今日も脳天気

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サイエンスの楽しみ方

 初の科研費申請、ようやく終了。 づがれだ~~~



 本ブログを筆頭に、研究者のブログはサイエンスに真摯に向き合う部分を強調するものが多い。

 もちろん、それはそれで重要なことだし、それで楽しめれば文句はないのだが、時にはちょっと斜めからサイエンスを楽しむのも悪くない。


 ということで、私の秘蔵コレクションのうちほんの一部ではあるが、サイエンスお楽しみグッズを紹介してみることにする。




 まずは、出始めの頃ここで一度紹介したことのある、発生生物学カードゲーム 「Embri 王」

Embryo J
日本語バージョン


Embryo E
英語バージョン

発行元:理研 CDB  価格:無料 


 遊び方は単純。はじめに5-6枚ずつ手札を配った後、手札から同時に一枚カードを場に出し、各カードの左上に記されている数字が一番大きい人が、場のカードを全部もらえる。

 同じ数の場合、各カード右下の見ザル言わザル聞かザルが、じゃんけんの要領で勝敗を決める。どうしてここに日光三猿が出てくるのかは、まったくもって意味不明である。



 たわいないといえばたわいないゲームだが、当初話題になったのが、誰がデザインしたのかと思うほど、キャラクターのクオリティが無駄に高いこと。

Vet

 例えばこの獣医師カード。あまりにもかわいらしいので、素手でマウス?!とか、そのポケットにいるのは何?!とか、一番やってはいけないことを堂々とやっているにも関わらず、つい許してあげたくなってしまう。 あ。 この絵の右下の見ザルは、見て見ぬふり、っていうことか?



 また、点数による格付けも物議をかもした。

PD


 特に、ラボテク2点に対して、6点という高配点のポスドクに、

「差がありすぎる」
「現実を反映していない」
「ポスドクがラボテクより上なんてあり得ない」
むしろ大学院生以下じゃないのか

 社会問題にまで発展したとかしないとか。


ちなみに、現在では全てのカードのデザインをダウンロードして、自分で厚紙に貼らなければならないようだ。私が持っているのは、2005年の出始めの頃に理研が無料で配布していたもので、わざわざアメリカから理研に問い合わせて取り寄せた。日本語バージョン・英語バージョン共オフィシャルカードなのだ。






 同じカードゲームでも、こちらは生物ではなく化学系。その名も「えれめんトランプ」

Elementrump


発行元:化学同人  価格:1800円


 現在周期表に表示されている118の元素のうち、正式な元素名がつけられている112元素に、レプトン、クオークなどの素粒子カードを加えた、1セット140枚という本格的なもの。それぞれのカードに各元素の説明があり、例えばB(ホウ素)なら、こんなふうに、原子番号など基本的な情報の他に、化合物の性質や様々な用途について記載されており、なかなか面白い。

B



 後半の自然界に存在しない放射性元素の説明は、まだ性質の不明なものが多いせいか、名称の由来になった人物の写真のオンパレードになっており、老人のブロマイド集になってしまっているのはまあ御愛嬌。

Old people





 「楽しみ方は無限大!」の謳い文句の通り、遊び方はいろいろあるようだが、説明書にある中で面白かったのは「えれめんじゃん」というゲーム。

 簡単に言えば、140枚全部を使ったカードマージャンゲームである。点数の単位が MeV(メガエレクトロンボルト)だったり、チーポンの代わりに「フュージョン!」だったり、ちょこちょこ科学者精神をくすぐるテクニカルタームが使用されるのだが、なんといっても強烈なのが、その役作り。


