今日も脳天気

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サイエンスの楽しみ方

 初の科研費申請、ようやく終了。 づがれだ~~~



 本ブログを筆頭に、研究者のブログはサイエンスに真摯に向き合う部分を強調するものが多い。

 もちろん、それはそれで重要なことだし、それで楽しめれば文句はないのだが、時にはちょっと斜めからサイエンスを楽しむのも悪くない。


 ということで、私の秘蔵コレクションのうちほんの一部ではあるが、サイエンスお楽しみグッズを紹介してみることにする。




 まずは、出始めの頃ここで一度紹介したことのある、発生生物学カードゲーム 「Embri 王」

Embryo J
日本語バージョン


Embryo E
英語バージョン

発行元:理研 CDB  価格:無料 


 遊び方は単純。はじめに5-6枚ずつ手札を配った後、手札から同時に一枚カードを場に出し、各カードの左上に記されている数字が一番大きい人が、場のカードを全部もらえる。

 同じ数の場合、各カード右下の見ザル言わザル聞かザルが、じゃんけんの要領で勝敗を決める。どうしてここに日光三猿が出てくるのかは、まったくもって意味不明である。



 たわいないといえばたわいないゲームだが、当初話題になったのが、誰がデザインしたのかと思うほど、キャラクターのクオリティが無駄に高いこと。

Vet

 例えばこの獣医師カード。あまりにもかわいらしいので、素手でマウス?!とか、そのポケットにいるのは何?!とか、一番やってはいけないことを堂々とやっているにも関わらず、つい許してあげたくなってしまう。 あ。 この絵の右下の見ザルは、見て見ぬふり、っていうことか?



 また、点数による格付けも物議をかもした。

PD


 特に、ラボテク2点に対して、6点という高配点のポスドクに、

「差がありすぎる」
「現実を反映していない」
「ポスドクがラボテクより上なんてあり得ない」
むしろ大学院生以下じゃないのか

 社会問題にまで発展したとかしないとか。


ちなみに、現在では全てのカードのデザインをダウンロードして、自分で厚紙に貼らなければならないようだ。私が持っているのは、2005年の出始めの頃に理研が無料で配布していたもので、わざわざアメリカから理研に問い合わせて取り寄せた。日本語バージョン・英語バージョン共オフィシャルカードなのだ。






 同じカードゲームでも、こちらは生物ではなく化学系。その名も「えれめんトランプ」

Elementrump


発行元:化学同人  価格:1800円


 現在周期表に表示されている118の元素のうち、正式な元素名がつけられている112元素に、レプトン、クオークなどの素粒子カードを加えた、1セット140枚という本格的なもの。それぞれのカードに各元素の説明があり、例えばB(ホウ素)なら、こんなふうに、原子番号など基本的な情報の他に、化合物の性質や様々な用途について記載されており、なかなか面白い。

B



 後半の自然界に存在しない放射性元素の説明は、まだ性質の不明なものが多いせいか、名称の由来になった人物の写真のオンパレードになっており、老人のブロマイド集になってしまっているのはまあ御愛嬌。

Old people





 「楽しみ方は無限大!」の謳い文句の通り、遊び方はいろいろあるようだが、説明書にある中で面白かったのは「えれめんじゃん」というゲーム。

 簡単に言えば、140枚全部を使ったカードマージャンゲームである。点数の単位が MeV(メガエレクトロンボルト)だったり、チーポンの代わりに「フュージョン!」だったり、ちょこちょこ科学者精神をくすぐるテクニカルタームが使用されるのだが、なんといっても強烈なのが、その役作り。


