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今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

得意分野

 
 うちのラボは女性ばかりなので、さぞかし繊細な仕事が得意と思いきや、まあ皆さん、やることが雑(^_^)


 先週のこと。

「マウスの脳の凍結切片を作製したいんだけど、何回教えてもらっても上手くできないので、また見て欲しい」

と頼まれた。凍らせた脳を、クライオスタットという器械で厚さ 50 ミクロンのスライスに切り分けていく作業であり、確かに慣れないうちはそう簡単ではない。


 けど。


 重要なコツをいろいろ教えているのだが、いつも一番感動されるのは、一枚のスライドグラスに載せる切片の枚数。

 目的にもよるが、ただ見るだけの切片なら、18枚は載る。丁寧にやれば良いだけで、別段特別な技術も必要ない。


 どんだけ雑にやると、「4枚」しか載らないんだ(-_-#




 滅菌のためにマウスの手術道具をパッキングする様子を見ていると、どいつもこいつも包み方が大雑把過ぎて、3回に1回はパッキングし直し。実験道具は片付けない。食べた後の皿やコップも洗わないままシンクに置きっぱなし。デスクの上は書類が山積み(まあ、これは私も他人のことは言えないが)。


 以前、私がマウスの手術を行なっているのを見に来たボスも、

他の能力はともかく、あなたが器用なことだけはわかった」

と褒めてくれた(のか?)。


 どう見ても、繊細な仕事に一番向いているのは、私である。大道具係だけでなく、小道具係も拝命しようか <研究はどうした


 日本にいた頃は決して器用だとは言われなかったので、私が特別器用でないことは間違いない。英語はもとより、こっちの連中のプレゼンテーションスキルやはったりの上手さなどを見せつけられて、普段卑屈になりがちな私達だが、日本人ならごく普通のレベルが、こっちだと感動されるほどハイレベルと見なされるような分野もあるのである。



 器用さだけではない。



 昨年 Washington D. C. で行なわれた学会で、とある Social に参加した。眼球運動と前庭系の分野の研究者を対象とした懇親会で、事前に配布された資料には、

Balance and Stability

というゲームをやるよ~♪と書いてあったので、楽しみにしていた。


 行ってみると、会場の入り口に置いてあったのは、なんと「ダンスダンスレボリューション」のアーケードゲームが二台(-o-)


 アメリカでも、ボーリング場などに置いてあるのをたまーに見るが、日本のようにそこら中にゲーセンがあるわけでもない。そもそもここに集まっているのは研究者なので、経験者などほとんどいなかったようだ。ポスター会場では光り輝いている研究者の皆さんだが、まるで新種のもぐらたたきゲームでもやってるんじゃないかと思うほどのお粗末さ。


 最初は黙って眺めていたポリ君、たまりかねて、ついにしゃしゃり出ていった。


 御存知の通り、日本だったらその辺のお兄ちゃんがとてつもなく華麗にステップを踏むこのゲーム。もちろんそのレベルには程遠いが、昔ゲーセンでよく挑戦したのを思い出しながらなんとか踊っていると、隣で踊っていた若い女性研究者が、

‘You are cheating! You've done this before! ’ <別にずるくはない

 周りで見ていた連中も、途中で

‘I can step for you’ <おい

とか訳のわからないことを言いながら、邪魔してくる。


 結果、圧勝(^o^)


 かかってこんかい!と偉そうにしていたら、その後はやらせてもらえなかった(;_;)
 
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  1. 2009/01/14(水) 13:31:16|
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