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願いを込めて

 
 アメリカの次期大統領がオバマさんに決まり、この国で研究に携わる人間はひとまずほっと胸をなでおろしているに違いない。なにせ、この8年間、あの軍事にしか興味のないお莫迦大統領のせいで、研究予算は据え置き、つまり実質上削減を余儀なくされてきたのだから。


 もちろん、金さえあれば良い研究ができるというものでもないことは百も承知だが、スタートラインに立つことすら難しかったここ数年の状況は、徐々に改善されていくだろう。



 ここでいう「改善」とは、純粋に研究予算のアップのことである。基礎研究重点化を大学院生やポスドクの数を増やすことで遂行しようとする国もあるが(^_^; 政策として基礎研究を重要視するなら、人を増やすんじゃなくて予算を増やすこの国のやり方がまっとうなやり方だと思う。


 だいたい研究者なんて、自分で言うのもなんだが、そんなにたくさんいてもしょうがないと思う(^_^) 「末は博士か大臣か」なんて、数が少ないから褒め言葉になるのであって、数だけ増やした結果、あちこちで不要論だの救済策だのいう話が持ち上がっているのは周知の通り。


 別に「ポスドク1万人計画」があろうがなかろうが、私は研究者を目指していただろうし、人数が多かろうが少なかろうが、生き延びる人間は生き延びると思うので、かつての国の政策に文句を言うつもりはまったくない。というか、国の政策と自分の進路に直接の関係はない(間接的な影響はあるかもしらんが、あまり興味がない)。


 ただ、ノーベル賞大量受賞のあおりで、もし仮に再び基礎研究重点化が叫ばれるとしたら、客観的に見て、人を増やすという選択肢はいらない。


好景気・研究重視 → 予算アップ
不景気・研究軽視 → 人員削減(大学院生・ポスドク新規枠削減)


 これならなんとかなるが、


好景気・研究重視 → 人員増加
不景気・研究軽視 → 予算削減


 これがどういう結末を招くかは、想像に難くない。


 時に底辺拡大が重要であることは否定できないが、こと研究者に関しては、底辺を増やすことが研究の活性化につながるとは思えない。底辺は底辺。 <お前が底辺じゃ、というツッコミは甘んじて受け入れます m(_ _)m



 とはいえ、アメリカの研究環境にしても、この不景気の中、今から直ちに良くなることは期待できない。他に何かこの業界でうまく生き延びる方法はないだろうか。



 そういえば、うちのボス、一昨年生まれたお子さんに

「Grant」

と名づけてから(実話)、急に金回りが良くなったような気が。




 しまった。うちの次女にも

「じゅり」

とか名づけるべきだったか。・・・候補にあったんだよな、マジで。
 
  1. 2008/11/08(土) 11:48:58|
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コメント

底辺は必要です

今の日本の大きな問題は、選択と集中のかけ声のモトに特定の場所に集中豪雨的に研究費が流れ込んでいることでしょう。選択から外れたトップ以外の研究室は悲惨な状況になっています。生物科学系だと、トップから外れた底辺の研究室のどこかから次のトップが出現できるような裾野が必要なハズです。底辺の研究室の経営者としてはそう考えています。
  1. 2008/11/08(土) 14:05:13 |
  2. URL |
  3. alchemist #VpL/ydks
  4. [ 編集]

科学政策、予算増加と人員

Obamaの学歴別支持率を見ると、高卒未満と並んで大学院卒以上でMcCainを上回っていましたね。ショウジョウバエを使った研究を愚弄するコメントしていたPalin氏が政権にはいらなくて重畳でした。
 ところで、アメリカの場合、予算の増加はそのまま人員増加ですよね。近年の日本もそれをまねしてPDを増やしたけれど、社会全体に流動性がないから変なことになっている。予算を増やすとき広く配分しないと、集中投資先で研究が事業化するか(ゲノムやタンパク?)、重点拠点でPDや大学院生を雇って(COE21)、結局人員増加になりますね。
 
  1. 2008/11/08(土) 21:10:24 |
  2. URL |
  3. nq #-
  4. [ 編集]

つくづくと共感

オチに大笑いしました☆

>だいたい研究者なんて、自分で言うのもなんだが、そんなにたくさんいてもしょうがないと思う(^_^)
私もそう思うです。

底辺についてですが、底辺を裾野としてきっちり機能させるシステムがまるでないんですよね、日本は。
底辺はあくまで底辺どまり。それがアッパークラス(やな言い方だな)を支える力になっているかと言えば、たぶんなってないような気がします。
その理由は、alchemistさんのおっしゃるとおりだと思います。>予算の配分の仕方がメチャメチャ。

