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履歴書を手書きにする理由を教えてほしい

 
 御存知の方も多いかと思うが、日本とアメリカでは、履歴書の書き方が違う。

 自分自身、ジョブサーチ後半ではアメリカだけでなく日本のアカデミックポストにもいくつか job application を出していたので、例えば

・アメリカでは性別・年齢を書かないが、日本では書く必要がある
・アメリカの履歴書には写真を貼ることはあり得ない

などの違いは知っていた。日本向けの履歴書を作成していたとき、ラボの連中に

「なんで写真を貼るのか?」
日本のジョブは顔で決まるのか?

と質問攻めにあったこともある。


 ちなみに、現在のポジションは、日本に出した中で唯一、履歴書の応募用フォーマットに顔写真を貼付する欄がなかった。あ、だから日本で呼ばれたのがここだけだったのか。 ちっ。




 前回のエントリに書いた通り、現在のポジションに着任後、テクニカルスタッフを募集した。人材を募集する側に立場を変えて、もう一つ日米の履歴書の書き方の大きな違いに気がついた。


 私の知る限り、手書きの英文履歴書というのはいまだかつて見たことがない(まあ、あの国には他人が読める字を書ける人間がほとんどいないような気もするが)


 ところが。


 今回、応募者30人中、ワードで作成した履歴書を送ってきたのは、たったの8人だったのである。


 一つには、東洋と西洋の文化の違いに起因するのかもしれない。かなり古くからタイプライターが普及していた欧米の表音文字文化に対し、2種類の表音文字と漢字という表意文字を組み合わせたわが国独自の表記法は、ワープロの変換機能が開発されるまでは手書きするしかなかった。更に言えば、わが国では書そのものが芸術であり、文字一つ一つに魂が込められていて、・・・などと理屈っぽいことをいちいち考えて書いている人は、いないだろうなぁ。


 履歴書のフォーマットなんて無料でいくらでもダウンロードできる時代に、手書きの履歴書を作成する理由はなんだろうか。


 まず、応募する側から考えてみる。


1. PC・プリンターがないから

 これはまあ、ある意味仕方がないといえる。いまどき、PC・プリンターがまったく使えない環境というのは考えにくいが、自前で持っておらず、大学やネットカフェに行ったり、人から借りたりするのが煩わしい人にとっては、手書きにする方が手っ取り早い。

 ただ、めんどくさがるのは構わないが、PC を扱う能力がないと思われるリスクはあると思う。


2. 自分の字に自信があるから

 8割がた勘違い。


3. ありのままの自分を見て欲しいから

 婚活じゃあるまいし。


4. あとでがっかりさせたくないから

 今がっかりさせてどうする。


5. 募集する側が手書きを好むであろうと予測するから

 真面目な話、手書きの履歴書が圧倒的に多いのは、おそらくはこの理由によるものと思われる。


 でも、ですね。言わせていただければ、もう、正直、読みづらい。この一言に尽きる。そりゃ、日ペンの美子ちゃんレベルなら、読んでて気持ちいいかもしれないが、評価としては減点されないだけの話。タイプされた履歴書より高得点をあげることはない。下手だから読まないということもないが、決してプラスには働かない。手間暇かけて手書きにする理由はどこにもない。



 募集する側は本当に手書きの履歴書を読みたいのだろうか。


 募集する側の理由も考えてみた。


1. 字の美しさも採用基準のひとつだから

 足切り基準に使えるなら、採用担当者にとってこれほど楽なことはないだろう。でも、だからといって字のきれいな人しか採用されない訳でもあるまい。私の周りにも、字は幼稚園児並みだが人柄もよく仕事のできる一流企業の社員もいれば、字に気を遣う暇があったら仕事しろ (-_-# と言いたくなる後輩もいる。

