今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

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3つの願い

 
 私にはささやかな夢がある。これらの夢があるからこそ、77連敗してでも独立したいというモチベーションが支えられたといっても過言ではない。



1. 論文の Acknowledgments で遊ぶ


 学術論文の中で唯一、何を書いても Refereeに文句を言われないのが Acknowledgments いわゆる謝辞のセクション。以前、misssy さんが nature genetics の論文の Acknowledgments に奥様と飼い猫の名前を入れていたのを見て、いつか私も!と心に誓った。

 残念ながら、我が家には妻はいるが猫はいないので、入れるとしても家族の名前くらい。可愛いものである。G は入れない。

 *言わずもがなではあるが、「残念ながら」は「猫はいない」にかかる。





2. 学術雑誌の表紙をお洒落なイラストで飾る


 ここはさすがにやりたい放題という訳にはいかないが、それでも意味のあるものでさえあれば自由度は大きい。


 過去、一度だけ自分の論文がとある雑誌の表紙を飾ったときは、

妻:あたしの写真を使うのはどう?

と粘る妻を振り切って、ネズミの脳の染色像にした訳だが、次回チャンスが得られた暁には、研究に関連したイラストにしたいと思っている。


 きっかけはもちろん、あの知る人ぞ知る Cell の表紙

 Scrapper というタンパク質をモチーフに、著者の知り合いという、あの荒木飛呂彦先生がデザインしたオリジナルスタンド。カッコ良すぎる。


 私は荒木飛呂彦先生を知らないのでスタンドは無理だが、幸いなことに、私のバーチャルフレンドには絵心のある人が多い。tsugo-tsugo さんや poccopen さんにお願いできないだろうかと密かに企んでいる。イラストレーターへの謝金は研究予算に組み込めないだろうか。





3. 学生さんが最初の論文を書く前にミドルネームをつけることを推奨する


 以前にも書いたが、日本人研究者が日本人というだけで損しているのが、名前。

 研究者の業績を測る指標の一つ、学術論文は、Pubmed などのサイトでラストネームとイニシャルで検索できる。Wikipedia によると、アメリカ人のラストネームが150万種あるのに対し、日本人は10-30万種。更に、西欧人の多くはミドルネームがあるので、イニシャルが2文字以上になる。すなわち、単純計算で

アメリカ人・・・1,500,000 x 26 x 26 = 1,014,000,000
日本人・・・300,000 x 26 = 7,800,000

 個体識別できる可能性が少なく見積もっても100倍以上違うのである。当然、佐藤・鈴木・加藤などのよくある苗字の場合、名前だけの検索で個体識別してもらえる可能性は更に小さくなる。


 私の場合、ささやかな抵抗手段として、KATO ではなく KATOH としているが、それでも KATOH A で検索すると200報出てくる(KATO A なら1525報)。

 いくら私でも、「全部自分のです」と言うほど図々しくない。


 かといって、今から KATOH AP と改名すると、説明が面倒になる。結婚後旧姓をミドルネームにしている人もいるが、個体識別という観点からすれば、研究上の名前は最初の論文から統一されている方がわかりやすい。私がこの事実に気がついたのは、論文3-4報出した後だった。時すでに遅し。


 Pubmed では数年前からファーストネームを組み合わせての検索もできるようになったのだが、最近流行の

「幻の銀侍 (Maboroshinoginji)」君

とか

「爆走蛇亜 (Bakusoujaa)」君


とかならともかく、Akira ではまだ個体識別できないし、そもそも10年以上前の論文はひっかかってこない。


 自らの苦い経験を基に、うちのラボに来た学生さんには、まずミドルネームを考えてもらうことにする。ラボによっては、このようなユーモアを解さない頭の固いボスも多いかもしれないが、うちのラボは積極的に推奨する。というか、ミドルネームをつけることに同意することを、ラボに入る条件にする <これじゃアカハラだよ


