FC2ブログ

今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

 
 動物実験に従事している関係上、お亡くなりになった動物の処理がどうしても必要となる。


 理研や京大にいた頃は、実験室のそばの大きめのフリーザーに一時保管しておき、一定期間ごとに業者さんが回収してくれていたと記憶している。年に一回は慰霊祭も行なっていた。

 スタンフォードの場合、動物実験施設内に ID カードによる開錠が必要な巨大コールドルームがあり、動物の亡骸はそこに持っていく必要がある。ちなみに、宗教観の違いからか、慰霊祭らしきものはやっていない。

 この部屋、動物実験施設の一番奥に位置しており、かなり広い室内は常に真っ暗。目的が目的なだけに、あまり長居をしたい気分にはなれず、通常はドアを開けたまま、入り口に一番近いところにあるコンテナの中に亡骸入りのバッグを置いて、そそくさと立ち去ることとなる。



 一昨日のこと。


 実験が長引き、夜8時過ぎに動物施設に行くことに。手には天国へ召されたマウスの入った、バイオハザード用の赤いバッグ。


 この時間になると、動物施設はほとんど人気がしない。誰もいない長い廊下を、一番奥のコールドルームへ向かう。


 プロトコール番号を記入したステッカーをバッグに貼り、ID カードでドアを開錠。陰圧になっているため、金属製の分厚いドアを開けるには結構な力を必要とする。


 ドアを開ける。


 ん? いつもなら入り口近くにあるはずのコンテナが、なぜか部屋の奥に寄せてある。やむを得ず、真っ暗なコールドルーム内に一歩踏み出した、その時。


 背後で、ドアが閉まる?!


 当然、中からいくら押しても、ドアはびくともしない。こんな時間に誰かが来ることも期待できない。部屋は寒い。真っ暗だが、自分が今、何と一緒にいるのかは、よーく知っている。



 ぎょえーーーーーー!!!!




[罠]の続きを読む
スポンサーサイト



  1. 2009/02/14(土) 11:04:12|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
  5. |はてなブックマーク - 罠
  6. |このエントリーを含むはてなブックマーク