 例えば、こんな形でツモ上がりした場合、

Elemenjan1


ツモ・負パイ中間子・希ガス一色(フュージョン)・強磁性体・常温気体6

100+100+450+400+100X6=1650 MeV





 これでリーチ上がりなら

Elemenjan2


リーチ・マスカワ・イッテルビー4元素・同世代素粒子・一文字元素1

200+300+500+300+100X1=1400 MeV




 フュージョンしないで、こんな役満も。

Elemenjan3


フュージョン無し・ランタノイド一色

200+1500=1700 MeV



 ほとんど苦行といっても過言ではないこれをもってすれば、周期表を楽しく覚えられること請け合いである。





 そして、やはり科学者の遊びとして外す訳にはいかないのが、・・・

<続く>
 
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  1. 2011/10/28(金) 21:55:25|
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科研費申請  -やってはいけない5つのポイント-

 
 大学・研究所に所属する研究者にとって、今は1年で最も胃が痛くなる時期といっても過言ではない。そう。多くの研究者が科研費申請の締切を数週間後に控えているのである。

 かくいう私もその一人。そこで、本エントリでは、申請書作成に頭を抱える数多の研究者のために、私の持てる限りの知識・経験を総動員して、科研費申請において「これだけは決してやってはいけない5つのポイント」をリストアップしておこうと思う。


1. 伝聞及び憶測

 裁判での証言などとは異なり、科研費申請での研究の背景の説明に当たっては、ある程度の伝聞は許容されている。というか、自らの研究のみに基づく展開は我田引水の謗りを免れず、逆にマイナスに働くことが予想される。

 ただ、伝聞は構わないが、どの文献を根拠にした伝聞なのか、その引用先をきちんと明記することが必要とされることは覚えておくべきであろう。つまり、

察するに、##はどうやら疾患原因遺伝子らしい

といった曖昧な記述は避けた方が良い。あるいは、

この実験がうまくいかないはずがない

などというあなたの信念に基づく憶測などは、審査委員の知ったことではないので、これもやめておいた方が良い。


 また、いくら引用先を明記すれば良いとはいえ、増田のエントリなどは認められない可能性が高い。



2. 他人の悪口

 研究の重要性のアピールのためには、これまで何がわかっていて何がわかっていないかを明確に書くことが必須ではあるが、ライバルを貶めて点を稼ごうという書き方は、うまくいかない場合が多い。

「過去に同様の研究を行なった○○らは、あまりにもやり方が雑なためうまくいかず

「△△らは明らかな失敗を繰り返し

といった言及は、仮にそれが真実であるとしても、慎むことをお勧めする。万が一○○や△△が審査に加わった場合、問答無用でゴミ箱行きとなる。敵は自分が思っている以上に世間に認められていると認識すべきである。


 無論、バカだのアホだのオタンコナスだのいう子供の口げんかレベルの悪口は論外である。



3. エモティコンの多用

 文章に緩急をつけることは悪いことではないが、それを (^o^) だの ヽ(´ー`)ノ だの ○| ̄|_ などの顔文字に頼るのは、自らの文章力の無さを露呈することに等しい。最近増えている研究者ブロガーは特に要注意である。使用は程々にした方が無難と思われる。



4. 台本型式

 研究が予定通り進まなかった場合に備えて、バックアッププランを事前に検討することの重要性は言うまでもない。わかりやすさを強調するために、長屋の熊さん・はっつぁんの掛け合いを参考に

ポリ:ここで今流行の iPS 細胞を導入しときゃ、まず間違いねぇって。

審査委員:うまくいかなかったときは、どうするんですかい?

ポリ:そんときゃそんときだ。

といった台本型式を取りたい気持ちはわからなくもないが、世の中、やって良いことと悪いことがある。



5. 大どんでん返し

 大切なことは最初に書くのが大原則である。始めからネタばれなんてつまらん!などと言ってはいけない。科研費申請書類は、必ずしも読み物として面白い必要はないのである。事実、数年前、元ボスの研究費申請書類作成の一部を担当した際、原稿を読んだボスに

「・・・アキラ。オチはいらないから

と言われたことがある。


 これは、「オチがきまった」というところに至上の喜びを感じる、お笑い系ブロガーの最大の弱点とも言える。どうしても書きたければ、たとえどんな審査委員が担当したとしても確実にウケるという、余程の自信のあるときだけにしておく方が良い。




