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生と死

 
 昨年長女の担任だったF先生が、急逝された。

 享年43歳。日曜日に連絡を受けたとき、長女は絶句した。ほんの2日前、体育の時間、グラウンドを走る彼女に、いつものように手を振ってくれたばかりだという。

 風邪の症状で病院に行って、わずか数時間で息を引き取ったと聞いた。死因は髄膜炎菌性疾患。

 長女が涙を浮かべて口にした言葉が、胸を締めつける。

 He was the best teacher ever.





 2ヶ月前、母が亡くなった。2年半前に、既に肝転移した膵臓癌の宣告を受けてから、通院治療を続けていた。自転車で片道30分走って抗癌剤治療を受け、また自転車で帰宅する、およそ癌患者らしくない母の話を聞いて、なんとなくこのままずっと大丈夫なんじゃないかと思っていた。そう自分に思い込ませようとしていたのかもしれない。

 別段用もなく、携帯電話にメールした11月末。本人から返って来た返事には、熱が出て入院中とあった。何度かメールでやりとりした後、父と電話で話した。それほど深刻な症状ではないということだったので、年末に帰国しようかと考えていた矢先、容態が急変したという電話。すぐにチケットを取って、日本に飛んだ。


 間に合わなかった。たった7時間。


 ごめん。心の中で謝るしかなかった。






 一昨年5月から昨年1月までのわずか7ヶ月の間に、近くの高校の生徒5人が、自ら命を絶った。私の通勤路にある、同じ踏切で、数カ月おきに5人が列車の前に飛び込んだ。

 2人目の頃から、ボランティアの保護者が交代で毎日真夜中まで踏み切り近くに立っている。今も。






 思えば、祖母を亡くした小学校4年生の頃からつい最近まで、自分はずっと死なないと思い続けてきた。「200歳まで生きる」と宣言していたが、本当はもっと生きるつもりだった。生きていない自分を想像することができなかった。自分の周りで以前より死が頻繁に起こるようになった今、それがいずれ訪れるであろうことが、自分の中で少しだけリアルになった。

 でも、やっぱり心のどこかで

「自分は死なない」

と思っている。長女と話すと、彼女もそう思っていることがよくわかる。



 たぶん、それは間違っているのだろう。





 
 明後日、長女と共に、F先生の告別式に参列する。
 
  1. 2011/02/04(金) 05:59:11|
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コメント

人間はいとも簡単に死にます。
昨日もひとり目の前で亡くなりました。
もう何人の人間の終焉に遭遇してきたでしょう。
その都度自分の無力さを痛感しております。

明日死ぬかも知れない…、だから今日を生きてます。悩みながら生きてます。



職業病で、自分の親が死んでも泣けるかどうか心配です。
ただ、ありきたりですが、肉体が滅びるだけで、魂は、思いは、残っていくものと思っています。

自分は何を残して死ねるのか…、そんなことも考えます。
もう半分生きてしまいました。


(再開するなら連絡せい!Happy new year!)
  1. 2011/02/04(金) 11:28:13 |
  2. URL |
  3. hide #-
  4. [ 編集]

人間はいとも簡単に死にます。
昨日もひとり目の前で亡くなりました。
もう何人の人間の終焉に遭遇してきたでしょう。
その都度自分の無力さを痛感しております。

明日死ぬかも知れない…、だから今日を生きてます。悩みながら生きてます。

職業病で、自分の親が死んでも泣けるかどうか心配です。
ただ、ありきたりですが、肉体が滅びるだけで、魂は、思いは、残っていくものと思っています。

自分は何を残して死ねるのか…、そんなことも考えます。
もう半分生きてしまいました。

(再開するなら連絡せい!Happy new year!)
  1. 2011/02/04(金) 11:29:16 |
  2. URL |
  3. hide #-
  4. [ 編集]

だからこそ

より良く生きる。

これに尽きるのではないでしょうか。

日常、生と死をみつめる場にいながら、そう考えます。
  1. 2011/02/07(月) 08:26:49 |
  2. URL |
  3. クーデルムーデル #yRCCGRpM
  4. [ 編集]

「生きている」ことは当然じゃなく特別なことなのかもしれない

クーデルムーデルさん、

なんのメッセージもない(いつもですが)ただの独り言にお付き合いいただき、ありがとうございます。

一昨日、F先生の告別式に行ってきました。故人との思い出を共有するイベントで、学校関係者・教え子など数百人が集まり、どの挨拶にも笑いが絶えない、とても温かいものでした。これがアメリカで一般的なものなのかどうかはわかりませんが。

F先生は、きっと良い人生を過ごされたのだと思います。
  1. 2011/02/08(火) 05:02:46 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

ニュースは読んでいましたが、そんなに身近な先生だったのですね。お嬢様が悲しみを乗り越えて、F先生との思い出に励まされて生きていくことができますように。
人はどうやって死ぬのかは科学でわかっても”なぜ”死ぬのかはわかりません。なぜ死ぬのに生まれてくるのか、なぜいのちを伝えていこうとするのか、限られて生の中でなにをすべきなのか...。そういうことを考えさせられるエントリーでした。
  1. 2011/02/08(火) 05:49:05 |
  2. URL |
  3. hide-tan #AFDQop3Y
  4. [ 編集]

書いた本人は

hide-tan さん、

もともとお気楽人間ですので深く考えて書いた訳ではないのですが、昔ほど「生き死に」というものが他人事ではなくなってきたことも事実です。

今後は、少しだけ、意識してみようか、と。
  1. 2011/02/08(火) 19:06:07 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

最近よく使う言葉…「生き切る」
人の死に慣れてしまっている自分が嫌です。
多分親が死んでもいつものこと…って感じそうで怖い。
好きな仕事をしているけど、一番のストレスです。
  1. 2011/02/13(日) 01:27:19 |
  2. URL |
  3. hide #-
  4. [ 編集]

医師の言葉

hide さん、

「生き切る」ですか。どうしてこの男が私の考え方にこれまで強い影響を与えてきたのかが、なんとなくわかりました。あー、会いたいねぇ、久しぶりに。



「死」に接してあたふたしている私に対して、コメントを下さった3人のお医者さんが皆、「生きる」ことに言及されていることが、強く胸に響きます。
 
  1. 2011/02/15(火) 04:18:52 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

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