


 気を取り直して。


 Pにやってもらおうとしているプロジェクト a の追加実験、私のメインプロジェクトとはいえ、その手法及び結果は他のすべてのプロジェクトにかかわってくるので、実際には誰が関与しても別におかしくはない。もちろん、私自身はPを supervise することにやぶさかではないのだが、ボスは私にその役をやらせたくないと、事ある毎に口にしている。


 Gに説教した後、ボスは私をオフィスに呼んだ。

ボス:正直な話、この状況でPを雇うメリットはあると思う?

ポリ:もし一から教えるとすると、しばらくの間は誰かがずっと一緒についていなければならないでしょうね。

ボス:「誰か」って誰? あなたにはプロジェクト b に専念して欲しいんだけど。

ポリ:ポスドク4人の中で、指導できそうな人というと・・・

ボス:そうなのよね。Sは来たばっかりだから、人にやらせるよりS自身が実験に慣れて欲しいし。Rは体調の問題で不定期に休むし。Gはいないし(-_-# でも、あなたにはプロジェクト b に専念して欲しいんだけど。

ポリ:この状況では、やっぱり僕がやらざるを得ないんじゃないか、と。

ボス:でも、あなたは毎日プロジェクト b に集中してくれないと困るのよ。今度申請するグラントのプロポーザルに、

『プロジェクト b は、現在のところ世界でうちのラボ以外に実現できるところはない』

って書いちゃったし。


ポリ:(小声で)・・・論文どころかデータも取れてないのに、無茶するなよ(-_-;

ボス:なんか言った? とにかく、あなたはプロジェクト b が最優先。でも、プロジェクト a の追加実験を誰かがやらなければならないことも事実だし・・・

ポリ:Pさえよければ、僕が土曜日にでも時間外労働で指導しましょうか?

ボス:あなた、土曜日に来れるの?

ポリ:娘の日本語補習校がありますが、数時間ならなんとか。

ボス:だったら、プロジェクト b をやってちょうだい。

ポリ:うっ。ヤブヘビだったか。・・・いや、今のは軽い冗談ですが、じゃあ、トレーニングコースに出発するまでの今日明日2日間、GがPにできるところまでみっちり指導してくれたら、あとは時間のあるときに僕が見てやる、というのはどうでしょう。

ボス:時間のあるときには、プロジェクト b をやってちょうだい。

ポリ:・・・そればっかりやな(-_-# 

ボス:なんか言った? まあ、でもそれくらいが落としどころかしらね。じゃあ、GとPに可能かどうか聞いてみてくれる?


 ということで、最終的には大方の予想通り私が面倒をみることになった。


 夕方。帰る準備をしていると、再びボス登場。

ボス:さっきの話、一応念を押しておくけど、Pの指導にあまり時間を割かないでね。あなたはプロジェクト b をやらなきゃならないんだから。

ポリ:またかよ(-_-; ・・・はい。わかってます。

ボス:ほんとに大丈夫? 思っていたより進展が遅いし、これからはプロジェクト b の進み具合も週2回くらい報告してもらおうかな。あなたのメインプロジェクトは b なんだからね。

ポリ:・・・なんか、一言一言プロジェクト b に関する小言が付随しているような気がするのですが。えーと、もしかして、今回の一連の話で、説教されているのは私ですか?

ボス:そう。


 怖いよー(;_;) 働くぞー(;_;)

  1. 2007/06/13(水) 05:01:21|
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矛先

 
 ボスの機嫌が悪い。


 現在うちの研究室では、3つのメインプロジェクトを走らせている。

プロジェクト a・・・他の二つの基礎となる物で、既にほぼ終了(論文1報発表済み)。追加実験後、更に2、3報の論文にする予定。

プロジェクト b・・・ようやくシステムが立ち上がった状態。データ取りはこれから。

プロジェクト c・・・他のラボとの共同研究。トラブルが多く、進展が遅い。


 私が中心に取り組んでいるのが、a と b。ボスは b がいたくお気に入りで、事あるごとに b の進展具合を聞いてくる。a の追加実験もまとめとしては重要なのだが、ボスは私に b 以外のことに時間を割いて欲しくないらしく、

