今日も脳天気

役に立たない♪ 意見しない♪ 仲良きことは美しき哉♪

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告
  3. |はてなブックマーク - スポンサーサイト
  4. |このエントリーを含むはてなブックマーク

イジメ

 
 小学校低学年の頃、教科書に「ばーか」などと落書きされたことがある。今から考えれば、きっとある種のイジメだったのかもしれない。だが、「イジメ」なんていう単語を知らなかった私は、落書きした犯人を特定し、そいつの教科書を、給食の残飯用のダストシュートに放り込んでやった。

 マヨネーズまみれになった教科書を持って泣いていた彼を今でも覚えている <どっちの方が性質が悪いんだか

 殴られたら殴り返した。机の裏にジャムを塗られた時には、筆箱の中に牛乳を注ぎこんでやった。

 昨今ニュースやテレビドラマで取り上げられるような、犯人のわからない陰湿なイジメにあったことがないのが幸いしたのか、いつの日からかいじめられることはなくなった。もちろん、親の介入など一切なかったので、自分が親になった今も、子供同士の些細な喧嘩には口を出さないよう努めていた。

 でも、今回は違った。




 水曜日の夜。長女が私のところに来た。

「バックパックの中に、すごく嫌な物を見つけた」

と言って、四つ折にされた紙切れを差し出した。


 開いた途端、それが何かわかって、一瞬凍りついた。

 延々と長女の悪口を書いた手紙だった。

"Dear ○○○, I hate you! Isn't that great? Well, I think so!"
"○○○ is jealous, mean, nasty"

 思いつく限りの negative words の羅列。下には汚い似顔絵も。


長女:今日帰るときに、S(クラスメートの女の子)が『誰かがあなたのバックパックに何か入れてたよ』って教えてくれたの

ポリ:オッケー。こういうことを書く人は、自分がこういう人間だ、って言ってるのと同じ。そんな奴のいうことなんか気にしなくていい。大丈夫。明日、お父さん、先生と話してみるから


 長女、涙を浮かべながらも、素直にそれを聞いていた。こっちも、悔しくて涙が出そうだった。




 翌朝、早めに家を出て、いつもどおり長女をクラスルームの前まで送り、そのまま職員待合室に直行して担任の Mrs. R を捕まえた。手紙を見せ、最近何か変わったことはなかったか聞いてみた。

 Mrs. R、深刻な表情で

"This is not good"

を繰り返し、特に気がついたことはなかったが、今日中にいろいろやってみなければならないと言ってくれた。




 午後、娘を迎えに行った妻に、Mrs. R が状況を説明してくれた。


 犯人は、予想通り(?) S だった。この子、体も大きく、強気で bossy なタイプ。うちの娘も、チビのくせに何かと仕切りたがるので、これまでにも時々ぶつかることがあった。だったら遊ばなきゃいいのに、と思うのは親の発想で、なんだかんだ言って結構よく遊んでいる。ある日、休み時間にボールの取り合いになり、力で勝る S は、取り上げたボールを娘にぶつけ、娘はオフィスで顔を冷やす羽目になった。


 オフィスから皆のところに戻ると、S が

「あたしが先に取ったんだから、あたしは悪くない」

と主張した。娘は娘で

「あたしが先だ」

と言い張ったところ、周りで見ていたクラスメートたちが娘の肩を持ったらしい。頭にきた S は、例の手紙を書いて、娘のバックパックに入れたのだという。


 この日、不穏な空気を察知した S、Mrs. R に呼ばれる前に、娘に “Sorry” と声をかけ、Mrs. R が問い詰めたときは、

「もう謝ったもん」

と、しれっとしていたらしいのだが、Mrs. R は当然それでは満足せず、反省文を書いてくることを命じたとのこと。




 事実がわかってしまえば、たわいない子供同士の諍いといえないこともないし、先生の素早い対応にも感謝している。が、またいつか同じようなことがないとも限らないし、もっと大変なことになるかもしれない。娘が、一人で抱え込まない子であることを嬉しく思うし、自分と同じ思いを他人にさせない子であることを期待する。





 こんな重い話にもしっかりオチがあって(^o^)、実は S がその手紙を娘のバックパックに入れたのは、もう2ヶ月も前の話だったらしい。せっかく入れた傑作が全然読まれた形跡もなく、いつもと同じように自分と遊ぶ娘にしびれを切らした S が、自ら墓穴を掘ったというのが真相。


 悪意のある手紙に2ヶ月も気づかず、説教され終えた S となぜかまた遊び始めた娘を見て、Mrs. R も

“She is so innocent”

と苦笑していた。Innocent って、アホっていう意味でしたっけ? それともただの能天気?



