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77連敗でも伝えられること

 
 え?








 まさか??








 な、なんと???








 あのポリが帰ってきた?!









 という訳で、重大なお知らせがあります。


 今までずっと黙っていましたが、実はもう日本に帰ってきているのであります!


 びっくりした? ねーねー、驚いた?




 アメリカでの3年間のジョブハンティングを経て、この4月より縁あって日本で独立することと相成りました。今後ともよろしくお願い申し上げます m(_ _)m


-----------------------------------------------

 今日び、海外に研究留学する人はたくさんいる。その中で、

・最初から日本に帰るつもりの人
・海外で独立を目指してジョブハンティングした結果、最終的に(多少時間がかかっても)海外でポジションをゲットした人

はよく聞くが、

・海外で独立を目指してジョブハンティングしたが、やっぱり日本で独立した人

というのはあまり聞かない。なので、稀有なケースの体験談を提供できる貴重な人材として、今後様々なメディアから取材を受けることになっている <莫迦


 ぶっちゃけていえば、アメリカでのジョブハンティングには失敗した訳だが、この歳の研究者にとってはある意味アメリカよりも厳しい日本での独立を果たせたので、とっても嬉しい♪


 ジョブというのは良いのが一つ取れればそれで十分なのだ!! はぁはぁぜぇぜぇ


 まあ、失敗談なら各種豊富に取り揃えている訳だが(公募50連敗とかよく聞くが、私なんか77連敗ですがな)、たまには役に立つ情報も提供してみたいと思う。




 英語圏の大学(日本の大学もそうだが)の公募書類には、必ずカバーレターというものをつけなければならない。そうはいっても、研究プランは別に書いてあるし、自己紹介は CV を読めばよいし、カバーレターというのは意外と何を書いたらよいか悩むものである。私自身、最初の応募のときは、カバーレターを作成するのに随分時間をかけた記憶がある。


 Search Committee のメンバーとして選ぶ側にいることの多い元ボスの話では、1つのポジションに応募してくる200-300通の応募書類は、とりあえず全員分目を通す必要がある。しかし、締切の4日後に Search Committee Meeting なんてこともままあるので、書類全てに目を通すことは時間的に不可能とのこと。当然優先順位があり、元ボスの場合、カバーレター、CV、業績、推薦状で20人まで絞り込むそうだ。CV や業績は今さら変えられないし、推薦状は通常制御不可なので、業績に今一つ自信のない私のような応募者にとって、研究プランを読んでもらうためには、悪あがきできるのはカバーレターだけということになる。(文句のつけようのない業績を持つ、その分野の有名人であれば、カバーレターなんてどうでもいいかもしれない)


 今年ジョブマーケットに打って出る数人の知人からフォーマットを尋ねられたことでもあるので、以下にアメリカの大学に応募したときのカバーレターを載せてみる。もちろん、元ボス(アメリカ人)の添削済み。


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Dear the Chair of the Faculty Search Committee,

I would like to be considered for a tenure-track faculty position in the Department of ◯◯◯ at the University of XXXX. I learned about your search for a new faculty member from △△△ and the website of your department. My postdoctoral supervisor, Dr. □□□, told me that your department has a great research environment and encouraged me to apply for this position.

My research investigates the neural basis of motor learning, using a combination of molecular-genetic, pharmacological and in vivo electrophysiological approaches in the oculomotor system, which is well-defined behavior. In particular, I am going to investigate the contribution of particular neuronal populations to motor learning by using new molecular-genetic techniques, Optogenetics, and the contribution of a particular molecular signaling pathway, which is related to human diseases with motor deficits. The progress I make in the oculomotor system could have broad implications, both in terms of basic understanding of the principles of brain function, and in the design of clinical therapies.

I have published ## peer reviewed research articles, # review articles and obtained a ☆☆☆ long-term fellowship and other fellowship support for my work. My research is well suited for an environment to bridge different levels, molecular, circuits and behavior by using a variety of tools. I am particularly interested in University of XXXX because I heard that there are a number of researchers with complementary research programs, with whom I may develop productive collaborations from basic research to translational and clinical studies.