 例えば、こんな形でツモ上がりした場合、

Elemenjan1


ツモ・負パイ中間子・希ガス一色(フュージョン)・強磁性体・常温気体6

100+100+450+400+100X6=1650 MeV





 これでリーチ上がりなら

Elemenjan2


リーチ・マスカワ・イッテルビー4元素・同世代素粒子・一文字元素1

200+300+500+300+100X1=1400 MeV




 フュージョンしないで、こんな役満も。

Elemenjan3


フュージョン無し・ランタノイド一色

200+1500=1700 MeV



 ほとんど苦行といっても過言ではないこれをもってすれば、周期表を楽しく覚えられること請け合いである。





 そして、やはり科学者の遊びとして外す訳にはいかないのが、・・・

<続く>
 
  1. 2011/10/28(金) 21:55:25|
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科研費申請  -やってはいけない5つのポイント-

 
 大学・研究所に所属する研究者にとって、今は1年で最も胃が痛くなる時期といっても過言ではない。そう。多くの研究者が科研費申請の締切を数週間後に控えているのである。

 かくいう私もその一人。そこで、本エントリでは、申請書作成に頭を抱える数多の研究者のために、私の持てる限りの知識・経験を総動員して、科研費申請において「これだけは決してやってはいけない5つのポイント」をリストアップしておこうと思う。


1. 伝聞及び憶測

 裁判での証言などとは異なり、科研費申請での研究の背景の説明に当たっては、ある程度の伝聞は許容されている。というか、自らの研究のみに基づく展開は我田引水の謗りを免れず、逆にマイナスに働くことが予想される。

 ただ、伝聞は構わないが、どの文献を根拠にした伝聞なのか、その引用先をきちんと明記することが必要とされることは覚えておくべきであろう。つまり、

察するに、##はどうやら疾患原因遺伝子らしい

といった曖昧な記述は避けた方が良い。あるいは、

この実験がうまくいかないはずがない

などというあなたの信念に基づく憶測などは、審査委員の知ったことではないので、これもやめておいた方が良い。


 また、いくら引用先を明記すれば良いとはいえ、増田のエントリなどは認められない可能性が高い。



2. 他人の悪口

 研究の重要性のアピールのためには、これまで何がわかっていて何がわかっていないかを明確に書くことが必須ではあるが、ライバルを貶めて点を稼ごうという書き方は、うまくいかない場合が多い。

「過去に同様の研究を行なった○○らは、あまりにもやり方が雑なためうまくいかず

「△△らは明らかな失敗を繰り返し

といった言及は、仮にそれが真実であるとしても、慎むことをお勧めする。万が一○○や△△が審査に加わった場合、問答無用でゴミ箱行きとなる。敵は自分が思っている以上に世間に認められていると認識すべきである。


 無論、バカだのアホだのオタンコナスだのいう子供の口げんかレベルの悪口は論外である。



3. エモティコンの多用

 文章に緩急をつけることは悪いことではないが、それを (^o^) だの ヽ(´ー`)ノ だの ○| ̄|_ などの顔文字に頼るのは、自らの文章力の無さを露呈することに等しい。最近増えている研究者ブロガーは特に要注意である。使用は程々にした方が無難と思われる。



4. 台本型式

 研究が予定通り進まなかった場合に備えて、バックアッププランを事前に検討することの重要性は言うまでもない。わかりやすさを強調するために、長屋の熊さん・はっつぁんの掛け合いを参考に

ポリ:ここで今流行の iPS 細胞を導入しときゃ、まず間違いねぇって。

審査委員:うまくいかなかったときは、どうするんですかい?

ポリ:そんときゃそんときだ。

といった台本型式を取りたい気持ちはわからなくもないが、世の中、やって良いことと悪いことがある。



5. 大どんでん返し

 大切なことは最初に書くのが大原則である。始めからネタばれなんてつまらん!などと言ってはいけない。科研費申請書類は、必ずしも読み物として面白い必要はないのである。事実、数年前、元ボスの研究費申請書類作成の一部を担当した際、原稿を読んだボスに

「・・・アキラ。オチはいらないから

と言われたことがある。


 これは、「オチがきまった」というところに至上の喜びを感じる、お笑い系ブロガーの最大の弱点とも言える。どうしても書きたければ、たとえどんな審査委員が担当したとしても確実にウケるという、余程の自信のあるときだけにしておく方が良い。




 私の場合、原稿を何度読み返してもそこはかとなく漂う「脳天気」臭を解消することに、まずは専念したい。なお、蛇足ではあるが、上記のポイントを参考にされるに当たっては、私が過去一度も、科研費に採用どころか出したことすらない(今回が初めて)ということを念頭に置いておいていただければ幸いである。
 
  1. 2011/10/11(火) 00:28:36|
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引越し貧乏

 
 ラボが移転することになった。といっても、学内の別キャンパスだが。


白ポリ:引越しってわくわくするよね!

