上の子が、また蚕をもらってきた。
もらってくるのは構わないのだが、桑の葉の調達はいつも私の役目。別に娘を甘やかしているわけではなく、この近辺にある桑の木が全て例外なく巨木なので、娘では手が届かないのである。
というか、私も届かない(-_-;
で、どうするかというと、木に登るか、あるいは近くのフェンスによじ登らざるを得ない。警察がいたら、間違いなく職務質問ものである。仕方ないので、夜暗くなる頃を見計らって、桑の葉取りに出陣している <余計怪しい
・・・この忙しいときに、一体何をしているのやら。
それにしても、彼らのまあよく食べること食べること。見る見るうちに、桑の葉が葉脈だけになっていく。その旺盛な食欲を見ていると、つい時間の経つのを忘れてしまう。食事中の蚕たちをいつまで眺めていても飽きないのは、私だけではあるまい <お前だけじゃ
同世代の連中が皆そうであるように(?)、私もまた御多分に洩れず虫好きである。ファーブル昆虫記を読んで、ジガバチの習性に胸を躍らせ、ファーブルがセミの幼虫を炒めて食べたくだりを読んで、いつか自分も試してみようと心に誓ったのは、私だけではあるまい <お前だけじゃ
実家の周りには、ありとあらゆる種類の虫がいた。庭の山椒にはアゲハの幼虫。柿やつつじの幹には律儀にも触角まで美しく装ったルリボシカミキリ。オオカマキリは我が物顔に秋海棠の葉の上を歩き回り、夏の早朝であればセミの羽化を見て感動することもあった。
情操教育という意味では、感動に勝るとも劣らないのが、驚愕。
あるとき、庭で捕まえたカマキリを5匹ほど虫かごの中に入れ、二日ほど放置。気がついたら、大きなおなかのカマキリがたった1匹。
びっくり(-o-)
あるとき、小学校の裏手にある池のほとりで、3mm大の真珠のような丸い玉をたくさん発見。あまりにもきれいだったので、10個ほど拾って、大事に筆箱にしまい、学校の机の中に入れておいた。翌日筆箱を開けると、真珠の玉がなくなっている。
机の中を覗くと、中には孵化したばかりのナメクジさんがぞろぞろ。
びっくり(-o-)
わたくし、虫に育てられたといっても過言ではないかもしれない <過言だろ <その前に、ナメクジは虫じゃない
- 2008/04/30(水) 04:23:18|
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カンファレンスなどに参加した際、ランチやディナーで同席する研究者との会話では、なにかしら共通の話題を探さなければならない。先のカンファレンスのように、研究のバックグラウンドが自分と異なる参加者が多い場合、研究の話はなかなか難しい。かといってディープな大統領選の話もついていけないので(^_^; いきおい研究グラントとジョブマーケットの話が中心となった。
とあるランチの席で隣に座ったのは、最近独立した4歳上の Assistant professor。彼は Law school を卒業し、法学博士を取って弁護士を目指していたが、31歳のときに神経科学に魅せられ、そのまま転身。8年後には名門 Yale University で独立。世の中、なんか間違っている。
それを聞いていたボス、
「うちの Department にもいるわよ。ほら、4年前に Faculty になった S 」
あの、ハンサムかつスマートという、ちょっと反則気味の S ですか?
「彼、10歳くらいまで子役の俳優だったのよ」
へ?
「で、その後飛び級を繰り返して20代前半で法学博士を取って、しばらく弁護士事務所で働いていたらしいんだけど、途中で神経科学に転身して、35歳でうちの Faculty」
・・・いつから天は特定の人間に二物も三物も与えるようになったんですかね。パンにバターを塗るときだって、均等に塗らなきゃおいしくないのに。
前述の Yale の彼、独立ポジション探しの最初の年に、アプリケーション75通出したとのこと。ちょっと驚いていたボスだが、やおら私の方を見て、
「ほら、あなたもそれくらいは出さなきゃ」
確かに今シーズンは18通しか出してないですけど。じゃあ、ボスは何通出したんですか?