 ま、君はそのまま能天気に育ってくれ。



 なにかあったら、全力で守ってやるから、大丈夫(^o^)
 
  1. 2008/03/22(土) 04:11:22|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
  5. |はてなブックマーク - イジメ
  6. |このエントリーを含むはてなブックマーク
<<天敵 | ホーム | 記憶違い>>

コメント

うちも経験あります

オイラが子供の頃は、ポリさんと似たようなもんでした。ただ、仕返しはポリさんほどのことはしてないよ(笑)。

息子は小学4年で帰国して、なじめなくてイジメられ、中学受験して遠くの学校に通ってます(片道90分)。そこでもネット上で問題があって、息子が作った掲示板に何度も「死ね」って書き込まれて…。犯人突き止めて、謹慎処分にしてもらいました。

大王様は、小1のとき、男の子をボコボコに殴って相手の親から苦情の電話がかかってきました。平身低頭。

オイラが子供だった頃は、ド田舎だったこともあって、周りの大人が見てみぬフリをすることがあまりなかったです。昨今の匿名性を利用した悪質な「いじめ」(オイラは「いじめ」ではなく、立派な犯罪だと思っています)は、積極的に大人が介入していかないと駄目だと思います。

珍しく、真面目なコメントでした。オチはないです。
  1. 2008/03/22(土) 09:25:37 |
  2. URL |
  3. iMac #ZTY.ycfI
  4. [ 編集]

読者にオチは要求していません (^_^;

iMac さん、

子供だけでは対応しきれないような問題が多くなっていますよね。悲しいことですが、「積極的に大人が介入していかないと駄目だと思います」に賛同せざるを得ません。

少々の肉体的な傷には怒鳴り込んでくる割に、心の傷には無頓着な親も多いんですよね。前者は喧嘩ですが、後者は犯罪です。
  1. 2008/03/22(土) 18:40:58 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

わたくしの味方は

わたくしも小さい頃から高校一年生くらいまで断続的にいじめに遭っていました。
そんな卑劣な行為には絶対に屈しないと言う信念があって乗り越えてきた気がします。今だから冷静に考えられますが、当時は精神的なダメージは相当でしたね。わたくしの場合、ちょうど長女さんくらいの時は絶対誰にも言いたくなかったので唯一の味方は愛猫。彼は命の恩猫。
そのおかげ(?)でずいぶんタフになりましたし、その辛さがわかっているので決して他のコをいじめることはなかったですね。あ、でも他のコをいじめから守ろうとして逆にいじめられたことはあります。
  1. 2008/03/22(土) 23:16:36 |
  2. URL |
  3. makaronov #-
  4. [ 編集]

見極めが難しい

 陰湿なものはいじめも妬みも恐ろしいものですよね。抱え込まずに誰かに相談できる、そういった子供に育てたいと日々思っています。ポリさんの娘さんには拍手を贈りますv-81

 親の介入はある程度賛成しますが、この程度がとても難しいですね。出過ぎれば子供は育たず、守っているようで些細な危機に対処できない子供を作ってしまいがちです。見極めが難しい。

 話は変わりますが、うちの子は大事なプリントをランドセルの奥底に大事にしまいすぎて母親からしかれまくっています。変な手紙が紛れていないか、ちょいと注意してみようかな。
  1. 2008/03/24(月) 08:51:34 |
  2. URL |
  3. クーデルムーデル #yRCCGRpM
  4. [ 編集]

大切なこと

makaronov さん、

この経験を糧に、他人の痛みがわかる人間になりたい。なって欲しい。後から考えればそう思えるでしょうし、親の願いでもあります。

でも、当事者であるときには、そんなことは考える余裕もないだろうし、考えなくていいから、助けを求めて欲しいです。相手は友達でも親でも猫でもいいから。
  1. 2008/03/24(月) 16:05:32 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

介入という言葉が良くないかも

クーデルムーデルさん、

自分で解決できることは解決する子になってほしいですが、解決できないと思ったら、一人で抱え込まないでほしいですよね。親に言うのがためらわれるなら、友達でもいいから。

で、もしそうなら、そういうときに一番の友達でいたいと思います。
  1. 2008/03/24(月) 16:11:11 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pollyanno.blog55.fc2.com/tb.php/227-7efcded4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。