黒ポリ:また引越しかいな。うんざりやわ。


 ・・・あー、またこいつらか。色が違うだけのエセ別人格だろ、どうせ。


白ポリ:同じ自分に対して失礼な言い草だよね。

黒ポリ:自分の多面性をわかっていないんやろ。なんなら他のも連れて来よか? 赤とか青とか。

赤ポリ:ども。

青ポリ:ども。


 いらん。




 うちのラボは、既存の学部に所属しない、大学直属の新しい部門に所属している。そのためか、運営上様々なことが試行錯誤状態にあり、今回の移転もある意味その延長線上にある。


黒:ラボ立ち上げて半年しか経ってへんのに引越しさせられるいうことは、なんか悪いことでもしたんちゃうの?

赤:してない、してない。悪いことどころか、何も出来てないんだから。


 ・・・慰めの方が痛い。


白:まあ、心機一転して頑張れ、という親心だと思えばいいんじゃない?


 だから、何もしてないのに心機一転とかいう、その優しさが痛いっつうの。


青:じゃあ、左遷?


 やかましい。





 学部以来、所属したラボの数は今が5つめ。自分がラボを移動するのはもちろん大変だが、大学院時代に所属していたラボで3回引越しをした経験上、ラボが場所を移転するのもかなりのエネルギーを要する。


赤:そうそう。得体の知れない試薬瓶とか、処分し忘れていた廃棄物なんかが見つかって、怒られてたよね。


 いや、そういう話じゃなくて、実験が中断されて再開に時間がかかるという意味で・・・


青:ラベルの無いサンプルとか、放置していたデータとかが出てきて、言い訳するのが大変だった、っていう話だよ。


 ・・・そういう研究者としての資質が疑われるような話を蒸し返すの、やめてくれる(-_-#   


黒:大変なら断ったらええんちゃうの。別に大学にそんなに義理立てする必要もないんやし。断ってまえ、断ってまえ。


 確かに今回の移転の話は断ろうと思えば断れたのだが、研究環境としては移転するメリットの方が大きいと判断してのこと。


白:半年経つのにセットアップも全然終わってないから動きやすいしね。不幸中の幸いと思って、前向きに頑張ろー!


・・・ぐっ。励まされてるのか、苛められてるのか(;_;)



業務連絡:こんなラボですが、ポスドク引き続き募集中です。奮って御応募ください。あ、上の話は半分フィクションですよ、フィクション。(移転は本当です)
http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=0&id=D111080966&ln_jor=0






 自宅の引越しも、大変なイベントであることは御承知のとおり。何を隠そう、先日アメリカから帰国したのが、結婚後15年で実に8回目の引越し。


白:よく、女房殺すには年に3回引越しすればいい、とか言うでしょ。奥さんに感謝しないと。


 はい。感謝してます m(_ _)m 我が家に全然貯金がないのは、引越しの度に結構なお金を費やすせいでもあるからなぁ。


赤:ヤドカリだって、寿命から考えたらそんな頻繁に引越ししないよ。

黒:ヤドカリ以下やな。

青:違うよ。ヤドカリより引越しするんだから、ヤドカリ以上だよ。


 なにそのヤドカリ基準の人間評価。
 
  1. 2011/10/02(日) 14:23:20|
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許容範囲