「あたしは、・・・10通かな」
ほお。
「だって、最初の年に取れるとは思わなかったのよ。試しに10箇所くらい出してみようかな、くらいの気持ちだったのに、オファーが二つも来てラッキーだったわぁ」
最近、自分より運が良い人に憎しみを覚えるようになってきたんですけど(-_-#
「あたしの一つ下の元同僚なんか、アプリケーション30通くらい出したうち、13箇所でインタビュー受けて、13箇所『全部』からオファーが来てたわよ」
・・・そーゆー他人の雇用機会を必要以上に奪う輩には、殺意すら覚えます(-_-##
- 2008/04/26(土) 05:17:22|
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日曜日から、バージニア州の Janelia Farm というところで行なわれているカンファレンスに参加している。
Farm といっても、農業研修に来ているわけではない。ここは、アメリカでも1,2を争う巨額の研究資金提供団体である Howard Hughes Medical Institute が出資してできた、規模の大きい研究所。日本でいうと、理研みたいな感じだろうか。
今回の3泊4日のカンファレンスは、参加者が70−80人と少なく、ビッグネームと話す機会も多いので、ジョブ探し中の私としてはこれを逃す手は無い。ポスターアブストラクトによる書類選考があり、1月に参加が受諾されてから、ずっと楽しみにしていた。残念ながら、参加者の研究分野が思っていたのとちょっと違っていたので、サイエンティフィックに得るものはそう多くはないことがわかったのだが、それでも技術的なところで参考になることがいくつかあったし、一緒に参加しているボスが、ビッグネームを何人か紹介してくれたので、今までのところ、結構楽しい♪
楽しい理由は他にもある。スタンフォードにいるせいで、日頃から「金余り」研究所には慣れているはずだったのだが(^o^)、さすがは Howard Hughes、実際来てみると、
Shuzo さんのレポートにもあるように、予想以上の大盤振る舞い。
このカンファレンス、参加費・宿泊費は無料。4日間のすべての食事が向こう持ち。加えて、さすがはアメリカ(^o^)休憩時間の度に出されるコーヒーや甘物、食前・食中・食後のワイン・ビールも全部ただ。
ここまではまあいい。実はこの研究所、周りに何も無いところにぽつんと建てられたために、外に出ても店一つ無い。したがって、宿泊も食事も、全部研究所内で済むようになっている。足もないし、天気も悪かった為、到着後48時間、一歩も外に出なかったし(^_^;
驚いたのは、参加者全員にロゴマーク入りのパーカーが配られたこと。更に、着いた途端渡されたのが、J カードと呼ばれる所内用プリペイドカード。既に$20チャージされており、自由に使って良いとのこと。つまり、参加者にはお小遣いが渡される訳である。
まあ、実際のところ、食事もおやつも提供されているので、所内にあるバーで夜中に酒を飲むくらいしか使い道がないのだが。
今日は所内の見学ツアーに参加した。建物の前面が総ガラス張りになっており、全体に非常に明るい。不慮の事故で割れるのを防ぐ為、強化ガラス4枚重ね。テロの攻撃にも耐えられそう。
通常ある程度人の手が必要な動物飼育ケージの洗浄が極力オートメーション化されており、遺伝子研究に利用されるショウジョウバエの飼育は、なんとロボットがやっている!
セミナー会場の椅子も、普通と違って座り心地抜群だし、まさに至れり尽くせり。・・・と思っていたら、本日、こんな出来事が。
とあるトークの最中、スクリーンに、突然出会い系サイトを思わせるようなポップアップウインドウが登場。女の子の顔写真と、
"You know me?" "Contact me!"
