火曜夜。一通の e-mail がスタンフォード・ポスドクメーリングリスト (SUPD) に投稿された。投稿主は、応用物理のインド人ポスドク。内容を抜粋すると、
「近く、ベイエリアで弟が結婚することになり、そのウェディングセレモニーの幹事を自分が務めることになりました。インドの伝統的な結婚式を望む両親の願いを叶えるため、象を手配したいと考えています。
私が住んでいるマウンテンビュー市に、象が歩けるほどの広くて長い道路があるので、セレモニーはそこで行なう予定です。
体高が 3.5 m もある大人の象が難しければ、体高 2 m 程度の子供の象でも十分です。どこで象を手配できるか、あるいはサンフランシスコ動物園で一日象を貸してくれる人を知っている人がいたら、教えてください」
そんなもん誰が知ってるんだ?と訝しんでいたところ、翌日からこのメールに対する返事で、メーリングリストが凄いことに。
その多くが「こうすれば象を手配できる」という有効な情報だったことには驚かされた。いわく、
・オークランドにエレファントライダーがいる
・象を貸してくれる会社のウェブサイトを見つけた
・インドに帰る方が安く済む
・メキシコに行けば安く借りられるし、警察が柔軟に対応してくれる
・アラバマ大学フットボールチームのロゴは象だから、アラバマに行けば見つかる <意味不明
・象のコスチュームで済ませる
従兄弟が象を飼育しているという人が、具体的なレンタル費用まで言及しているものまであった。
「ポスドクの本分は研究であり、こんな e-mail に時間を費やすことではない」
と誰かが書けば、
「俺は実験もやってるぜ。Multi-tasking もポスドクの重要な能力じゃないの?」
という屁理屈メールが流れる。
「鬱陶しいから、返事はメーリングリストじゃなく本人に直接出せよ」
と誰かが文句を言えば、
「文化の違いを学べる機会を奪うな!」
という応援メッセージ(?)が現れる。
結局、最初のメールから24時間で、30通以上のメールが飛び交うことに。
そして、最初の投稿主から再びメールが投稿された。
全部、冗談だと(^_^)
もちろん謝罪中心の内容だったが、とてもできそうにないことを提案したにもかかわらず、なんかできそうな気がしてくるくらい情報が集まったことに対して、感謝と驚きの言葉が並べられていた。実際、メーリングリストに流れたもの以外にも、多くの情報が彼に直接送られてきたとのこと。
この種明かしに対して、皆さぞ腹を立てるだろうと思いきや、寄せられたメールが皆好意的だったのも面白かった。中にはこんなものも↓
And my vote goes for renting an elephant as suggested and maybe two random postdocs would volunteer to marry, that way we can all attend that wedding after all!
せっかくだもんね(^o^)
それにしても、スタンフォードのポスドク。遊んでないで仕事しようね >お前もな
- 2009/01/24(土) 05:22:23|
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