 
 先日注文したブツが届いた。



stamp1



 早速使ってみることにする。



stamp2



 さほど過激ではないデザインの物にしたので、このくらいなら許されるのではないか、と。



stamp3



 ふふふ♪ 可愛い可愛い♪



stamp4



 怒られないか、乞うご期待。
 
  1. 2011/09/20(火) 19:38:30|
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学会発表は優等生じゃなくていい

 
 水曜日から4日間にわたって開催される、第34回日本神経科学学会。日本の学会に参加するのは、実に9年ぶり。

 この学会はラッキー残念なことに演題登録が半年も前に締め切られる。さすがに着任前後にそれをやっている余裕は無かったため、今回は遺憾ながら発表無しでの参加となる。参加するからには発表するという私のポリシーには反するのだが、せっかく帰国して自分のラボを立ち上げたのだから、この分野日本最大規模の学会に参加して、日本のサイエンスの現在の流れを肌で感じてこようと思う。毎晩旧友と飲みに行こうなんて、これっぽっちも考えていない。ほんとに。



 この学会に限らず、比較的規模の大きい学会年会の一般演題登録は、開催日の半年程度前に設定されることがままある。逆に言えば、毎年発表する場合には、学会発表の後、半年経つと次の学会発表の要旨を書かなければならないということに他ならない。これは一見当たり前のようだが、少なくとも私にとっては、要旨の書き方に悩まされる一因となり得る。

 つまりは、直近半年間に得られた新データについて書かなければならないという強迫観念なのである。「前回の要旨の続きにすれば、1年分書けるじゃないか」という意見もあろうかと思うが、そこはそれ、同業者は学会発表そのものを見に来ている訳で、

「なあんだ、この間の話じゃねーか」

と思われるのは避けたいと思うのが人情である。

 だったら、学会発表そのものを、要旨を書いた段階で得られたデータについてのみにすればいい、という考え方もある。しかし、

「こいつ、要旨書いてから半年間何もやってねーのか」

と思われるのも癪である   <考えすぎ


 ま、自分が思うほど他人は自分のことを気にしていない、と言われれば、まったく以ってその通りであろうし、半年で学会発表一回分のネタも出せないんじゃ話にならん、と言われれば、あーごめんなさいごめんなさいごめんなさい(-o-)




 学会では論文に公表済みのデータしか出さないラボもあって、そういうラボでは上記のような悩みとは無縁ということになる。アイデアやデータを盗まれることを心配しなければならないような競争の激しい分野、ポリシーの違い、その他様々な大人の事情もあるので、自分の考えを押し付ける気はさらさらないが、私自身は、歴代のボスに習い、一般演題での学会発表では、一部あるいは全部を未発表データにすることにしている。手の内を晒すデメリットよりも、議論・コメントなどから得られるメリットの方が大きいと思う、という単純な理由からである。

 それでも世の中に同じ考えの人というのはいるもので、つまり、私にとって学会に参加する一番の楽しみは、自分の物・他人の物ひっくるめて、未発表データをこねくり回すことに他ならない。まだかっちりまとまっていない未発表データのグダグダ感、それが学会の醍醐味なんじゃないだろうか。

 ポスター会場を回遊していると、左半分の説得力と右半分のグダグダ感の差が半端ないポスターが散見され、それはそれで非常に楽しかったりする訳である <左から右まで全面グダグダのお前に言われたくない? あーごめんなさいごめんなさいごめんなさい




 もちろん、未発表データだからといって、発表そのものがグダグダでいいということにはならないのは百も承知。理想をいえば、未発表データをいかに論文近し!と思わせるか、というのも、研究者の重要な資質である。

 自省の意味も込めて、ここ数年のアメリカでの自分の学会発表ファイルを見直してみた。


 おー、未発表データをなかなかうまくまとめているじゃないか。


 ん? 未発表??