 もちろん、長曽我部君とか百目鬼さんとか勘解由小路ちゃんという学生さんは、免除。








 論文書かなきゃ、どれも実現しないな。
 
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  1. 2011/06/28(火) 17:32:55|
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出張するとき悩むこと


学会なんかに行く前に 、

「昼は A とランチ」

「夜は B と飲み」

などと予定を決めてしまうと、当日の予期せぬ出会いや意気投合に柔軟な対応ができない。


かといって、「来る者拒まず」を気取っているときは、往々にして誰も来ない。






今、帰りの新幹線で駅弁を食しているところ。いや、食べたかったんだぁ、駅弁。ほんとに。


  1. 2011/06/21(火) 18:54:50|
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大魔王に感謝する

 
 日曜日。長女に付き合って、英検準1級の一次試験を受けてきた。


 40過ぎて何を今さらという気もしないでもないが、

「英語ならお父さんに負ける気がしない」

という彼女の安い挑発に簡単に乗ってしまった結果、
一緒に受験することに。大学院試以来、19年ぶりのペーパーテストである。



 まあ、所詮は9割がた多肢選択式。「研究界の竹下景子」の異名をとった私に死角はない。



 ちなみに長女は1級も同時受験したが、私は当日が戊戌(つちのえいぬ)であることを理由に、これを回避。後で問題用紙を見せてもらったが、選択肢の中に見たことのある単語が1個もないというのは、一体どういうことか。受けなくて良かった。




 英語検定とはいえ、問われる知識は必ずしも英語とは限らない。


Part 1.

(10) The long drought was a (     ) for farmers. Poor harvests for three years in a row forced many of them to sell their land and look for other work.

1. temperament 2. diameter 3. detention 4. calamity



calamity wall



 ダイの大冒険を読んでいれば、答えは自明である。読んでて良かった。





 翌々日。解答速報を見ながら自己採点したところ、正確な採点不能な記述式の Part 4 をのぞくと、長女と私、かろうじて同点。



 ありがとう、大魔王バーン!
 
  1. 2011/06/17(金) 17:42:49|
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吃音なんて怖くない

 
 研究者は人前で話す機会が割と多い。私もここ数年、プレゼンテーションの機会が増えた。

 元々のプレゼンテーション能力の低さに加え、私の場合、もう一つクリアしなければならないハードルがある。リアルに私を御存じなら気付いている方も多いはず。吃音である。

 物心ついた頃にはどもりがあったので、原因はわからない。幼少の頃は、それなりに悩んでいたような気がするが、幸いなことに、吃音が原因でいじめられたことは一度もなかった。そのせいで、

「なるべくおとなしくしていよう」

ではなく、

「しゃべり倒してごまかしてしまえ」

という方向に進んでしまったのは、実は私だけではない。これまで自分の周りにいた3人の吃音持ち、なぜか全員よくしゃべることしゃべること (^_^;;


 今から思えば、親には一度たりとも吃音を治せと言われなかった。うちの親の子育てにはいろいろ言いたいこともあるが、30過ぎて気がついたこの事実にだけは、心から感謝している。  



--------------------------------------

 吃音については、いくつか都市伝説がある。


緊張するとどもる: 嘘。リラックスしてても、どもるもんはどもる。

暗記すればどもらない: 嘘。暗記しようが、書いてあるものを読もうが、会話しようが、どもるもんはどもる。

英語はどもらない: これは半分ほんと。渡米前・渡米後しばらくは、英語だとどもらなかった。5年くらいして、いちいち頭の中で訳さなくても英語が出てくるようになった途端、英語でもどもるようになった。傍から見てると、どの段階でも結局うまくしゃべれていないことに変わりはないのが、癪に障る。

