カンファレンスなどに参加した際、ランチやディナーで同席する研究者との会話では、なにかしら共通の話題を探さなければならない。先のカンファレンスのように、研究のバックグラウンドが自分と異なる参加者が多い場合、研究の話はなかなか難しい。かといってディープな大統領選の話もついていけないので(^_^; いきおい研究グラントとジョブマーケットの話が中心となった。
とあるランチの席で隣に座ったのは、最近独立した4歳上の Assistant professor。彼は Law school を卒業し、法学博士を取って弁護士を目指していたが、31歳のときに神経科学に魅せられ、そのまま転身。8年後には名門 Yale University で独立。世の中、なんか間違っている。
それを聞いていたボス、
「うちの Department にもいるわよ。ほら、4年前に Faculty になった S 」
あの、ハンサムかつスマートという、ちょっと反則気味の S ですか?
「彼、10歳くらいまで子役の俳優だったのよ」
へ?
「で、その後飛び級を繰り返して20代前半で法学博士を取って、しばらく弁護士事務所で働いていたらしいんだけど、途中で神経科学に転身して、35歳でうちの Faculty」
・・・いつから天は特定の人間に二物も三物も与えるようになったんですかね。パンにバターを塗るときだって、均等に塗らなきゃおいしくないのに。
前述の Yale の彼、独立ポジション探しの最初の年に、アプリケーション75通出したとのこと。ちょっと驚いていたボスだが、やおら私の方を見て、
「ほら、あなたもそれくらいは出さなきゃ」
確かに今シーズンは18通しか出してないですけど。じゃあ、ボスは何通出したんですか?
「あたしは、・・・10通かな」
ほお。
「だって、最初の年に取れるとは思わなかったのよ。試しに10箇所くらい出してみようかな、くらいの気持ちだったのに、オファーが二つも来てラッキーだったわぁ」
最近、自分より運が良い人に憎しみを覚えるようになってきたんですけど(-_-#
「あたしの一つ下の元同僚なんか、アプリケーション30通くらい出したうち、13箇所でインタビュー受けて、13箇所『全部』からオファーが来てたわよ」
・・・そーゆー他人の雇用機会を必要以上に奪う輩には、殺意すら覚えます(-_-##
- 2008/04/26(土) 05:17:22|
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