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 大学の廊下に“Waxing Day”のお知らせが貼ってあった。さすが金持ち大学、通路やホールはクオーターに1回、個々のラボスペースも年に1回ワックスを掛けてくれる。おかげで建物の中はいつもぴかぴか。



 日本の大学にいた頃は、年に1回、ボスも含めたラボメンバー全員での大掃除&ワックス掛けの日があった。自分たちでやらなければ、誰もやってくれない。フロアポリッシャーを上手に扱える人間は、それだけで尊敬の眼差しで見られたものである。私なんか

「フロアポリッシャーのポリ」

と呼ばれ、その名を学内中に轟かせたものである。 <ウソです。というか意味不明(-_-)



 大学だけではない。娘の通う小学校でも、アメリカでは掃除の時間というものはない。現地校でも日本語学校でも、トイレ掃除もなければ運動場の草むしりもない。ホームルームの掃き掃除すらしなくて良い。全部専門の人がやってくれる。


 必ずしも悪いことではないのかもしれない。小学校・中学校時代の掃除の時間なんて、苦痛以外の何物でもなかったし、いつもきれいなところで勉強できるのは幸せなことである。やらなくて済むならその方が良いかもしれない。でも、苦痛だったからこそ、今それをやってもらうことに対して「ありがたい」と思う。娘達には、やってもらうことが普通のことだと思わないでほしい。



 実際のところ、こういうシステムはこの国の雇用状況を助けているのだとも思う。毎日ラボのごみを集めに来てくれる人、ワックスを掛けてくれる人、外の花壇を世話してくれる人。この国には、人員削減による合理化という概念は存在しない。それはある意味感心する。




 ある人が足を捻挫して病院に行った。診察室に入ると、

「右足首?受付でちゃんと言ってもらわないと困るね。私は左ひざ専門なんだが

 受付に戻り、壁に貼ってある表を見ると、右足首、左足首、右ひざ、左ひざ、全て違う担当医の名前が。



 ・・・この国ではあながち冗談とも言い切れないところが怖い。
 
 
  1. 2007/02/21(水) 05:29:49|
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