'Your highest priority is working on the project b'

が口癖のようになっている。



 プロジェクト c はポスドクGが中心。共同研究先のラボで、

「Queen of Laziness」

と呼ばれているG(呼ばれる方も凄いが、面と向かって呼ぶ方も呼ぶ方である)、
プロジェクト c でグラントが取れたのをいいことに、夏の間、学部生Pを下僕、じゃなかった(^_^)、助手として雇うことにした。それが4月初めのこと。


 相手は学部生。実験をやらせるとすれば、一から教え込まなければならない。ところが当のG、Pとの契約を6月半ばから9月半ばに設定したにもかかわらず、システム神経科学のトレーニングコースに参加するために、なんと明日土曜日から2ヶ月間不在。これが判明した先月の時点で、Gの計画性のなさに呆れたボスは半分キレ気味(-_-#


 そんなことはお構いなしの "Queen of Laziness"、

「あたしの実験の手伝いの代わりに、プロジェクト a の追加実験をやらせよう」

 苦し紛れの提案ではあったが、ボスの希望と一致したため、一応受け入れられた。



 とはいえ、プロジェクト b 以外のことを私にやらせたくないボス、ポスドクGに、

「トレーニングコースに出発するまでに、あなたがPに実験手順を教えておきなさい」

と厳命した。プロジェクト a は彼女のプロジェクトにとっても必要だし、不在の間、Pが実験をこなせるようになれば、彼女にとってもメリットは大きい。



 で、一昨日の水曜日。Gはこの1ヶ月間、Pに何一つ教えていないことが判明。


 ボス、激怒 <当たり前



 問題は、ここで「じゃあPいらない」とは言えない(言いにくい)ということ。学部生にとって、ラボでのバイトは、

お金になる <事実
後々推薦状を頼みやすい <条件付事実
最先端の科学を垣間見ることができる(かもしれない) <願望
将来のノーベル賞のお手伝いをすることになる(かもしれない) <妄想

などなど、かなり魅力的な仕事である。今更約束を反故にするということは、Pにしてみれば、夏の間の別の仕事を探さなければならないことを意味し、時期的にちょっと遅過ぎる。ボスとしては、自分のラボで学生が不条理に不利益を被るような事態はできるだけ避けたいという。

 更に、ここ数回ラボミーティングに参加しているPが、意欲もあり、飲み込みも早いところを見せたため、ボスはどうやらキープしたいようなのである。


 とりあえずオフィスにGを呼んで、懇々と説教したボスだが、2日後にいなくなる "Queen of Laziness" を相手にしていても仕方がない。事ここに至り、話は「誰がPを supervise するか」に移ってきたのである。


 続く(^o^)
 
  1. 2007/06/10(日) 03:06:29|
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君の名は

 
 一昨日、アメリカ人ポスドクAが

“Nobody would come up tomorrow.”

と言っていた。なんで?

“Tomorrow is the big day for the first game of the NBA final.”


 で、昨日。・・・ほんとに誰も来やがらねぇ(-_-#


 いや、実際誰も来ていない訳ではなく、女の子やアジア系の留学生はそれなりに来ているのだが、いつにも増して閑散としていることは間違いない。PIも含めて、多くのアメリカ人がTVにかじりついているらしい。アメリカ版「君の名は」状態である。

(・・・あんた何歳やねん!by 妻)


 木曜日は毎週、うちの Department 主催の weekly invited seminar があるのだが、昨日は悲惨だった。聴衆少な過ぎ。うちのボスもいない。ま、この人、子供が生まれる3年前までは、毎年 49ers の年間チケットを買っていたくらいだから(一体いつ行ってたんだ?)、今更驚かないけど。


 私の心の中では、黒ポリ (^o^) が

「ボスもいないんだし、帰っちゃえ、帰っちゃえ」

と囁いていたが、そこはグッとこらえ、夕方の週に一度のソフトボールに備えていた <おい(-_-;;


 ・・・ソフトボールも試合できるぎりぎりの人数しか集まらなかった(-_-# おかげで、出ずっぱりで楽しかったけど。



 でも、ちょっとまてよ。今年の NBA final って、Cleveland と San Antonio じゃん。西海岸関係ないぞ。


 そう。結局仕事を休んで騒ぐ、言い訳なのである。・・・ということは、NBA だけでなく、NFL、MLB、NHL で、同じことが起こるってことかい。


 ・・・こんな国に負けんなよなぁ(いろいろと)・・・


 頑張れ、ニッポン!