という台詞の入った吹き出しが、スクリーンに大写しに。聴衆は大笑いしているのだが、演者はスクリーンに背を向けていた為、しばらくなんのことやらわからず、不思議そうな顔(^o^) ようやく気がついた彼に、
「なんならちょっと中断してもいいよ」
と司会者が声をかけ、会場はさらに大爆笑(^o^) ばつの悪そうな演者、
「ここ、セキュリティ大丈夫?」 <明らかにそういう問題ではない
この研究所、どうやらサイバー攻撃には弱いかもしれない。
- 2008/04/23(水) 13:24:51|
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ここ10日間ほど、運気が低調である。
発端は、先々週金曜日。午後1時に電話インタビューが予定されていたのだが、いつまでたっても音沙汰なし。ボスに、
「こっちから電話してはダメ」
と言われたので、できるだけマイルドな文面のメールを送ったら、夜になって、
−都合により電話できなくて申し訳ない。月曜日にもう一度時間を作れるか?
というメールが。文句を言える立場ではないので、即座に了解の返事。
土曜日。朝、長女を日本語補習校に送り、帰宅。アパートメントの階段を登ろうとしたとき。
あ。やば。やってもうた。
ぎっくり腰(;_;)
まあ、やってしまったものは仕方ないので、おとなしくしていようと思ったのだが、どうもいつもと違う。腰全体ではなく、部分的に強烈な痛みが走る。
うんうん唸りながら、妻の運転する車で医者に辿り着くと、結果は「椎間板炎」。その日からずっと、コルセット生活(;_;) まだ痛い(;_;)
月曜日。午後1時に予定されていた電話インタビュー、午後4時になって再び延期の連絡。なんでも、Search chair の受け持っている授業で crisis があったんだとか。なんのこっちゃ。
木曜日。忙しかったことを理由に、3ヶ月間棚上げしていたデータ解析をそろそろ再開しようかと、最近のファイルを開けたところ、中身がまったく意味不明。慌てて日付を遡ってみると、なんと2ヶ月半前から正しいデータが取れていなかったことが判明。
実験装置を調べてみると、・・・ワイヤーが外れてる(;_;)
取ったデータはすぐ解析するのが当たり前(少なくともファイルを開けて確認することは必須)なので、誰のせいにもできない。全て自分の責任。
かなり落ち込む。
金曜日。朝、起き上がれないほど気分が悪い。どうやら悪い物でも食べたようで、午後2時までベッドから出られず。緊急の仕事が3つあったので、這うようにしてラボに行ったものの、ろくに仕事もできず帰宅。(日記が6行だけだったのはそのせい)
そして、昨日。エイプリルフールに電話インタビューを受けたところから、現地インタビューに呼ばないという連絡が来た(;_;) <これが一番痛い(;_;)
人生の60%を運に頼っている私としては、つらい日々である(ちなみに残り40%は他力本願)。
春が来るまで、しばし冬眠。
- 2008/04/16(水) 04:23:26|
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長いこと、賞と名のつくものとは縁遠い生活を送っていたのだが、つい最近、久しぶりにとある賞をいただくこととなった。
その名も、
A Gallon Award
さて、問題です。これは一体何の賞でしょう? ググらずに考えてください。
既に御存知の方は、・・・ボケてください(^o^)
- 2008/04/12(土) 04:49:26|
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スタンフォードの別のラボで働いている日本人 N さんと話していたときのこと。
N さん:ポリさん、いつもどうやって休み取ります?
へ? ボスに「休みま〜す♪」って言うだけですけど。
N さん:えーーーー!! そ、それで何日くらい休み取れるんですか?
