私の研究テーマは「運動学習のメカニズム」。ヒトではなくマウス、しかもある特別な実験系を使っているので、job talk のように広い分野の聴衆を惹きつけなければならない場合には、いきなり自分の実験データからではなく、できる限り一般的な話から始める必要がある。
かつては野球選手の写真で盛り上げていたのだが、ここ数回の発表では、昔取った杵柄ということで(^o^)自分の陸上の試合の写真を使っている。つまり、
「トレーニングにより、フォームが矯正され、スピードが増し、記録が向上した。これも運動学習の一つの例である」
と始める訳である。さらに、
「もし当時、運動学習のメカニズムを知っていれば、世界陸上くらい軽く優勝できたのだが」
と、軽くジャブ(^o^) もちろん実際にはそんな単純なものではないが、そこはアメリカ。この程度の冗談は、軽く受け流してくれる。
さて、今回の Job interview。Talk の直後、個別面談のため、ある faculty の部屋に入るや否や、
「君、ベストタイムはどれくらいだったの?」
ずいぶんお茶目な人だなぁ。まだその話引っ張るか?と思いつつ、ベストタイムを答えた後、これもジョークの続きなんだろう、くらいの気持ちで
「いやあ、もっと早くこの研究始めていれば、世界陸上くらい出られたんですけどねぇ」
と偉そうに答えたところ、
「僕、1991年の世界陸上に出たんだけど」
え?
「あれって、メカニズムがわかれば勝てるってもんじゃないと思うけど」
いやもう、あれはただの冗談で。
「陸上って、そんな単純なものじゃないよね」
はい、もう仰せの通りにございます。すみませんでした m(_ _)m
冗談が通じねえ(-o-)
この方、マジで1991年世界陸上東京大会800Mのアイルランド代表選手でしたわ。
今回、faculty の方々との夕食は、高級イタリアンレストラン。5人でワイン4本空け、私も結構いい気分になって(<飲んだのかよ)、さあ解散。・・・と思いきや、2人がまだ飲み足りないらしく、レストランの向かいにあったスポーツバーへ。
「まだ飲むんですか?」
と聞いたら、
「『まだ』とはなんだ、『まだ』とは。雇わんぞ」
げ(-o-) すんません、すんません。私も行かせていただきます <そこまでしなくても良かったかも
結局、更に地ビールジョッキ2杯御馳走になり、ホテルに戻って爆睡。翌朝、友人と会う約束を、思いっきりぶっちぎる。
本当にすみません m(_ _)m > I 君@New York
よく考えたら、これ、パワハラじゃないのか? ・・・ま、タダで飲めたから、いいんですけど。
- 2008/05/10(土) 05:04:19|
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