 大体、もしそんなことしていいなら、今回うちに手書きの履歴書を送ってきた人、ほぼ全員アウトである。


2. 字の書き方を見れば人となりがわかるから

 無理。そんなもんでわかるなら苦労しない。

「字は下手だけど一生懸命丁寧に書いている。仕事にも情熱を持って頑張るに違いない」

なんてことがあるのかもしれないが、採用側の理由が本当にこれだと皆が信じているなら、あんな殴り書きの履歴書を何通も読まされることにはならないと思う。


3. コクヨとの談合





 やっぱりよくわからない。メリットがどれもいまひとつしっくり来ない以上、やはり読みやすさ重視で、ワードが常識になってくれることを切に祈る。少なくとも、これを読んでうちに応募して下さる方、手書きの履歴書は一銭の得にもなりません。



 あ、もう一つ理由を思いついた。


4. 応募者の本気度を試す


 いっそ、「Publication List も含め、全て手書きにすること」と募集要項に記載してみるか <鬼
 
  1. 2011/08/25(木) 11:07:59|
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コメント

二昔前

かつて、アチコチに応募していた頃、履歴書やら業績リストやら、大学ごとに様式が決まっていて、所定の位置に打ち込むのが困難な時期がありました(まあ、PCの使い方が下手だったとも云えますが)。履歴書なら我慢して手書きするのですが、業績リストが著者、論文題目、雑誌名、巻号頁、出版年、それぞれのカラムに入れなければならないスタイル、割と面倒で、手書きならぬタイプ打ちで対応したりしてました。
ある時、大学ごとに何でこんな面倒くさいフォームに拘るんや?と知人にモンクを云ったら、ああいうのは手伝ってくれる秘書さんが教室にいることを前提にしてるんだそうで・・・。はあ~~~でした。
  1. 2011/08/26(金) 09:48:02 |
  2. URL |
  3. alchemist #mAzEvC2g
  4. [ 編集]

え!!!日本で履歴書は手書きってアカデミア以外のことかと思ってました。あーだから採用されなかったのか。。。しかも写真貼ったことないし(汗)。いやー、今日の今日まで知りませんでしたよ!!
  1. 2011/08/26(金) 10:29:19 |
  2. URL |
  3. くとえた #-
  4. [ 編集]

日本の企業では「履歴書は手書きであること」という決まりを設けているところが大変多いです。
そして、その決まりをしっかり出しているところも「言わなくても当然手書きだよね」としているところもあります。
読まれない可能性がある履歴書より読みづらい履歴書の方を選択するのは当然でしょう。
  1. 2011/08/26(金) 11:35:10 |
  2. URL |
  3. ごない #-
  4. [ 編集]

初耳です。

大学だけの慣習かなと思います。10数年前に求人誌で「手書きorワープロ」という記事があり、パソコンの使えるという証のためにもワープロがいいでしょう、とありました。

それで思い出しましたが、5年前くらい大学生の子が「手書きの方が誠意があるし」と言っていたのが奇異に感じました。

>4. 応募者の本気度を試す
と思っている大学関係者が相当数いるのかしらん。
  1. 2011/08/27(土) 00:32:46 |
  2. URL |
  3. アマサイ #ulYx6Mu6
  4. [ 編集]

それはまた贅沢な

alchemist さん、
 
今でもあります、そのフォーマット地獄。アメリカの job application に比べると、一件当たりにかかる労力がずいぶん違いますよね。そういう意味では、冷やかしをふるいにかけるフィルターにはなっているかも。
 
まあ、私のレベルの応募では、たとえ秘書さんがいても手伝ってもらうことはなかったと思います。
 
  1. 2011/08/27(土) 00:35:19 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

私も知りませんでした

くとえたさん、

アメリカだと、英語だということだけじゃなく、出す数が半端じゃないので、手書きという発想がまず出てこないですよね。その感覚で日本にも出していましたし、今回募集する側に回って手書き確率に驚いたという訳です。

でも、写真は知ってましたよ (^o^)
 