科学の様々な分野がビッグサイエンス化していて、頭数がどうしても必要だというのであれば、それぞれの「頭数」の人たちが、ひとりのサイエンティストとして、誇りをもって活躍できて、次のプロジェクトにもすんなり移れるような環境が望ましいなあ。

次女ちゃんは、のんびりお過ごしでしょうか。
私は最近、国外逃亡したい気分でいっぱいです(←まずは資格を取れ)。
  1. 2008/11/09(日) 12:18:15 |
  2. URL |
  3. pollyanna #mQop/nM.
  4. [ 編集]

底辺は必要なんですが

alchemist さん、

枠を増やすことは、必ずしも実質的な「裾野を拡げる」役には立たないと思うんですよね。ましてや、一部を除けば悲惨だとおっしゃる現在の状況で、万が一枠など増やそうものなら、えらいことになる気がします。まずはお金(額のみならず配分もですが)をなんとかしないと。

ちなみに、ボスが Job hunting 中の私によく言うのは、大学院生の重要性。少なくともラボを立ち上げてしばらくは、主戦力は大学院生になる訳で、レベルの高い大学院生が来る可能性の高いところを選ぶべき、とのことです。底辺の質は重要です。
  1. 2008/11/09(日) 16:32:09 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

原因か結果か

nq さん、はじめまして(か?)。

言葉が足らなくてすみません。根が不真面目なもので、たまにまともなことを書こうとすると、えてしてこういう羽目に陥ります。

人員増加を否定している訳ではありません。予算増加の上での人員増加は理にかなっていると思うのです。先立つものがある中で、必要な人的パワーを増やすのですから、win-win ですよね。

問題なのは、まず枠だけ増やしちゃえ!というやり方です。大学院重点化もポスドク1万人計画も、金も出さずに必要かどうかもわからない人数だけ増やしてどうする (-_-#

アメリカの場合、予算増加に伴う人員増加は、Faculty position の増加ですよね。それはもちろんあり。ラボレベルで言えば、増えた予算は何に使おうと自由な訳で、結果として「必要な」ポスドクを雇ったりするのもあり。

ペイリンさんの演説の中のショウジョウバエのくだり、ラボでも話題になりました (^o^) マケインさん、受け狙いに走ったのか?
  1. 2008/11/09(日) 17:15:58 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

「日本に帰りたい!」と思わせてほしいです

pollyanna さん、いらっしゃいませ m(_ _)m

アメリカの場合、人員を増やす必要がないくらい元々の枠が大きいということもあるかもしれません。で、どうしてその枠を維持できるのかというと、pollyanna さんのおっしゃる「底辺を裾野として生かすシステム」があるからだと思います。

一つは、底辺を持ち上げ育てることが、ボス、ひいては大学の評価につながるということ。

もう一つは、アカデミアに残る以外のオプションが多いということ。

とりあえず、予算の増額・予算配分のバランス・年齢制限の撤廃、この3つは必須だと思います。

次女、のんびりやっとります (^o^) お心遣い、感謝いたします。
  1. 2008/11/09(日) 17:48:39 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

増やす方針のようですね

選挙期間中どちらの候補も研究費800億ドル前後に増やすと言っていたようですが、当選後も倍増と言っているようですね。となると、NIH grantが間接経費を除いて300億ドルを越える計算になります。対して我が国の科研費は2000億円に達していないままですので底辺の研究室の休耕田化は進行しそうです。
大学の資産はヒトしかないのだから、ヒトが活きるようなことをもっと考えたら?と言ってはいるのですが、なかなか賛同が得られません(ない袖は振れないそうで)。日本て国だって資産はヒトだけなんですけど、使い捨て資源としか看做されていないようです(会社が生き残るのが優先だそうで)。だから、この国は社会が流動化すればするほどヒトが不幸になるんですなあ。
35で、そちらの国のポストドックからやり直した私には、こちらの国の似而非ポストドック制度がなんとも面妖で、未だに理解に苦しんでいます。
  1. 2008/11/10(月) 12:04:08 |
  2. URL |
  3. alchemist #UftoI4Ps
  4. [ 編集]

休耕田・・・

いつ実現するかはわかりませんが、上がる素振りすら見えなかったここ8年間(ま、私は6年しか知りませんが)に比べれば、こちらは精神的にもだいぶマシです。

かたや日本ですが、ほんとに大丈夫ですか?私は半分おちょくっているだけなので (^_^; 本心では「日本は大丈夫」と思っているのですが、最近哀しい話しか届かないので、なんかちょっと心配です。
  1. 2008/11/11(火) 18:08:33 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

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