吃音はうつるから近づいちゃダメ: うつらねーよ (-_-#

後ろから「わっ」ってすると治る: 治らない。しゃっくりじゃない。




 吃音にもいろいろ種類があるらしい。私の場合、文頭の特定の音が出にくいタイプの吃音。特にカ行とタ行、バ行、パ行は厳しい。正直な話、いらんことに気を遣わずにすらすら話せたらいいなと思うこともあるが、周りの人たちに恵まれているせいで、吃音を積極的に治そうと思ったことはない。左利きや色覚異常みたいなもんで、自分の特性の一つだと思っている。それでも、吃音持ちには吃音持ちなりの苦労がある。


 ということで、ここからは暮らしに役立つ吃音持ちのライフハック。プレゼンテーションの際、苦手な発音が文頭に来ないようにするために、私が実践している様々な奥義を伝授したい。誰に?と聞かれても困るが。



・入れ替え

 これは簡単。単語が並列の場合、順番を入れ替えてやればいい。


・言い換え

 例えば、「分子レベルでは」なら「モレキュラーレベルでは」と言い換える。


・付加

 言い換えが難しい場合もある。「ビデオカメラを用いて」を「動画撮影用電子機器を用いて」などと言ったら、聞いている方は一瞬なんのことかわからなくなってしまう。「カルシウム」なんてどうすればいいか全くわからない。

 一番厄介なのは自分の名字。つくづく婿入りすればよかったと思う。

 こういう場合、直前に「えーと」と付け加えると良い。ただ、時々電話で

「えーとかとうです」

と言って

「え?」

と聞き返されると、殺意を覚える。


・連音

 前の文の後、間髪入れずに次の文に移る。何を言ってるのかわからなくなることがある。


・スキップ

 最終奥義。言わない。


・研究計画変更

 究極奥義。Bicuculline、Pentobarbital などという吃音持ちへの嫌がらせのような名前の薬物は使わない。「どうして bicuculline を使わないのか」と聞かれた場合の口実を考えておく必要がある。



 いかがでしたか? 皆さんも是非御参考に。
 
  1. 2011/06/14(火) 18:57:21|
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続・ホームページを作ろう!

 
 前回のエントリ後、まったく募集していないにも関わらず、研究室ホームページのタイトル名が続々と寄せられた。嬉しい限りである。

 ・・・せいぜいカトケンとか、マイルドなものを予想していたのに(;_;)




 はじめにお断りしておきます。提出しなきゃならないのはブログのタイトルではありませんから。「研究室」ホームページですから。

 ・・・しまった。まるでほんとに募集してるみたいじゃないか。





yu-kubo さん:やっぱり G にちなんだタイトルがいいですよね♡

Nean さん:中高生向け G ページって絶対世間全体からウケて、好評になること間違いなし。


 皆さん、まず前提がおかしいです。うちは G の研究は一切やっておりません。



「ポリブロ G」 by complex_cat さん

「いつでも G」 by kaldon3 さん

「イケイケ G」 by kaldon3 さん

「G メン48」 by pollyanna さん


 全部却下。


 え?その G じゃなくて、あっちの G ですか?


「いつでも G」 by kaldon3 さん

「イケイケ G」 by kaldon3 さん


 ・・・もっとヤダ。



 なんのホームページなのかさっぱりわからないので、そろそろ G から離れましょう。





「明日も脳天気」「それいけシナプス!」


など、使えそうな(?)タイトルも提案してくださった kaldon3 さん、ありがとうございます。


「糖脂質は逃避室」 by kaldon3 さん


 ・・・なんか、うち用のじゃない奴が混じってるんですけど。






 やっぱり無難に「加藤研」かなぁ、と考えていたところ、つい1時間ほど前、この業界でその名を知らない人はいないという、あの K 学さんからコメントが。


「加藤の脳書き」 by K 学さん


 あー、いらん能書きばっかり垂れてるから。うまいこといいますね~。


 ・・・。


 そんな研究室、仮に研究内容に興味があっても、絶対誰も来ないと思います (-_-#





 それでは引き続きホームページのタイトルを募集、しません (-_-##
 
  1. 2011/06/10(金) 19:15:07|
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ホームページを作ろう!