Attached are a cover letter, a curriculum vitae, a statement of research interests, a teaching statement and the names and contact information for three references.

Thank you for considering my application. I look forward to hearing from you.

Sincerely yours,
Akira

----------------------------------
(自分の研究については、ちょっと宣伝も兼ねてます。近々ポスドク公募予定♪)



 アメリカで成功している yasuda さんのサイトにも御本人の書いた雛形が掲載されているが、ま、例は多い方がいいんじゃないか、と。


「うまくいかなかった人のカバーレターなんて参考にならん」

とかいわれそうだが、77連敗とはいえ、インタビューには何度か呼ばれているので、フォーマットとして大きな問題はないと思う。今後英語圏で独立を目指す人にとって、少しでも参考になれば幸いである。



 え? じゃあ、インタビューは失敗談しかないんじゃないのか、って? ・・・おとっつぁん、それは言わない約束(;_;)
 
  1. 2011/05/13(金) 21:19:12|
  2. 未分類
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コメント

息子がStanford大(工学部希望)に合格しました。MITも受かったけれど奨学金の額に目がくらんで、Stanfordに決めました。競争といえば大学受験から厳しいかも。合格したら、今度は、夏休みのバイト探しで、近くのBio-Tech会社にすぐ決まりました。早い人は、高校生から、うちは、B1から、研究に入るつもりです。Stanfordでは、多くの人が、学部を終えると同時、または、5年次に修士を取っているそうですね。うちも、4年後に研究者に向いているか見極めて、研究者か開業医になる進路を選ぶか決めます。いずれにしても、アメリカの理工系の人は大変ですね。(私は違いますが)
日本の仕組み、いろいろ変わらなきゃいかん、とつくづく思う昨今です。
日本の研究者の教育、がんばってください。これからも訪問します。よろしく。
  1. 2011/05/14(土) 08:33:13 |
  2. URL |
  3. さゆり #-
  4. [ 編集]

おめでとうございます

さゆりさん、

いらっしゃいませ m(_ _)m 息子さん、後で振り返った時に、

「ここにいて良かった」

と思えるようなキャンパスライフを過ごせると良いですね。私も学生さんがそう思えるような手助けをしていきたいです。

研究にも教育にも携わることができる、大学教員というのは贅沢な職業です♪
 
  1. 2011/05/15(日) 00:15:49 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

ちょっとお願い

かなわぬお願いと思うんですが、ポリさんのまじめサイトとか作ってもらえませんか。
このブログでは、コメントを軽く流していかないとかっこ悪い感じがして。
ご本人は、大真面目なところと、このサイトのままのところあると思うけど。
それか、ブログの空気読まずに、大真面目なコメントなり質問なりしていいですか。もちろん記事に関連して。
と、いうか、ポリさん、このサイトだけで、ポスドク集まってくるのかな。もちろん、ブログだけで応募しては来ないけれど。
Stanfordの研究者紹介の欄でも、他の人は、りっぱなブログリンクつけてるのに、ポリさんは、このサイトのみくっつけていたし、しかも、日本語。
最近はアメリカでの採用も、ググって人物を調べていると聞くけど、当然みんな調べますよね。
わが家の息子も、高校2年くらいから大学入試のためにFacebookを控えていました。
私のような素人目には、こいつのところにいったら、研究テーマは、面白そうだけど先が無い、周りにいるのは、小物人物ばかり、いっしょについていったら、いつもおごらされる、という印象なんですが。(笑)
独立おめでとうございます、と言うのを、いい遅れました。よかった。よかった。


  1. 2011/05/15(日) 23:57:10 |
  2. URL |
  3. さゆり #-
  4. [ 編集]

それはちょっとかないませぬ

さゆりさん、お祝いありがとうございます。

大真面目で役に立つ研究者ブログは、私なんかがしゃしゃり出るまでもなく、他にたくさんありますよ。ここは息抜き用ですから (^o^)

>ポリさん、このサイトだけで、ポスドク集まってくるのかな。

来る訳ないじゃないですか。
  1. 2011/05/17(火) 20:58:37 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

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