                               060906
  1. 2007/06/09(土) 09:13:58|
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使用禁止

 
 いや、もうね、本来文句なんか言えた義理じゃないんです。それはもう、重々承知しているんです。

 文句どころか、日本語補習校の先生方には、感謝してもしきれないくらい、ありがたいと思ってるんです、いや、ほんとに。なんつったって、校内では英語一切禁止。最近、言動が長嶋茂雄みたいになっている長女にとって、週たった1回でも、日本語しか許されない半日を過ごせるのが大切であることは、わかっているつもりです。


長女:アクチュアリィ、あたしはプレイしたくなかったのに、ボゥイズがあたしをスウィング、ウップス、スライドにテイクしたら、誰かがあたしをプッシュして、グラウンドにフォールしたぁ。

 ・・・おのれはルー大柴か(-_-#


 日本語補習校では、こんな会話は許されません。いくら生徒がぽかーんとしたって、先生は

「お便所」



「トイレ」

とか

「バスルーム」

なんて言い直してくれないんですから。



 先週末に行われた運動会も、いたって純和風。

「全員、体操隊形に開け! ちゃーんちゃん ちゃらんちゃんちゃんちゃん・・・」

から始まって、徒競走・綱引き・玉入れ・騎馬戦のフルコース。娘たち2年生は、1年生と一緒にソーラン節の創作ダンスまで披露してくれたんですから、先生方の御苦労には頭が下がります。



 でも、ですね。一つだけ言わせてもらってもいいですかね。

 閉会式のときの、校長先生のお言葉。


校長:先生が今日、一番嬉しかったこと、なんだかわかりますか? それはですね、本日の運動会、一度も私の耳に英語が聞こえてこなかったことです。先生、ほんとに嬉しかった。


 思わず、隣の人と目を見合わせて、

「・・・戦時中じゃないんだから」

とハモってしまいましたよ。



 一日中、運動場に響いていた、

Go! Go! Let’s go! Let’s go! 赤!

とか、学年選抜リレーのときの、

Hey! Come on!

の叫び声、一体何語だったんでしょうね?

  1. 2007/06/06(水) 04:24:35|
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病気

 
 アメリカに来て4年半、英語能力がさっぱり向上しない。


 うちのラボの連中は皆優しいので、私がこう愚痴をこぼすと、必ず

「心配ない。お前の英語は充分通じる」(4年経って通じるだけかい (-_-# )

「前よりずっとまし」(前がひど過ぎたってこと?)

もっとひどいのが一杯いる」(・・・なぐさめにならん)

てなことを言われる。人から聞いた話では、”fine” とか “OK” とかいうのは、かなり問題あり、という意味で、細かい問題点を指摘されるようになって初めて、上達したといえるらしい。


 でも、最近、それだけでもないような気がしてきた。


 今日、とあるセミナーで、腕に大きな火傷を負った患者に薬を与えたら、痛みの感じ方が軽減しただけでなく、痛みにより活動が激しくなる脳内のある部位の活性が、顕著に下がったという話を聞いた。ところが、どんな薬を与えたか、というと、placebo、つまり偽薬だという(小麦粉とかそんな奴)。つまり、なんの薬効も無い薬が、気分だけでなく、感覚システムそのものまで変えてしまったというのである。

 まさに「心頭滅却すれば火もまた涼し」である。


 英語も同様である。英語の上達云々に関わらず、自分が自信を持っていることを話している時には、相手の反応も早いし、盛り上がる。内容を褒められた時なんか、もう絶好調である。巨人の中畑になってしまう (^o^)

 一方、そうでないときには、自分でもわかるくらい、文法も何もメロメロになってしまう。

 まさに「病は気から」である(私の英語は病気かい?)