 私の場合、原稿を何度読み返してもそこはかとなく漂う「脳天気」臭を解消することに、まずは専念したい。なお、蛇足ではあるが、上記のポイントを参考にされるに当たっては、私が過去一度も、科研費に採用どころか出したことすらない(今回が初めて)ということを念頭に置いておいていただければ幸いである。
 
  1. 2011/10/11(火) 00:28:36|
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引越し貧乏

 
 ラボが移転することになった。といっても、学内の別キャンパスだが。


白ポリ:引越しってわくわくするよね!

黒ポリ:また引越しかいな。うんざりやわ。


 ・・・あー、またこいつらか。色が違うだけのエセ別人格だろ、どうせ。


白ポリ:同じ自分に対して失礼な言い草だよね。

黒ポリ:自分の多面性をわかっていないんやろ。なんなら他のも連れて来よか? 赤とか青とか。

赤ポリ:ども。

青ポリ:ども。


 いらん。




 うちのラボは、既存の学部に所属しない、大学直属の新しい部門に所属している。そのためか、運営上様々なことが試行錯誤状態にあり、今回の移転もある意味その延長線上にある。


黒:ラボ立ち上げて半年しか経ってへんのに引越しさせられるいうことは、なんか悪いことでもしたんちゃうの?

赤:してない、してない。悪いことどころか、何も出来てないんだから。


 ・・・慰めの方が痛い。


白:まあ、心機一転して頑張れ、という親心だと思えばいいんじゃない?


 だから、何もしてないのに心機一転とかいう、その優しさが痛いっつうの。


青:じゃあ、左遷?


 やかましい。





 学部以来、所属したラボの数は今が5つめ。自分がラボを移動するのはもちろん大変だが、大学院時代に所属していたラボで3回引越しをした経験上、ラボが場所を移転するのもかなりのエネルギーを要する。


赤:そうそう。得体の知れない試薬瓶とか、処分し忘れていた廃棄物なんかが見つかって、怒られてたよね。


 いや、そういう話じゃなくて、実験が中断されて再開に時間がかかるという意味で・・・


青:ラベルの無いサンプルとか、放置していたデータとかが出てきて、言い訳するのが大変だった、っていう話だよ。


 ・・・そういう研究者としての資質が疑われるような話を蒸し返すの、やめてくれる(-_-#   


黒:大変なら断ったらええんちゃうの。別に大学にそんなに義理立てする必要もないんやし。断ってまえ、断ってまえ。


 確かに今回の移転の話は断ろうと思えば断れたのだが、研究環境としては移転するメリットの方が大きいと判断してのこと。


白:半年経つのにセットアップも全然終わってないから動きやすいしね。不幸中の幸いと思って、前向きに頑張ろー!


・・・ぐっ。励まされてるのか、苛められてるのか(;_;)



業務連絡:こんなラボですが、ポスドク引き続き募集中です。奮って御応募ください。あ、上の話は半分フィクションですよ、フィクション。(移転は本当です)
http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=0&id=D111080966&ln_jor=0






 自宅の引越しも、大変なイベントであることは御承知のとおり。何を隠そう、先日アメリカから帰国したのが、結婚後15年で実に8回目の引越し。


白:よく、女房殺すには年に3回引越しすればいい、とか言うでしょ。奥さんに感謝しないと。


 はい。感謝してます m(_ _)m 我が家に全然貯金がないのは、引越しの度に結構なお金を費やすせいでもあるからなぁ。


赤:ヤドカリだって、寿命から考えたらそんな頻繁に引越ししないよ。

黒:ヤドカリ以下やな。

青:違うよ。ヤドカリより引越しするんだから、ヤドカリ以上だよ。


 なにそのヤドカリ基準の人間評価。
 
  1. 2011/10/02(日) 14:23:20|
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