 ・・・2007年、2008年分が、まだ未発表だよ(;_;)
 
  1. 2011/09/12(月) 00:02:04|
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動物占い

 
 それはまだ私が神様を信じなかった頃。


 結婚したての頃だから、かれこれ15年にはなるだろうか。当時、身内で「動物占い」が大流行した。

 ちなみにわたくし、占いを盲信する鳩○夫人ほど人間離れはしていないが、ネタとして使った松本龍復興大臣相にマジツッコミする三原順○議員ほど狭量でもない。全ては物質と物理現象で説明が出来る唯物論に近い考えを持っているが、一方で仏様は信じていたりする。研究者なんてそんなもん。

 動物占い、といっても、玖保キリコの奴ではない。同じ四柱推命をベースにしたもので、出てくる動物の数は十二支の12種類。だが、同じ動物でも形容する言葉がたくさんあるため、生年月日に対応してバラエティあふれる動物名が与えられる。この動物を形容する言葉があまりにも秀逸だったのである。

「つむじ風に乗ってきた宇宙猿」 「反逆のレーダー馬」 「我が道を行く頑固な羊」 「ねずみ算をする大ねずみ」 などなど。ダジャレかい!というものも含め、説明を読みたくなるではないか。


 その説明がまた、やたらと的を射ていた。例えば、妻の妹の旦那は、

「時を刻む不死鳥」:合理的に、理論的に、交通信号はきちんと守り、四角い角は四角に回り、隅々まで几帳面な神経を配って歩き、斜めに突っ走ることはありません(抜粋)

 これに対し、奥さんである妻の妹は、

「大草原の大蛇」 :大きく、長い筋道をくっきりとつけて進みますが、四角い隅も丸く廻ります(抜粋)

 当時、二人がよく喧嘩していた話を聞いて、なんとなく理由がわかったような気がしたものである。



 生年月日を入力すると自分の動物を教えてくれるサイトがあったのだが、いつの間にかなくなってしまっていた。ふと思い立って、八方手を尽くして探し回り、ついにこの度、どうやらオリジナル本と思われる物の入手に成功した(昭和54年 第一刷)。

uranai1


註:こういう投資(占い本とか、Classy とか、来週配送される ごきチャ!!フィギュアとか)は妻には秘密。小町とかに投稿されても困るし。


 せっかくなので、有名人も少し調べてみた。

野田佳彦 (1957.5.20) 「大貝に住む観察龍」
イチロー (1973.10.22) 「月から来た哀愁のウサギ」
澤穂希 (1978.9.6) 「羊か、雲か、仙人か」 ←こんなのでいいのか?

 なかなか言い得て妙ではないだろうか。



 妻の分は以前にも書いたのだが、あらためて家族全員を並べてみると、自分の位置づけを思い知らされるようで、あまりの残酷さに涙を禁じ得ない。

妻 「磁気を帯びたイノシシ」
長女 「白銀の龍」
次女 「大夢をむさぼる大蛇」


ポリ 「機織牛」

uranai2


 スパークする妻、大空を自在に飛ぶ長女、誇大妄想の次女の傍で、ただただその身を犠牲にして働く人生ということなのだろうか。


 トンカラトン、 トンカラトン、 トンカラトン ・・・
 
  1. 2011/09/04(日) 07:56:16|
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注釈つき (*) ですが

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  1. 2011/08/30(火) 19:38:56|
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履歴書を手書きにする理由を教えてほしい

 
 御存知の方も多いかと思うが、日本とアメリカでは、履歴書の書き方が違う。

 自分自身、ジョブサーチ後半ではアメリカだけでなく日本のアカデミックポストにもいくつか job application を出していたので、例えば

・アメリカでは性別・年齢を書かないが、日本では書く必要がある
・アメリカの履歴書には写真を貼ることはあり得ない

などの違いは知っていた。日本向けの履歴書を作成していたとき、ラボの連中に

「なんで写真を貼るのか?」
日本のジョブは顔で決まるのか?