 
 情報システム課から、「ホームページスペース利用申込申請書」なるものが送られてきた。大学の公式アカウントをもらってホームページを作れるとのこと。

 せっかくなので、申請することにした。



 まず必要なのが、「ホームページのタイトル」の登録・申請。


 このブログに「今日も脳天気」と名付けたときは、いつか神経系の研究室を立ち上げることを夢見て、結構うまいこと言ったつもりだったのだが、ホームページのタイトルとしてはどうだろう。もっとインパクトのあるタイトルにした方が、注目を集められるかもしれない。


ポリ:なんか気の利いたタイトルをじっくり考えますので、しばらく時間をもらえますか?   


担当者:構いませんけど、先生、そこは普通でいいですから。「加藤研」とか。


 気が利いている必要はないらしい。




 このブログ自体の扱いも悩むところだ。研究にリンクしたトピックならともかく、これまでここで取り上げた研究関連のエントリといえば、

日本ポスドク党旗揚げ 

だの

文科省に400億円プロジェクトをうっかり申請した 

だの、役に立たない話ばかり。研究者ブログなのに、まともな研究の話題を決して取り上げない男前さをアピールするのは、戦略として正しいのかどうか。


 かといって、ここはほぼ実名でやっているようなものだし、リンクさせないでばれたときのことを考えると、なんとなくカッコ悪い。


ポリ:もしブログをリンクさせるんだったら、学生さんや他の研究者にいかに魅力的に映すかということを考えると、今後はもう少しブログに時間を費やして


妻:他に気を遣うところがあるんじゃないの? 研究内容とか、研究業績とか。





 さて、どうしたものか。
 
  1. 2011/06/07(火) 17:30:58|
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ついに父の威厳を見せる日がやってくる

 
 明日土曜日は長女の小学校の運動会。日米通算して6年連続で紅白対抗リレーの選手に選ばれるというイチロー並みの快挙を成し遂げた彼女は、当然気合十分な訳だが、我が家でもう一人、密かにこの日が来るのを待ち焦がれていたのが、この私。

 なぜか。

 日本の小学校の運動会には、保護者対抗リレーがあるのだ!



 保護者対抗リレー。なんという甘い響きだろう。子供の頃、友達のお父さんがヒーローになる姿を見て、

「いつか自分も」

と心に誓った人は少なくないはずである。小さい頃は鈍足だった私が、中学ではバスケ部、高校・大学では陸上部で練習に練習を積んで、選手としてはともかく、一般人としてはそれなりに足が速くなったのも、全てはこの日のためだといっても過言ではない。



 ちなみに、アメリカの小学校にはそもそも運動会がない。いや、もしかしたらやるところもあるのかもしれないが、少なくとも3月まで住んでいた地域周辺ではどこもやっていなかったし、ラボの連中に聞いてもおしなべて怪訝な顔をされたので、そう一般的な行事でないことは確かである。


 長女が週一回通っていたサンノゼの日本語補習校では毎年運動会を開催していたのだが、残念なことに保護者参加競技は綱引きのみ。日本語補習校とはいえ、アメリカ人のお父さんも多い訳で、あんなプロレスラーみたいな連中と一緒に綱引きしても、全然楽しくない。




 苦節11年。長女が生まれてから今日まで、この日が来るのをどれだけ待ち望んでいたことか。スパイクだって後生大事に取ってある。

「Jちゃんのお父さんの走った後、なんか穴開いてる~」

などと揶揄されようが、全然かまわない。私の辞書に「大人気おとなげ」などという言葉はない。









 そして、昨日。ついにそのプログラムの全容が明らかとなった。



 保護者参加競技:玉入れ



 転校させたろか。
 
  1. 2011/06/03(金) 12:15:14|
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