  1. 2011/08/27(土) 00:41:37 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

確かにそのとおり

ごないさん、

出す側の理由はそれしかないだろう、と私も思います。じゃあ、どうして企業側は手書きを好むのかが、もうひとつはっきりしないんですよね。
 
伝統、とか、精神論、ということであれば、それはそれで仕方ないんですけど。
 
  1. 2011/08/27(土) 00:44:32 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

お、反例だ

アマサイさん、

上の方のコメントや、はてブコメを読む限り、手書きを前提にするのは会社が多そうに思うのですが、いかがでしょうか。正直、大学、特にアカデミックポストの場合、募集する側が手書きにこだわることはさすがにないと信じたいです。

薬剤師の妻も、帰国後いくつか応募してましたが、私の忠告を無視して、全部手書きしていました。出した分、全部面接に呼ばれて、さくっと決まってましたから、妻の考えの方がコンセンサスが得られているんでしょう、きっと。

>パソコンの使えるという証のためにもワープロがいいでしょう

そう思うんですけどね・・・・
 
  1. 2011/08/27(土) 00:54:54 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

心配になってきた(^^;)

ごないさんのご意見とポリ夫人が即決できたと聞いて、私の認識が違うのか、心配になってきました( ̄▽ ̄;)。

でも、Twitterで大手企業の採用に関わっていた方が「手書きは激減しているし、読む側に迷惑なだけです」とおっしゃていたので、私の認識も、正しいのだと思います。

ポリ夫人が就職できたのは、手書きを通じてその巨大な威力が表現できていたことは間違いないです(^○^) v
  1. 2011/08/27(土) 01:03:34 |
  2. URL |
  3. アマサイ #ulYx6Mu6
  4. [ 編集]

フォーマット地獄

科研費がつい最近までそれでした。おまけに一頁一頁の糊付が強制されたりして・・・。
国際学術というジャンルがあった頃、4人ほどの相手の最後の一人が締め切り前日の午後8時に入って来て、まあ、申請書とそれのうらずけになる往復文書のコピーなど、原稿は夜中の12時に仕上がって、楽勝・・・と思っていたら、その年からやり取りした手紙全ての翻訳を付けろという国際学術とも思えない変更があり、いくら簡単とは云え10通くらいの手紙を適当に意訳してたら3時、10部のコピーが終わったら5時、一部26枚の糊付けにヒーヒー云って(多分6時半ころ、カラスがカーカー鳴いてる頃)終了、さらに各部の一頁目に色分けのライン引きをやって、所定の位置にパンチで穴を開けて・・・まもなく事務が開いたので提出してから帰宅。
今はネットで提出なのでかなり楽になってます。ご安心を。
  1. 2011/08/27(土) 14:16:55 |
  2. URL |
  3. alchemist #BII0nnzM
  4. [ 編集]

素晴らしい

アマサイさん、

その方に是非、公式に「ワード推奨」とか言ってほしいですね。(必須とは言わずとも)

どこか大手一社だけでも、そう一言発言するだけで、常識が変わると思います。
 
  1. 2011/08/28(日) 01:11:35 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

あわわわわ

alchemist さん、

そうでしたね。昔はまさに「コピー&ペースト」でしたもんね。それが変わっただけでも、ありがたいと思います。

ついでに、なんでもかんでも郵送させられるのも、そろそろなんとかしてほしいもんです。
 
  1. 2011/08/28(日) 01:15:18 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

写真

古い応募書類のコピーを全部チェックしてみましたが(悔しいので、全て残してます)、写真貼付はありませんでした。でも、確かに教授会に出てくる准教授、講師の履歴には写真が貼付けてあります(但し、コピーなので写真が貼付けてあるコト以外ほとんど判別不能)。ひょっとすると職種によって写真の有無が決まっているのかもしれませんが、コピーを繰り返すことによって判別不能になった写真にどういう意味があるのか・・・。
そういえば、技官の公募をやった時の履歴も写真貼付でしたが、あれは面接のときの本人確認には使えました。
いずれにしても、今後ポリさんが応募するランクの場合、履歴に写真貼付はないのが普通なのでご安心下さい。