と質問攻めにあったこともある。


 ちなみに、現在のポジションは、日本に出した中で唯一、履歴書の応募用フォーマットに顔写真を貼付する欄がなかった。あ、だから日本で呼ばれたのがここだけだったのか。 ちっ。




 前回のエントリに書いた通り、現在のポジションに着任後、テクニカルスタッフを募集した。人材を募集する側に立場を変えて、もう一つ日米の履歴書の書き方の大きな違いに気がついた。


 私の知る限り、手書きの英文履歴書というのはいまだかつて見たことがない(まあ、あの国には他人が読める字を書ける人間がほとんどいないような気もするが)


 ところが。


 今回、応募者30人中、ワードで作成した履歴書を送ってきたのは、たったの8人だったのである。


 一つには、東洋と西洋の文化の違いに起因するのかもしれない。かなり古くからタイプライターが普及していた欧米の表音文字文化に対し、2種類の表音文字と漢字という表意文字を組み合わせたわが国独自の表記法は、ワープロの変換機能が開発されるまでは手書きするしかなかった。更に言えば、わが国では書そのものが芸術であり、文字一つ一つに魂が込められていて、・・・などと理屈っぽいことをいちいち考えて書いている人は、いないだろうなぁ。


 履歴書のフォーマットなんて無料でいくらでもダウンロードできる時代に、手書きの履歴書を作成する理由はなんだろうか。


 まず、応募する側から考えてみる。


1. PC・プリンターがないから

 これはまあ、ある意味仕方がないといえる。いまどき、PC・プリンターがまったく使えない環境というのは考えにくいが、自前で持っておらず、大学やネットカフェに行ったり、人から借りたりするのが煩わしい人にとっては、手書きにする方が手っ取り早い。

 ただ、めんどくさがるのは構わないが、PC を扱う能力がないと思われるリスクはあると思う。


2. 自分の字に自信があるから

 8割がた勘違い。


3. ありのままの自分を見て欲しいから

 婚活じゃあるまいし。


4. あとでがっかりさせたくないから

 今がっかりさせてどうする。


5. 募集する側が手書きを好むであろうと予測するから

 真面目な話、手書きの履歴書が圧倒的に多いのは、おそらくはこの理由によるものと思われる。


 でも、ですね。言わせていただければ、もう、正直、読みづらい。この一言に尽きる。そりゃ、日ペンの美子ちゃんレベルなら、読んでて気持ちいいかもしれないが、評価としては減点されないだけの話。タイプされた履歴書より高得点をあげることはない。下手だから読まないということもないが、決してプラスには働かない。手間暇かけて手書きにする理由はどこにもない。



 募集する側は本当に手書きの履歴書を読みたいのだろうか。


 募集する側の理由も考えてみた。


1. 字の美しさも採用基準のひとつだから

 足切り基準に使えるなら、採用担当者にとってこれほど楽なことはないだろう。でも、だからといって字のきれいな人しか採用されない訳でもあるまい。私の周りにも、字は幼稚園児並みだが人柄もよく仕事のできる一流企業の社員もいれば、字に気を遣う暇があったら仕事しろ (-_-# と言いたくなる後輩もいる。

 大体、もしそんなことしていいなら、今回うちに手書きの履歴書を送ってきた人、ほぼ全員アウトである。


2. 字の書き方を見れば人となりがわかるから

 無理。そんなもんでわかるなら苦労しない。

「字は下手だけど一生懸命丁寧に書いている。仕事にも情熱を持って頑張るに違いない」

なんてことがあるのかもしれないが、採用側の理由が本当にこれだと皆が信じているなら、あんな殴り書きの履歴書を何通も読まされることにはならないと思う。


3. コクヨとの談合





 やっぱりよくわからない。メリットがどれもいまひとつしっくり来ない以上、やはり読みやすさ重視で、ワードが常識になってくれることを切に祈る。少なくとも、これを読んでうちに応募して下さる方、手書きの履歴書は一銭の得にもなりません。



 あ、もう一つ理由を思いついた。


4. 応募者の本気度を試す


 いっそ、「Publication List も含め、全て手書きにすること」と募集要項に記載してみるか <鬼
 
  1. 2011/08/25(木) 11:07:59|
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そろそろポスドク募集広告を出すことにした