 特に、アルコールが入って、気が大きくなると、自分でも驚くくらい、べらべらしゃべっている。・・・ただ、こういうときの会話って、せっかくいろいろディスカッションしても、終わってからさっぱり覚えてないんだよなぁ。


 アルコールなし・・・うまくしゃべれない。下手な議論をいつまでも覚えている。
 アルコールあり・・・うまくしゃべれている(ような気がする)。でも覚えていない。


 人生うまくいかないものである。

                            052406

  1. 2007/06/03(日) 22:59:02|
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 実は献血好きなポリ。昨日も今年2回目の献血に行ってきた。


「一人でも多くの命を助けたい!」

なんていう高尚な気持ちは毛頭無く(^_^)、目当ては無料ジュース、無料アイスクリーム、無料クッキー、そして今回は無料Tシャツである(妻が2度の出産時に輸血を受けているので、そのお返しをしたい気持ちもちょっとだけある)。

 元々血の気も多いし、ちょっとくらいくれてやっても大したことは無い(^o^)



 献血の手順は、日本もアメリカもそう変わらない。お決まりの質問に答え、血圧・脈拍・体温・ヘモグロビン値を測定し、問題なければ献血開始。体温計を見て一言言われるのはいつもどおり。こういうときに使う簡易体温計は、96 F(約 35.6 C)までしか表示されないので、低体温の私は「測定不可」になることが多い。

 献血量は、Whole blood donation の場合 1 pint(約 473 ml)なので、これも日本の 400 ml とほとんど変わらない。採血時間はせいぜい10分。

 日本と違うのは、献血が許される日程間隔である。日本の場合、最低12週あける必要があるが、ここでは8週。前回の献血から8週間経つと、

‘You are now eligible to donate life-saving blood!!'

のお知らせメールがうるさいくらい送られてくる。ラボに電話までかかってくる。献血に行かないと、なんか悪いことをしているような気になってくる(-_-;



 献血に限らないが、採血してくれる看護婦さんは日本でもアメリカでも針の入れ方が上手。献血の時は、血球が壊れるのを防ぐため、「ちょっと待て。」と言いたくなるような太い針を刺すわけだが、そのわりに大して痛いと思ったことがない。私の場合、医療用の人体標本のように太い血管が浮き出ているせいか、必ず一発で入れてくれるし。

 よく話に聞く、何回やっても針がうまく入らずシャブ中のような腕になった、という経験はない。・・・そういえば、一回だけ危ないことがあったな(-_-)




 ウイ○ス研在籍時のこと。HIV ウイルスを扱っていたラボで大学院生がエイズに感染した大阪大学の事件のあおりを受けて、ウ○ルス研に所属する全員が採血されることになった。


 一足先に採血してきた研究員 I さん、なぜか怒っている。見ると、採血したと思われる腕が内出血で赤黒くなっている。しかもまだかなり痛いらしい。

 どうやら、人手不足のため、医学部系のラボの大学院生が採血を手伝っているとのこと。一応医師国家試験は通っているとはいえ、日頃大腸菌しか扱ったことのないペーパードクター、

「採血は初めてなんで」

とかほざいていたらしい。
頼むからそういうことは口に出さないで欲しい(-_-#



 やらないわけにもいかないので、渋々採血の部屋に行くと、いるいる。採血担当者4人のうち、2人は見たことのある顔。列に並んだ私は、

「神様、上手そうなおばちゃんに当たりますように m(_ _)m 」

と祈りながら自分の順番を数えて見ると、げっ、ペーパードクターやん(-o-)


 自分の番が近づき、いよいよ観念していたところ、なぜかペーパードクターが採血に手間取っているようで、隣のおばちゃんの前に座らされた。祈ってみるもんである(^o^)


 ふと隣を見ると、件のペーパードクター、ドイツ人研究員を前にして、

「アイムソーリー(;_;) ワンモア、トライ」

 半泣き状態で連発している。どうやら針がうまく入らないらしい。見ていただけで4、5回刺し直している。こりゃ国辱もんだな、と思って、ふとそのドイツ人の腕をよく見ると、血管どころか、肌も見えないようなものすごい毛むくじゃら(-o-) あれは、人間のお医者さんじゃ無理。



 その後、彼らの採血がどうなったかは、知る由もない。

  1. 2007/06/02(土) 05:26:02|
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