二十数年前、最初に出した応募書類の中には代表的論文10編それぞれの概要を書けという書式も含まれていて、これがご丁寧に原稿用紙風のマス目つき。とても、あの時代のPCでは太刀打ちできませんから、やっぱり手書きを想定していたんでしょうね。
  1. 2011/08/28(日) 15:29:22 |
  2. URL |
  3. alchemist #BII0nnzM
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2011/08/28(日) 15:56:18 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

今、ふと思いついたのですが

学会にもよりますが、80年代までは抄録はロットリングで手書きでしたから、私たちの世代は手書きにさほど抵抗がありませんでした(もちろん過去形)。生化学会のように抄録一頁に6題とか8題とかなら、手書きでも大したことはないのですが、場合によれば1頁モノあるいは2頁モノの抄録を手書きしていたわけです(書き損じた場合は予備の用紙に前後数文字を含め正しく書き、切り取って、間違った部分に糊付け)。今、私の作った抄録を調べてみたら92年までロットリング書きしてた学会もありました。
あのヤヤコシイ応募書類の書式がかなり後まで残っていたのは、私より上の、手書きにもっと抵抗のない世代(学生の頃はアジびらをガリ切りしてた世代)が大学の主流だった名残りかもしれません。

手書きとは関係ないのですが、中学とかの新聞部でも割り付け用紙使ってましたよね。
先般、ガッコの新聞にちょっとした記事を書いてゲラ校正も終わって暫くした頃、電話がかかって来て、紙面の構成を少し変えたいので、紙面二頁分を全部使うように記事で使っている写真のサイズを変えたりして割り振って欲しい、との依頼。割り付け用紙の使い方には昔の記憶もあるので、簡単に引き受けて、ついでに割り付け用紙お呉れ・・・と要求したら、割り付け用紙などないとのご返事。まあ、こんだけPC時代になればそれは理解できるけど、ならそっちでやってよ~~~と云いたいのを我慢して、原始人宜しく自分で割り付け用紙風に記事を切り刻んで、写真を拡大縮小して手作業で紙面を仕上げました。一日かかったけど。
そういえば、その前に、ガッコの何年史の教室部分を作った時も、文字と図表で割り付け作業やらされたことを、今、さらに思い出しました。

考えてみれば、図表が入るような抄録作りは手書き作業プラス割り付け作業ってことでしたね。
  1. 2011/08/28(日) 16:17:39 |
  2. URL |
  3. alchemist #BII0nnzM
  4. [ 編集]

コメント欄のおかげで格調高くなってきました、このブログ

alchemist さん、

貴重な情報、ありがとうございます。確かに、教授選ともなれば、顔も見たことのない人など出てこないでしょうから、いくらビジュアル重視 (^_^) の日本でも写真の必要はないんでしょうね。

手書きではありませんが、最初の論文を投稿した時は、脳切片の写真を現像して紙に貼って送っていたことを思い出しました。便利な時代になったものです <年寄りか
 
  1. 2011/08/29(月) 22:27:36 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

最初の論文を投稿したときは返ってきたレビューが手書きでした。レビューアの性格を彷彿とさせるような丁寧な書きっぷりでこちらも誠意をもって追加実験をさせてもらいました。発生系だとレビューに一年かかることはめずらしくない時代で、電子投稿の登場以来、忙しい世の中になったものです。リバイスの査読なんか、雑誌によっては1週間ですから。
  1. 2011/08/30(火) 05:08:06 |
  2. URL |
  3. misssy #-
  4. [ 編集]

そ、それはすごい

misssy さん、

手書きのレビューですか。そんなことされたら、直しにも気合が入りそうですね。・・・いや、今も気合入ってますけど、もちろん。

  1. 2011/08/30(火) 19:42:58 |
  2. URL |
  3. ポリ #1SZp3NgM
  4. [ 編集]

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