 
 着任してすぐ、テクニカルスタッフの募集をかけたときは、なんと1週間で30人の応募があり、結構あたふたした覚えがある。なので、今回はポスドクの募集広告を出す前に、脳内シミュレーションをやっておこうと思う。


 まず、ポスドクのタイプを、どこかで見たような6つのパラメーターで表すことにする。

「理解力」 ある程度の基礎知識、及び新たな情報を吸収する能力。

「スピード」 実験遂行速度、及び仕事をまとめる手際の良さ。早ければいいってもんではない。

「精密動作性」 実験系研究者には必須。日本人の売りの一つ。

「舎弟距離」 ボスを含むラボのメンバーとのコミュニケーション能力。誰一人これを持ち合わせておらず、年中お通夜のようだったラボを知っている。

「持続力」 忍耐力ともいう。ポスドクGの辞書には無い言葉。

「成長性」 学生・大学院生には重要な要素だが、実際には現時点で能力を発揮できない場合の言い訳によく使われる。座右の銘が「大器晩成」などとほざく輩はこの点数が高い。募集するのはポスドクなので、既に成長している人に来てほしい気もする。



 アメリカにいたとき周りに多くいたのは、こういうタイプ。スタンドで言えば音石明のレッドホットチリペッパーか? 

postdoc spec 1


 仕事が早く、よくしゃべるが、緻密さに欠け、忍耐力がない。一言でいえば、雑。



 昔、「研究能力さえあれば人間性は問わない」と主張していた知り合いもいたが、やはり

postdoc spec 3


このような、ザ・ワールドタイプは、ちょっとどうかと思う。 



 余裕があれば、

postdoc spec 2


こういうポスドクGみたいな人もネタ的には欲しいが、ラボ立ち上げ段階ではギャンブルし過ぎなので、やっぱり理想は


postdoc spec 4


こんな即戦力かな。スタンドなら、重ちーのハーヴェストあたりか? 




 ちなみにPIの場合、上述の要素のうち、「精密動作性」と「成長性」の代わりに「統率力」や「創造力」を重要視しなければならない。が、応募者から「お前に言われたくない」という苦情が来ても困るので、自分のスペックは秘密。





postdoc spec 5


 万が一こういうスタープラチナ+ヘブンズドアーみたいのが来たらどうするか。・・・PIとして身の危険を感じるので、丁重にお断り申し上げます m(_ _)m
 
  1. 2011/08/17(水) 17:43:13|
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楽しい電車通勤

 
 お盆が近いせいか、ありがたいことに最近朝の通勤電車が空いている。座れることも多い。

 乗客の多くは、携帯をいじっているか寝ているかのどちらかなので、車内は静かなもんである。私は本を読んでいることが多いが、今朝はちょっと勝手が違った。


 隣に座った若い女性2人組。結構な音量でおしゃべりしているので、聞くとはなしに聞いていると、


A:最近、妙に忙しくない?

B:なんか、やんなきゃなんないこと多いよね~

A:あたし、昨日も丸々12時間寝てないんだよね~

B:えー、ほんとー?


 ・・・いや、それ普通だから。


A:忙しいんだけど、そういうときゲームやっちゃうんだ、あたし。

B:えー、どんなゲーム?

A:あたしテトリス大好きで、前の職場で「テトリス嬢」って呼ばれてた。

B:なにそれ~。


 「エビオス嬢」と空耳して、もう本になんか集中できない。


B:◯◯さんって知ってる?

A:うん、知ってる知ってる。

B:あの人、悪い人じゃないんだけど、あたしどうしてもダメなんだよね~

A:あー、合わない人っているよね~、電池のプラスとマイナス、みたいな。

B:そうそう、そんな感じ。


 電池? プラスとマイナス? もうどこからツッコんでいいのか・・・


B:△△さんは合うんだけどなー。

A:電池のプラスとプラス、みたいな?


 笑いを咳払いで誤魔化すのに一苦労。
 
  1. 2011/08/12(金) 12:34:18|
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