一体何に驚かれているのですか? まあ3、4日ならいつでも。
N さん:・・・羨ましいです(-_-)
よくよく聞いてみると、N さんのラボのボス、恐ろしく締めつけがきついとのこと。なにせ、出張中でも毎日必ずラボに電話を入れ、一人一人と話して、全員ラボにいることを確認するのだそうな。
ラボにいるからといって仕事をしているとは限らないと思うのだが。 こうなると、休みを取るのにも様々な手練手管が必要になるが、敵も去るもの、
「風邪をひいて具合が悪い」
なんて言おうものなら、家で本当に寝込んでいるかまで電話でチェックするというのだから、徹底している。
ま、休みをなかなか取りにくいというのは、日本ではよくある話。昔いた K 大学のラボの学生なんか、長期休暇の理由に「法事」を使いすぎて、3人目のお父さんが死んだところで教授にばれ、こっぴどく怒られていた。
2人目のお父さんとお母さんまではばれなかったというのも、ある意味すごいが。
以前同じフロアにいた日本人 Y さんのラボの話。このラボでは、Y さんが一言発言するたびに、全員がよってたかって Y さんの英語を正しに集まってきたらしい。
時々、
「間違いなく皆親切でやってくれているから、すごく嬉しいんだけど、ごにょごにょ・・・」
とつぶやいていた Y さんだったが、さすがに英語の上達は早かった。
2年の留学を終え、Y さんが帰国して2ヶ月ほど経ったある日、Y さんのラボの J が私を呼び止めて、
「さっき久しぶりに Y と電話で話したんだけど、もう全然ダメ! アメリカに来てすぐの頃よりひどい」
どこまでも辛らつな同僚であった。
かたや、うちのラボ。
休みを取るのに何のためらいも感じない。ボスも含め、皆平気で1−2週間の休みを、年に何回も取る。ボスとしては、結果さえ出ていれば何の文句もないらしい。
英語に関しても、皆とっても寛容。寛容すぎてさっぱり上達しない <人のせい
この間も、トークの後、珍しく向上心に燃えて、ラボの皆に
「どっか直すところ教えて」
と聞き回ったのに、皆
「いいんじゃない?」
「大丈夫、大丈夫」
「完璧」<おい
ボスまで、
「今まで聞いたあなたのトークの中では、最高だったわよ」
・・・比較対象のレベルが低すぎます(;_;)
がちがちに締めつけられ、しごかれるのが好きなMの方、うちのラボに来てはいけません。
- 2008/04/09(水) 04:19:31|
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毎年結構楽しみにしているエイプリルフールネタであったが、今年はこれというものがなかった。残念。
代わりといっては何だが、先月こんな新聞記事を見つけた。
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文部科学省がおこなった国歌「君が代」に対する意識調査によると、君が代を歌える人は国民の9割だが、その意味までしっかり説明できる人は3割程度しかいないことが分かった。
<中略>
それに対し、歌詞の意味を説明させたところ、正しく解説できたのは小学生では1割以下、中高生・保護者でも3〜4割程度で、誤答がほとんどだった。担当者は「今後も徹底して君が代の歌詞解説を指導していきたい」と述べた。
なお、誤答として多かった解釈は以下のとおり。
「君が代は」→ 誤:「君が弱っ」(お前、弱いなーの意)
「千代に八千代に」→ 誤:「千代に八千代に」(千代・八千代という姉妹)
「さざれ石の」→ 誤:「下がれ石野」(石野さんを退席させる)
「巌となりて」→ 誤:「岩尾、隣て」(フットボールアワー岩尾が横にいる)
「こけの」→ 誤:「Cokeの」(コーラの日本語読み)
「むすまで」→ 誤:「蒸すまで」(コーラがあつあつに蒸しあがること)
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一行目、「君が よわっ」がツボ(^o^) 突然関西弁になる四行目も好み(^o^)
大好き
http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/2008032601.html
- 2008/04/05(土) 04:09:37|
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昨日、とある大学の Search Chair から
「近いうちに電話インタビューするから」
というメールをもらって喜んでいたら、今朝、
「じゃあ、『今日の11時』ね」 <おい
で、今さっき、電話インタビュー終了。・・・行って直接しゃべる方がずっと楽(;_;)
この電話インタビューを元に、私を実際に現地でのインタビューに呼ぶかどうかを決めるそうだ。
いろいろ体験させてくれるよ、この国も。
はっ。今日はエイプリルフール。
まさか、からかわれてるんじゃないだろうな?
Search Committee の方々がそういう意味不明なユーモアセンスを持ち合わせていないことを切に祈る。 >それにしても、エイプリルフールに電話インタビューするか、普通 (-_-)
- 2008/04/02(水) 04:20:42|
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